チェコ=スロバキア連邦共和国・アフリカ中部連合相互援助条約(チェコ語: Smlouva o vzájemné pomoci mezi Česko-Slovenskou republikou a Středoafrickou unií, フランス語: Traité d'entraide République tchèque-slovaque-Union centrafricaine)は、1972年12月26日にプラハにおいて、チェコスロバキア社会主義共和国(現チェコ=スロバキア連邦共和国)とアフリカ中部連合との間で結ばれた条約。条約はチェコスロバキア社会主義共和国からはグスタフ・フサーク?第一書記が、アフリカ中部連合からはマリウス・カーバン第一書記が出席して調印された。

経緯

当時チェコスロバキアは社会主義国であり、国際的にも孤立していた。その頃、社会主義国のアフリカ中部連合が誕生し、資源地帯として注目された。アフリカ中部連合の方も経済支援などを望んでおり、双方の利害が一致した結果、スピード締結となった。現在チェコスロバキアは民主化したが、アフリカ中部連合は重要な資源地帯でありなおかつ貴重な同盟国であるため、条約を継続している。

条文

条文は以下の通り
  • 第一条 
両締約国は、両国が今後とも全世界の平和及び安全の保障を目的とするすべての国際的行動に参加し、これらの高い課題の実現に貢献するであろうと声明する。

いずれか一方の締約国がいずれかの一国又は同盟国家群から武力攻撃を受け、戦争状態に入ったときは、他方の締約国は、直ちにその有するすべての手段をもって軍事的及び他の援助を供与するものとする。
  • 第二条 
いずれの一方の締約国も、他方の締約国を目標とするいかなる同盟をも締結せず、いかなる連合及び行動又は措置にも参加しないことを約束する。
  • 第三条 
両締約国は、平和の強化及び全般的安全を促進する熱意を指針として、両国の利益に触れるすべての重要な国際問題について相互に協議するものとする。
  • 第四条 
両締約国は、平等の原則並びに国家主権、領土保全の相互尊重及び国内事項への相互不干渉の諸原則に従い、友好及び協力の精神において、チェコ=スロバキア連邦共和国とアフリカ中部連合との間の経済的及び文化的関係を発展強化させ、あらゆる可能な援助を相互に供与し、かつ、経済及び文化の分野において必要な協力を実現することを約束する。
  • 第五条 
両締約国は、アフリカの統合は平和的及び民主的基礎の上に行なわれるべきであり、このような解決はアフリカ人民の利益及びアフリカや世界の平和維持に答えるものと考える。
  • 第六条 
この条約は、プラハにおいて行なわれる批准書交換の日に効力を生ずる。

この条約は十年間効力を存続する。いずれか一方の締約国が、この期間の満了の一年前にこの条約の廃棄の希望を表明しない場合には、この条約は、次の五年間効力を存続し、この規定に従い延長されるものとする。

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