架空国家を作ろう 第2.6世界線 - Mamulk1439.1

Mamluk1439.1

全長92.6m
全幅98.8m
全高22.2m
空虚重量450t
燃料搭載量250t
ペイロード98t
最大離陸重量825t
最大速度M0.9
航続距離18000km/M0.85
最大高度21000m
武装SSGT-155-K ATGS-K 1基
SSGT-40 8基
ISDS-1K 4基
3S59L 2基
レーダーIRD-14
LIDAR-1
C4IVDLS
IFCD
乗員2名(操縦要員)
15名(火器管制)
3名(オペレーター)

概要

Mamluk1939.1 Aliceはハウラー条約機構の有志国家で共同開発されることとなった空中戦艦計画第一段として開発された巨大ガンシップである。その巨大な機体には155mm垂直砲をはじめとする様々な武装が搭載されており陸上の敵部隊に相当の火力を投射可能である。また、センサーも、極めて強力でありデータリンクを介して他の機体の支援を行うことも可能である。本機は各種兵装の実験や機体への影響を確認するためのプロトタイプ機としての側面を持つほか、各種兵装を開発するためのテーゼとしての存在理由をもつ。

武装

SSGT-155-K ATGS-K
口径155mm
砲身長10850mm(70口径長)
重量42t
仰俯角90°±0°
旋回角前方0°固定
薬室圧力300MPa
初速600m/s
砲弾重量100kg
炸薬HNIW40kg(誘導弾)
射程70km(誘導弾)
CEP5m(誘導弾)
砲弾誘導司令誘導+SARH
必要電力0.75MW
弾薬搭載数600発
連射速度30発/分
連射数30発
冷却時間72秒
SSGT-155 ATGS-K(SSGT-155 Advanced Tactical Gun System-K、SSGT-155-K 先進戦術砲システム)はオスマン連邦の開発した垂直発射砲、かなり長砲身となっている。重量は42tとなっており固定砲ゆえの単純化による軽量化と航空機で砲を使用するための二重駐退機構による重量増加の相殺の結果である。常用の砲弾は120kgの重量増加弾を採用しタイプは誘導弾を採用している。砲弾の炸薬にはHNIWを40kg充填しておりTNT換算で76kg相当に及ぶ。また、特別な作戦用にPRHシーカーを搭載した誘導弾が存在し対レーダー戦闘を行うことも可能とした。射程は誘導弾で70kmとなっている。精度友軍機または自機の司令誘導やミリ波誘導により誘導弾で5mのCEPとなっている。また、PRHシーカータイプのCEPは8mとなっている。砲弾は装薬込みで200kgであり装薬は80kgとなっている。また、搭載弾数は1基あたり250発となっている。連射速度は30発/分であるが30発の連射の後には冷却が必要である。冷却は水冷式でありその所要時間は72秒となっている。冷却水は機内で循環するようになっている。また、システム全体の所用電力は0.75MWとなっている。垂直砲の利点は機体搭載の場合、砲撃時の負荷を固定化することが可能であることから機体設計に余裕を持たせやすくすることが可能である点がある他、固定化による装填機構の単純化や二重駐退機構の実用化なども存在する。SSGT-155-K ATGS-Kは射撃時に1659kNもの負荷が0.02秒の間にかかる、これは165tのバラストを一斉投下した場合の反動と等しい、これは一般的な駐退機では航空機の場合耐えられないとした。そのために一般的な駐退幅の2倍の60cmの駐退幅の一段目と3倍の90cmの駐退幅をもつ2段目となっておりコンパクトにまとめられている。これらにより時間軸的な負荷の分散を行うことにより航空機による運用を可能とした。
SSGT-40
全長1024mm
銃身長480mm
口径40mm
擲弾全長55mm
重量25kg
発射速度300発/分
射程2500m(地上)
12000m(高度20000m)
初速250m/s
砲弾重量250g
炸薬HNIW50g
砲弾装薬合計重量400g
オスマン連邦で開発された自動擲弾銃、25のスペックが多いことからニコちゃんの愛称をもつ。航空機用は三脚の代わりに機体に据え付けられた台座に設置される。初速が比較的早いことや反動が比較的小さいことから航空機搭載も積極的に行われている。航空機から使用する場合、高度20000mから文字通りばらまく運用が想定されている。これは精度よりも数で押し切ることを前提として搭載されることが多いためである。しかし、もちろん低空飛行であれば精度は向上するが同時に反撃のリスクも高まってしまう。ヘリに搭載される場合は陸上と同じように比較的精度を高めることが可能である。地上運用では車載がメインであるが三脚を用いて分隊重支援火器として用いることもある。弾薬は50連ベルト式である。また、HEAT弾も存在し対戦車攻撃を行うことも可能である。もちろんトップアタックである。
ISDS-1K
ISDS-1K(個艦防御システム1K型、Individual Ship Defense System-1K)はオスマン連邦の開発したCIWSの軽量航空機搭載版である。これは大口径機関砲による自衛火器とされておりそのレートはオスマンには珍しく高いものとなっている。また、地上攻撃にも対応しておりかなりえげつないものとなっている。1発が400g、弾薬全備重量は1発あたり800gとなっている。初速は1100m/sとなっており比較的早い。また、発射レートは対空の場合、4200/分のレートで、対地攻撃の場合は1200発/分のレートが推奨されているが600刻みで段階可変式となっている。給弾はベルト式である。弾種はAPSD、HE、HEの混成弾薬となっている。対空ミサイル対策としても有効とされており特に携帯対空ミサイルなどよ遅いミサイルに追尾されている場合などには大きな効果を発揮することができる。これらは極超音速域戦闘を前提とした後期型インディウィアシステムのフィードバックが行われたためである。
砲弾30mm×170mm
砲身6連装
形式ガトリング砲
連装数1
仰角110°〜0°(本体基準角)
旋回角360°全周
発射レート4200から600/分
最大射程12km
レーダー機載レーダーに依存
弾重量400g
弾薬全備重量800g
初速1100m/s
3S59L
3S59Lは3S59VLSのランチャータイプ、それも航空機用である。3S59Lは発射機、弾薬庫、装填システムから構成されており火器管制は機体側で行うこととなっている。搭載されるミサイルは対空ミサイルや対戦車ミサイルなど様々である。指向性ランチャーであるこの3S59LはVLSに比べてミサイルの小型化が容易であり搭載数向上に寄与している。ミサイルの寸法は規格化された新開発のものが採用されている。弾薬庫には40発を搭載可能である。これによりかなりの打撃力を誇る。ミサイルは撃ちっぱなし能力を持つ。
搭載ミサイル
名称種別搭載数
3S59L-A対空5〜15
3S59L-B対地25〜35
    • 3S59L-A
種別対空ミサイル
全長250cm
直径18cm
重量100kg
ロケットデュアルスラストロケット
射程15km
速度M4
最大高度機体高度+4000mor15000m
誘導PRH
IIR
弾頭重量20kg
弾頭破片効果
HE
3S59L-Aは3S59Lのために開発された自衛用短距離対空ミサイルである。3S59L-Aは対対空ミサイル、対航空機、対ヘリに使用されるが射程の都合上対航空機の運用は限定的であるとされている。3S59L-Aは携帯対空ミサイルなどを迎撃したりヘリコプター狩りを行うことが可能である。最大高度は発射機に依存しており低空飛行の場合は15000mまで上昇可能である。のちに艦載CIWSとして流用される予定である。撃ちっぱなし能力を持つ。
    • 3S59L-B
種別対地ミサイル
全長250cm
直径18cm
重量100kg
ロケット単段式固体ロケット
射程0.3km〜30km
速度M1.5(初速)
M0.9(終末)
誘導IIR
ARH
弾頭重量30kg
弾頭タンデムHEAT
HNIW榴弾
サーモバリック
3S59L-Bは3S59Lのために開発された対地ミサイルである。対戦車、対車両、対砲兵攻撃が主な対象である。基本的にトップアタックによる撃破がメインである。また、発射直後に急加速した後滑空する方式をとっているために初速と終末速度の差が大きくなっている。ただし、完全に推力は失わないため、トラブルにもある程度は対応できるようになっている。タンデムHEAT弾頭は戦車の装甲にも有効でありトップアタックにより装甲の薄い上部から突入することにより撃破する。撃ちっぱなし能力を持つ。

レーダー

IRD-14
周波数帯Xバンド
形式AESA
アレイ素子GaN素子 6000個
探知距離450km
探知範囲360度
同時追跡数1000+
インドによって開発されたこの強力な対地レーダーは地上のあらゆる目標や低空を飛翔する巡航ミサイル、ステルス化された目標なども探知することが可能になった。
このレーダーは機体側方に2つと前方後方に1つづつ備えられており、360度を見渡すことができる。
また合成開口/逆合成開口/地上静止目標追尾/地上移動目標追尾等の多数の機能が備えられてる。
LIDAR-1
インド国内で初めて開発された実用的なLIDAR。
フォトニクス技術により作成されており、レーダーよりも遥かに短い波長の光を用いて探査するために、非常に細かい対象の情報を得る事が出来、レーダーの補助として用いることが出来る。
探知距離は450kmでレーダーと同じく360度を見渡すことが可能。オスマンのものよりも高性能だったので採用された。

C4I

VDLS
VDLS(Various Data Link System、多種データリンクシステム)はオスマン連邦を中心に多国間で開発されたデータリンクデバイスである。極めて高い通信能力はC4Iの本懐ともいえるリアルタイムデータリンクに大きく寄与する。
    • OMODL
    • AFODL
    • ONTDL
    • インド戦術データリンク
    • HiSADL
    • 戦域防空データリンク
    • CEC
に接続することが可能である。
IFCD
IFCD(Integrated Firearm Control Device、統合火器統制装置)はハウラー条約機構の有志国家によって開発された火器管制装置である。これはセンサーやデータリンクから得られた情報により各種兵装の照準や攻撃、誘導などを包括的に行うための装置であり空中戦艦の核となるシステムである。IFCDの最大の特徴は可能性を主要要素とした見切り攻撃であり誘導攻撃を更に合理化することに成功した。

機体構成

機体はオーソドックスな形を採用しているが極めて巨大である。ただし、下方にも武装があるために主脚などはかなり長いものが採用されている。
武装位置
箇所武装名称
上方前方部ISDS-1K1
上方重心付近SSGT-155-K1
上方後方部ISDS-1K1
下方前部3S59L1
下方後部3S59L1
下方最後方部ISDS-1K1
左部側面SSGT-404
右部側面SSGT-404
機体最後尾ISDS-1K1
主要武装であるSSGT-155-K ATGS-Kは反動の影響をなるべく抑えるために重心付近に固定されている。SSGT-40は側面に割り振られておりその数は対称となっている。また、ISDS-1Kは後方に集中しているがこれは唯一の直射型砲であるからであり射線が考慮されており上方前方部にも搭載されている。3S59Lは下方に集中しているがこれは用途の他、整備性を向上させるためである。
搭載弾薬
一覧
弾薬名称種別用途単位重量搭載総数単位搭載数総重量
ISDS-1弾機銃弾汎用800g37500発6250発(上方)
12500発(下方)
30t
3S59L-Aミサイル対空100kg10発5発1t
3S59L-Bミサイル対地100kg70発35発7t
155mm弾砲弾対地200kg250発250発50t
40mm擲弾擲弾対地400g25000発3125発10t

運用

Mamluk1439.1は対地攻撃に特化しており対地攻撃作戦に動員される。搭乗員区画は前方に集中しておりそこだけ与圧されている。全ての武装は遠隔式であり完全自動化している。故障が発生した場合はその武装は基地に帰還するまで使用不能となる。薬莢は随時投棄されている。与圧区画と重要な箇所は装甲化されており多少の被弾は耐えられるようになっている。

開発国