架空国家を作ろう 第2.6世界線 - LT-35
LT-35
基本情報
種類軽戦車
運用者多数の武装勢力
開発国マシュリク共和国
開発年2019年
製造テルアビブ・グループ?
性能
車体長5.1m
全幅2.4m
全高2.1m
重量20t
エンジンUTD-20S1 水冷V6(300hp)
変速装置前進5速後進1速
操向装置水圧式パワーステアリング
懸架方式ホルストマン式
速度50km/h
航続距離300km
武装1x105mm58口径低反動ライフル砲
1xPKMT/KPVT(同軸)
1xMG/無反動砲/ATM等(砲塔上)
6x81mm煙幕弾発射機(砲塔側面)
装甲
車体正面/側面/背面/上面/下面
砲塔正面/側面/背面/上面
40/40/40/30/6
40/40/40/30
乗員3名(車長・砲手・操縦士)

開発

発展途上国や非正規武装勢力向けの軽戦車として開発された.武装勢力でも維持出来る様ローテクが用いられている.想定運用地域には高地が含まれた為オプションで強力なターボチャージャーを有する.戦車砲では無く発展途上国や武装勢力の間で普及している重機関銃の撃ち下ろしや無反動砲を主な脅威と想定し,軽量化の為徹底した小型化と言うアプローチが取られた.

概要

重量とサイズを抑え(20ft flat rackで輸送可能)貧弱なインフラでの運用が可能で有る.又,水深1m程度までの渡渉能力を有する.フロートを装着すればそれ以上の水深に対応可能.
照準器/C4I以外に高度な軍用電子機器を使わない事で整備を容易としている.主要電装品(エアコン,ライト類からオーディオまで)は可能な限り民生品を流用した.無線機やカーナビはカスタマーが好みの物を用意する.
前部にエンジンを有し後部に砲塔と燃料タンク,乗降扉を有する.これにより乗降を容易とし重量バランスを取ると共に全長を短縮した.
高地での作戦の為エアコンに加え補助ヒーターを有し(熱帯運用の場合取り外す),スポールライナーは断熱材を兼ねる.(副次的に赤外線放射を抑える)

機動性

エンジンは水冷V6で有り出力は300hpと高く無いがツインターボ形式で有り高地に於ける出力を確保している.尚,低地で運用する場合は取り外す.自動消火システムも持つ.排気に燃料を噴射し煙幕を生成する事も可能.エンジンは車体前部にあるが上面ハッチが30mm有る為容易にアクセス出来ない問題が指摘されている.燃料タンクは車体後部左右だが必要なら車体後面左右にドラム缶を取り付け可能.(車内からの投棄が可能)操縦はハンドルで行われ,水圧によるアシストが有る.足回りはサスペンション以外はBMP-2の物が流用されており部品の互換性が有る.サスペンションはホルストマン式で有り整備を容易とした.本車は本来水陸両用では無いが専用のフロートが存在する.これは車体の前後左右に5分割でボルト留めされる物で,内部は複数の区画に区切られており,空間装甲としての役割も果たす.水上航行時は履帯の回転により推進力を得るが船外機を取り付ける事も可能.水上からも発砲可能で有り,限定的ながら河川砲艇としても運用可能.

武装

主兵装は105mm低反動砲で有り大型のマズルブレーキを有する.APFSDS弾使用時の貫通力はRHA500mm(2000m)で有り,側面を取ればMBT等の重装甲車両への対処も可能で有る.照準器は拡大,暗視機能とレーザー測距計のみの簡素な物で有りスタビライザーも無いので行進間射撃能力は持たない.市街地戦を想定し仰角は最大50度に達する.尚,必要なら間接照準器を搭載可能.(若しくはipad充電用ソケット)これにより大仰角と併せ自走榴弾砲としての運用が可能で有る.
砲塔は全高が抑えられており低姿勢化を実現したが内部は狭く自動装填装置も無い上装填手が乗らない為車長に極度の負担を強いる問題が指摘されている.同軸として7.62mmPKMTを有する.砲塔旋回,俯仰は電動だが人力でエンジンを切った状態でも行える.これにより待ち伏せに適する.主砲即応弾はバスルに搭載され残りは車体後部の装甲弾薬箱に納められる.尚,自動装填装置は無いが車内スペースの観点から装填手は乗せないとされる.砲塔側面(砲塔を持たない派生型は車体前部)に81mm発煙弾発射機を有するがレーザーセンサー等は無い為手動発射となる.

防御

防御力は全周14.5mmに抗堪する他,増加装甲の取り付けが可能で有る. 底面は6mmRHAで有り対戦車地雷やIEDには耐えられないが必要ならベリーアーマー装備可能.車体後部左右の燃料タンクは自動防漏式であり空間装甲として機能する.CBRN防護能力は持たない.HEAT対策で車体全体をドーム上に覆うケージ装甲を装備出来るがメンテナンスや脱出が困難になるデメリットも有る.

実戦使用

実地テストと称し武装勢力に多数が供与された結果次の問題が明らかとなった.
•(本車に限った話では無いが)HEATに対し脆弱
•底面が極めて薄く対戦車地雷やIEDに耐えられない
•車内が窮屈かつ自動装填装置も無い上装填手が乗ると更に狭くなり装填作業が困難
•車長による装填中は周辺警戒が不可能.

派生型

偵察/観測型

光学センサマスト搭載

MLRS型

砲塔の代わりにPULSロケットランチャー(2コンテナ)を搭載した.中隊長車はコンテナの内1つをUAV4連装コンテナとする運用が想定されている.

対歩兵型

PULSロケットランチャー(1コンテナ)の左右に20mm機関砲,40mmGLを持つ無人砲塔を持つ.ロケット弾は主に無誘導直接照準用で有り遠距離射撃は考慮しない.

汎用プラットフォーム

装甲は全周10mm.砲塔を持たず車体後部は荷台となっている

105mm自走榴弾砲型

汎用プラットフォームをベースに密閉戦闘室を備える.主砲は左右32度の限定旋回で有り射撃時は駐鋤を展開する.基本的に牽引砲をそのまま載せただけで有りFCSは牽引砲の物をそのまま搭載している.

155mm自走榴弾砲型

汎用プラットフォームベース.M777 155mm砲をオープントップ式に搭載. 主砲は左右40度の限定旋回で有り射撃時は駐鋤を展開する. 基本的に牽引砲をそのまま載せただけで有り照準具は牽引砲の物をそのまま搭載している.直撃すればMBTを正面から破壊可能な為戦車駆逐車として使用可能.

APC型

砲塔を撤去し天井を嵩上げ,後部ランプを設け歩兵8人が乗車可能.自衛用にRWS等を装備可能.

対空型

砲塔をMANTIS 35mm機関砲用無人砲塔に交換し光学センサタレット,補助発電機ユニット,対空FCSを搭載した

関連項目