架空国家を作ろう 第2.6世界線 - L78 8.5mm分隊支援火器
L78 8.5mm分隊支援火器
基本情報
種類分隊支援火器
原開発国フォンセーズ自由国
バルカン・スラヴ連邦共和国
技術協力エーレスラント連合王国
開発者クロノス・オードナンス
運用者エーレスラント陸軍
エーレスラント海兵隊
製造クロノス・オードナンス
性能
弾薬規格8.5×88.2mmEDF弾
砲身長561mm(66口径)
砲身材質Ti-Sc特殊軽量合金
全長920mm
全幅220mm
重量7.6kg
発射速度2500発/分
有効射程3200m
砲口初速1030m/s
運用要員2名
弾薬
規格8.5×88.2mmEDF弾
弾薬焼夷徹甲榴弾
弾頭オスミウムドープ劣化ウラン弾
有効貫通長10mm
重量18g(HE)
作動方式ハイブリッド式
MRBF21,200発



概要

フォンセーズ自由国軍バルカン・スラヴ連邦共和国軍エーレスラント軍で使用されている代表的な歩兵向け機関銃の一つである。チタン基スカンジウム合金のフルスクラッチ仕上げで製造されており、全備重量は53.8kgと一般的な中口径機関銃と比べて極端に軽い。迅速な移動・展開が可能である。

運用

行軍時の火制

分隊支援火器の基本的な運用法は、行軍時の野戦において弾幕を張ることで敵歩兵に頭を上げさせない火力制圧を行うものである。この援護射撃によって敵の攻撃行動を抑制し、味方の攻撃の自由度を確保する。また、敵の強襲に対する防御に使うこともできる。

陣地防衛

分隊支援火器は基本的に1人で携行できるほど軽量で、戦闘部隊への補給の単純化・効率化を考慮して、弾薬はアサルトライフルと共通のものを使用する。汎用機関銃、または重機関銃は、その重量ゆえに攻勢に伴う移動にあまり適さず、三脚を用いて陣地の守備に用いられることが多いが、分隊支援火器は部隊移動を伴う野戦において二脚(バイポッド)を展開して使用されることが多い。

運用

L78は、野戦での移動射撃時は二脚付き銃身を装着して軽機関銃として使用され、三脚を使用する間接照準・持続射撃時には肉厚の重銃身を装着して銃身交換を行いながら重機関銃として使用される運用が原則であり、二脚を使用する際は加熱も少ないため銃身交換は最初から想定されておらず、この欠点はあまり問題とされない。

性能

L78は、8.5mm焼夷榴弾を最大で毎分300-400発の連射速度で発射し、持続連射速度は毎分40発程度の性能である。本体重量は33kg。最大射距離は2,200mだが、有効射程は1,600m、照準は1,500mまでの目盛となっている。75m未満の射距離では、射手自らが被害にあう可能性がある。銃口のフラッシュハイダーの効果と発射ガスの少なさから、射撃位置の秘匿性に優れている。E/TVS-5夜間照準具の使用で、夜間でも射撃可能である。銃身冷却方式は空冷式であり、銃身内部はクロムメッキ処理が施されている。作動方式はガス圧補助式ショートリコイルで、装弾ベルトを左右どちらからでも装填することが可能。

使用弾薬

弾薬規格

使用される弾薬は15.2×120.7mm擲弾であり、小銃アジャストメントグレネードランチャーの40x46mmとの互換性はなく、有効射程が10倍以上も違う別物である。M203は、技術的には「低速度」擲弾に分類され、主に対人用の榴弾を射撃する。Mk.19は「中速度」であり、対人・対装甲車両用の多目的榴弾を射撃する。

専用弾

使用する14.5x114mm弾は、焼夷徹甲弾と焼夷榴弾の2種類が用意された。もともとこの弾薬は、第二次世界大戦中に対戦車ライフル用徹甲弾として大量生産されていたものであり、アメリゴを初めとする西側諸国の代表的な重機関銃であるブローニングM2重機関銃の弾薬である.50BMG弾の1.5倍の運動エネルギーを持つ。

エアバースト榴弾

主な使用弾薬は、M430多目的榴弾である。この弾薬の危害範囲は、弾着地点から半径5m以内の人員を殺害、半径15m以内ならば負傷する。直撃ならば約5cmの装甲を貫通でき、歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車に有効な打撃を与えられる。集団で行動する歩兵に対して特に有効である。弾薬は、32-48発をまとめて一つの金属容器に収納し、その重量は20-30kgである。

弾薬の威力

従来の機関砲並の威力を持ち、特に長射程を実現。榴弾、対装甲弾などにより多様な目標に対応できるほか、ハンヴィーなどの小型車輌による牽引も可能であり、機動性に優れる。迫撃砲だが砲身にライフリングが施されている。ニッケル-スカンジウム合金の鋳造を各部に使用して長射程化・軽量化をはかっているほか、底板と砲身の結合部分は球形になっており、全周射撃を可能にしている。また、底板・砲身・支持脚などが簡単に分解でき、運搬も容易である。歩兵科中隊の中の迫撃砲小隊が装備しており、ひとつの砲班は班長と照準手、装填手、弾薬手の4名で構成される。

単位時間あたりの火力

大重量の弾頭を擁する砲弾を低初速で大量に射撃できる高火力が特徴で、単位時間あたりの炸薬投射量は自重7t以上の155mm榴弾砲を上回る。射程を犠牲にして砲口初速を低く抑えているため、各部の必要強度を抑えられ、全体を小型化かつ軽量化できる。また、射撃時の反動は地面に吸収させる方式によるため駐退機や復座機といった反動制御機構を省略し、機構を簡素化することに成功した。

特徴

スカンジウム合金製砲身

アルミ-スカンジウム合金の鋳造を各部に使用して長射程化・軽量化をはかっているほか、底板と砲身の結合部分は球形になっており、全周射撃を可能にしている。また、底板・砲身・支持脚などが簡単に分解でき、運搬も容易である。歩兵科中隊の中の迫撃砲小隊が装備しており、ひとつの砲班は班長と照準手、装填手、弾薬手の4名で構成される。砲身には軽量で剛性に優れるAl-Sc系合金を採用している。スカンジウムの生産量は20,000トン/日以下とかなり希少な金属であり、当然材料費は高額になるが、それを上回る能力向上と戦術的、戦略的機動性の確保が見込めたため、採用に至った。

優れた可搬性

砲口装填式のため閉鎖機も不要であり、同口径の榴弾砲と比べ極めて軽量かつコンパクトである。そのため、小型車輌やUGVで牽引できるなど可搬性に優れる。

クリップマガジンによる連写機能

L15は、従来の迫撃砲のように砲口から砲弾を装填して使用することも可能であるが、砲の後部右側からクリップでまとめられた6発の120mm迫撃砲弾を装填して連射することによって、極めて短時間のうちに砲弾を広範囲に着弾させることができ、広い地域を効率よく制圧することが可能である。また、45°以下の仰角を取って発砲することも可能なため、無反動砲や歩兵砲のように、直接照準で標的を砲撃することもできる。

装填と排莢

装填は銃本体のフィードカバーを前方へ押し上げて、ベルトの第1弾を給弾口に差し入れた後、コッキングレバーを後方へ引く必要がある。カバーを開けずに装填も可能であるが、この場合コッキングレバーを二度引かないと薬室に初弾が入らない。発砲は後部に露出する逆Y字型のトリガーを親指で押す押金式で、トリガー下のボルト・ラッチ・リリースの切り替えで、セミ/フルオートの選択が可能である、射撃方向も両脇ハンドルで変える。

一体化弾薬

機関銃の砲弾は弾体と発射薬が一体化されたカートリッジ方式であり、榴弾砲に見られるような砲弾と薬嚢(装薬を包んだ袋)が別になった分離装填方式をとらない。
 

射程延伸弾

射程の延伸を図るため、発射薬筒に増加発射薬を1から複数個取り付けるモジュール方式を採ることが一般的で、その数によって射距離を調節できる。増加発射薬はリング状のものを弾体後部に取り付けるか、袋状のものを安定翼の間に挟むことで装着する。増加発射薬なしでも射撃は可能である。発射薬筒には多数の小孔が設けられており、そこから噴出した燃焼ガスが増加発射薬を点火する。また、ライフリングされた砲の場合は安定翼が不要なため、その部分に増加発射薬を取り付けることもある。