概要
INDIVIAシステム(インディウィアシステム、INtegrated DIrection VIrtual Attack system、統合方面代理攻撃システム)はオスマン連邦にて開発された新型艦載武器システムである。オスマン連邦ではINDIVIAシステムはコストパフォーマンスに優れた強力な遠洋を形成する為の中核と位置づけられている。ちなみにINDIVIAは古代ローマ神話の嫉妬の女神。
構成
INDIVIAシステムはONDLT-7/8から構成される集中火器管制システムとそのデータリンク、ONDLT-7に付随する高性能コンピュータで構成されており隣接的に3S59VとOSGA-7、OSEA-4が事実上の付随装備としてINDIVIAシステムの構成とみなされることが多い。これらとソナーなどを合わせてINDIVIA package ver2.00などと呼ばれることがある。特に資料などではこちらの名前で呼ばれることが多い。
ONDLT-7は通信機器、情報処理装置、戦闘指示装置で構成されONDLT-8はONDLT-7の指示を実現するのに最適な通信アルゴリズムを持つ通信機器で構成されている。3S59Vは基本的にあらゆる兵装のランチャーとなっており残弾管理などを容易にした。5S59体系は新型ミサイルの追加搭載を容易にする形状とソフトウェアとなっており今後の発展も期待できる。OSGA-7は近年新たに開発されたレーザー兵器である。OSGA-7は以下の装置で構成される。レーザー照射系、サブミリ波照準系。さらにOSGA-7は艦のレーダー情報を受け取ることにより更に精度を増す。晴天天候下であれば射程は30km、雨天でも6kmとなっている。OSGA-7は炭酸ガスレーザーでありその出力は200kWとされている。その電力は艦艇から供給される。基本的にOSGA-7は晴天時であれば速度(マッハ)×弾頭重量(t)が4.5を超えない範囲であればほぼ確実に目標撃墜可能であるが1機が同時に迎撃可能なのは1発まで、雨天であれば係数0.9までしか迎撃できない。OSEA-4は電子戦複合体であり妨害系、ECCM装置、IFF装置、新型脅威波探知装置、デコイランチャーで構成される。妨害装置は最大2.4MW×8の同時ジャミング能力を誇りその対応周波数は0.18MHzから32GHzまでとなっている。その有効射程は180kmとされている。新型脅威波探知装置はAIを用いた新たなアプローチである。これはKaバンドからLバンドまでの周波数を全体的に監視し脅威波をAIによって検出可能である。自己学習効果とその共有能力により断続的に周波数が変化するレーダー波も探知可能となった。ここで探知されたレーダーパターンは戦闘機の脅威波探知装置にもインストールされることとなる。
戦闘能力
INDIVIAシステムの戦闘能力の元はONDLT-7/8データリンクに基づく火器集中管制にある。ONDLT-7搭載艦は自らのセンサーとONDLT-8搭載艦艇から送られてきたデータを処理し全艦艇の戦闘を統制する。これは目標の割り振りなどを高速化させるとともに艦隊防空能力の単純な強化、時間差などを合理的に選択することによって飽和攻撃能力及び対飽和攻撃防御能力さえも持つことに成功した。これは対艦攻撃や対地攻撃に大きな効果を発揮するだろう。
バージョン
INDIVIAシステムは以下のバージョンが存在する
INDIVIA ver1.00
プロトタイプモデルでありVLSに3S57を使用したモデル
INDIVIA ver2.00
基本モデルであり3S59などの付属装備が全て揃ったモデルである。また、ハイローで言うハイ相当、ONDLT-7搭載型
INDIVIA ver2.50
基本モデルである。ハイローでいうローに相当しその特徴からシステム艦とはみなされない。ONDLT-8搭載型
INDIVIA ver3.00
ver2.00からTVM運用能力を付与しマスターコンピュータを強化した発展型タイプ、ONDLT-7改搭載
INDIVIA ver3.50
ver2.50から通信能力を強化してTVM運用能力を付与したタイプ、こちらは非システム艦に分類される、ONDLT-8改搭載
INDIVIA ver4.00
ver3.00のカヴァーチャシステムとの互換性を持たせたタイプ
INDIVIA ver5.00
BMD能力などが追加されたモデル、ver4.00からの発展型