架空国家を作ろう 第2.6世界線 - FORCE-1

概要

FORCE-1とは2021年に承認され、保険適用が既に開始された日本国のうつ病治療薬である。名前の由来はそれの対極にあり、うつ病の原因となりうるタンパク質であり、スターウォーズでジェダイをダークサイドにおとした悪役側の単語であるシスから着想を得たSITH-1の対義語であり、その名前の通り、FORCE-1とはSITH-1に対して効果を持つ薬剤である。

SITH-1

うつ病患者の7割以上が保持しており、脳のストレスを促進させ、うつ状態を引き起こす。うつリスクはあるとないとでは12倍の差があり、うつ病患者はその他より4倍もこれを保持していた。実際にマウスを用いた実験ではSITH-1を保持したマウスはうつ状態に陥った。これが体内に存在するかしないかで鬱か鬱でないか、あるいは鬱になりやすいかなりにくいかを判別することができるため、人口に対する自殺者が世界トップクラスに多い日本ではこの検査を実装させることで人口の問題まで改善させることが可能である。精神科医と他専門医の連携した研究により、SITH-1対策が次々と発表された。
SITH-1をウイルスと見立てた際の消毒の徹底(酵素による分解など)がその1例である。

FORCE-1

ペプシンの1部であり、さらに細分化され複雑な構造を持った消化酵素であり、他のタンパク質はもちろんだが、SITH-1に対しての効果は絶大で、通常のペプシンの250倍のペースでSITH-1が分解される。これによりうつ病の原因とされる物質が体内から排斥され、たった数回の服用でうつ病になりにくい体質へと変化させる。その上で精神科医がカウンセリングを行い、通常よりも早く治療を完了させることが可能である。他のタンパク質に対しては平均して通常の2倍程度で消化が行われる。そのため副作用もあり、逆流性食道炎を持病に持ったままこの薬剤を投与すると食道に穴が空いたり、大きな傷を付け、喉頭癌、舌癌になるリスクを高めてしまう。その場合にはうつ病も重症化するので注意が必要である。



とはいえ、うつ病を防ぐのは周りの人間関係とケアである。