新生ブラジル帝国の国産第5世代機。
ゲイルとはポルトガル語で「疾風」となり、4番目のマルチロール機に命名されることになった。
ファルカオ・ドイスの運用データをベースにしているが、要撃任務と制空権確保を念頭に入れており、カリブ海海戦でのインド空軍相手の惨敗経験を研究している。
ファルカオ・トレスと同じく、500m以下に抑えた短距離離陸能力、ステルス性を重視した外部構造(RCS値は0.005)。
アフターバーナーを使わない超音速飛行(スーパークルーズ)可能な大推力エンジンを双発にし、排気口には冷却装置を備えている。
そしてファルカオ・トレスと同じく尾翼と垂直翼を共用したV字翼の採用により重量が軽減され、大推力エンジンとの組み合わせにより小回りには難が有りながらも、高い機動性を発揮している。

基本装備はファルカオ・ドイスと同じく機首に有るBMAB272基。
機体下部ウェポンベイには対空戦闘用のセータ短距離空対空ミサイル2発とダード中距離空対空ミサイルが4発もしくは、対地誘導爆弾が4発、艦載機仕様機は、アーパオ対艦ミサイル4発の装備が可能。
また、機体が大きくなった分ダード視界外射程ミサイルの搭載が可能になった。

新生ブラジル帝国空軍機共用のXバンド空対空火器管制レーダーとなり、直径約70cmのアンテナに1,000個以上の送受信モジュールを備えており、空対空モードに加え、地上/水上移動目標捜索モードを持つ。
また、最大約90nmまで探知距離を持ち、RCSが1m2程度の戦闘機でも約150kmで探知可能であり、前方120°約140kmの範囲内の空対空目標23目標に対し、捜索開始2.5秒の段階で19目標を探知し、9.0秒で全目標を探知、その後もレーダーは全目標の同時追尾を行っている。

GPS、戦術ネットワークにも対応し、パイロット装着型の暗視装置も搭載し、視界外ミサイルの管制装置を備えた上にIPSを搭載し、パイロットの視認性を高めている。

M(マール)型と呼ばれる。
空母カタパルト運用と対艦攻撃機能を追加されている。