架空国家を作ろう 第2.6世界線 - ES-7(偵察衛星)
ES-7(偵察衛星)
基本情報
種類光学監視衛星
原開発国エーレスラント連合王国
運用者エーレスラント空軍
製造2008年4月
製造ノーマン・アエロスペース
性能
主鏡直径12.20m
全長57.33m
重量67,687kg
軌道600km低軌道
10,600km極軌道
静止軌道
性能
観測波長可視光線
分解能15mm(静止軌道)
3mm(極軌道)
冷却方式放射冷却
燃料ソーラーパネルもしくは
BEC-7 ポロニウム熱電池モジュール
寿命250日(熱電池搭載低軌道型)
1020日(ソーラーパネル型)



概要

ES-7はエーレスラント連合王国が運用する光学偵察衛星である。グレートオブザバトリー計画の一環として打ち上げられた、地上約10,600km上空の極軌道上を周回する画像偵察衛星である。長さ53.1メートル、重さ656トンの筒型で、内側に反射望遠鏡を収めており、主鏡の直径12.2メートルのいわば宇宙の天文台である。大気や天候による影響を受けないため、航空機からでは困難な高い精度での偵察・監視・観測が可能。観測のためには、機体を極低温に冷却し、太陽や地球の光なども避ける必要がある。そのため、ES-7は折畳まれた遮光板を搭載し、遮光板によってES-7の機体に到達する不要な光が遮蔽される。静止軌道においては、地球と太陽が望遠鏡の視界の中で常に同じ相対的位置を占めるため、頻繁に位置修正しなくとも遮光板を確実に機能させることができる。

技術的特徴

ES-7にとっての挑戦的課題として、反射鏡を低温に維持することを挙げることができる。宇宙誕生初期の星や星雲をとらえるためには非常にエネルギーの小さい赤外線をとらえる必要があり、反射鏡を-220℃にまで冷却しておかなければならない。

主鏡の鏡面は全体としても六角形をなしており、集光部と鏡がむき出しとなっている。このため、主鏡の鏡面は電波望遠鏡のアンテナを連想させる形状をしている。また、本体は筒型ではなく、主鏡の下にシート状の遮光板が広げられた形となっている。鏡面は赤外線をよく反射させるため金メッキが施されている。このため黄色より波長の短い可視光域は金に吸収され観測できない。