CS-Xは
クロスレ・オーラスが太陽光電池パネル含む衛星本体を、
BAグループが半導体を、
デンドロベートが通信用部品を製造し、
クロスレ・オーラスが組み立てを担当している小型通信衛星である。
衛星は板状で、重量はわずか260kg程度しかない。CS-Xはこの重量によって高度500km程度という低高度での長期間の活動を可能としている。また、低高度で活動するため高出力の送信装置を搭載する必要がない。これによって圧倒的な低コストを実現している。
エンジンはクリプトンを動力源とするイオンスラスターであり、太陽光電池パネルが生み出した電力によって動く。
活動期間は4年から5年程度で、活動終了が近付くと自動的に減速を開始し、スペースデブリを減らすため大気圏へ突入して処分される。