AD-01Fはヨウルプッキで運用されている第5世代+戦闘機である。ADはAreaDominatorのアクロニムであり、あらゆる面で優れており文字通り戦域の管理者とも言える性能を有している。
超強力なエンジン2基の搭載によってスーパークルーズの限界であるM1.6に迫る巡航速度を実現した。
この強力なエンジンに加えカナード翼を備えた本機は運動性能についても折り紙付きの性能である。
GaAsの半導体素子を4600個も用いた極めて処理能力の高いFCSと制御系を備えている。
IRST、低周波走査等の一般なアンチステルス技術の他に「高周波UHFバンドレーダ 「マルチドップラー解析」「マルチスタティック」「逆合成開口」「多重逆合成開口」「赤外線空間輻射」など、地上設置の高性能コンピューターと何十人もの人員を必要とした高度なアンチステルス技術だが、前述のGaAs素子を採用した特殊な配置のレーダーと300億飛行時間以上の経験を積んだ複合AIにより航空機自体に持たせることに成功した。
肝心の機体自体のステルス性能も非常に高く、
機体表面の垂直配列生成されたカーボンナノチューブ由来のベンタブラックがIR~UVのほぼ全てを吸収や、特殊なスカートノズルによるエンジンから排気される赤外線の対策など、極めて高い赤外線ステルス性を持つ。
エンジンやウェポンベイにも形状ステルスを施し、標準的なアンチステルス技術である赤外線とUHFに対してはかなりのステルス性が、尾翼の非球面歪曲加工は低周波レーダー対策が確保されている。
また、余った電力でイオン化ガス即ちプラズマを生成、噴射し機体の内レーダー反射が強い部分(インレット、エンジン付近等)を覆うことで更にレーダー波を吸収することが出来るプラズマステルスの機能も付いている、これは機体のステルス性能の合わせると限りなく0に近いRCSになるが、自機のレーダー波も吸収してしまうことや大量の電力を必要とするため短時間のみでの使用に留まっている。
戦闘行動及び作戦半径が一見弱点のように見えるが、その有り余るエンジンパワーの為滑走距離さえ確保すれば、フル武装かつ燃料満載で離陸できる。つまり着陸後のAARを必要としないのでその分の空中給油機を作戦空域に回せるため結果的には従来機と大差ない滞空パフォーマンスを発揮できる。
ステルス性能を下げる懸念となるカナード翼も満遍なくベンタブラックを生成しておりRCSの低下には影響しない。
tähdistöは共同交戦能力を実現させるための小規模(?)データリンクである。従来のデータリンクシステムは精度の悪さゆえに索敵及び追跡の精度を上げる程度でしかなかったが、このシステムを使えば戦線レベルで火器管制まで共有出来るようになる。
これによりネットワーク内で索敵~火器管制までを一体化でき発見と同時に各ユニットに指令を回す事が出来、局地的な作戦から大規模な戦闘まで変わらず高度に情報化された戦闘を遂行することが可能になる。
欠点として見通し線の内でしか届かない事だが、この超高精度の情報を瞬時に共有出来る圧倒的な性能と、データリンク対応兵器の大量配備でその欠点をカバーし更には最終的に全戦域での情報共有をも目標としている。
tähdistöは現在
C-512A(クヴェンランド)?や
C-512B(クヴェンランド)のSAMや新型AWACSに搭載されているが、今後はヨウルプッキのほぼ全て兵器にtähdistöを搭載する予定である。