概要
2020年、ブランデンブルク帝国の崩壊に伴い、旧王族であるホーエンツォレルン家の子女がスペインに多く亡命してきた。ホーエンツォレルン家はドイツ皇帝の一族であり、その血統にはウィンザー家の血を受け継ぎイギリス王位の正統な継承権を有する家系である。スペイン王室は正統な王位と血統の存続は伝統の保持の上で必要不可欠であるとし、ジギスムント・ヨアヒム・フォン・ホーエンツォレルンを首班とする連合王国政府を樹立した。
彼らはシーランド帝国に対し正統な領土の返還、イングランド王位の簒奪の謝罪と賠償を要求しており、ジギスムント・ヨアヒム・フォン・ホーエンツォレルンは自らをシグムント1世と称し正統な王であることを主張している。連合王国政府には正規の軍は存在しないが、旧イギリス亡命者からなる武装組織が存在しており、彼らが各地で傭兵として働くことが連合王国政府の収入源となっている。
軍事力
連合王国政府それ自体は正規の軍事組織を有してはいない。しかし、国王近辺の護衛として近衛陸戦軍と呼ばれる組織が存在し、その規模は200〜500名ほどとかなり大きなものである。これを制御するために軍務省が設置され、彼らの代表を務めている。近衛陸戦軍はその規模を維持するために多額の資金を必要とする。そのため世界各地の武装組織とのパイプを介して傭兵による資金運営がなされている。これらの資金は連合王国政府運営の資金そのものとして活用され、その財力は年間数百億ペセタに上り、スペイン政府としてはこの資金に法人税をかけようとしたが手が付けられずにいる状態である。