概要
エーレスラント海軍の主力海上航空打撃部隊であり、飛行隊の司令部を艦隊指揮艦が持つ完全洋上型の常設航空部隊。エーレスラント海軍において空母の集中運用を行う唯一の部隊であり、王立艦隊総隊の直接の指揮を受けている。略称は北航戦。
6個空母打撃群、2個駆逐艦中隊、2個護衛艦中隊から構成される。実際の作戦行動時には、この他に多数の水上護衛艦や攻撃型原潜が随伴すると考えられている。
北海航空戦隊は、制海権確保の航空部隊と、海空戦対応の海軍部隊を統合することで多任務対応能力を獲得するという、新しいアプローチによる戦略級軍事システムである。1隻の艦隊指揮艦(専任のホルテン級があたる)を中核に、空母、ミサイル巡洋艦、原子力潜水艦などから構成されており、空母は6隻合計で北海艦隊第5空軍465機とその武装、護衛艦は合計で300発以上に及ぶ各種ミサイル(艦対空ミサイル、対地/対艦巡航ミサイル、対潜ミサイル、弾道弾迎撃ミサイル)と76機のヘリコプターを搭載し、その火力の及ぶ限りの空間を制圧、支配できる。
また、艦隊指揮艦の艦上に設置された戦略司令部指揮所(SFCC)には、コペンハーゲンの国家軍事指揮センター (NMCC)および直属の国防軍司令部 (UCC) との直通回線や、各種偵察・観測衛星からの通報回線が設置されると共に、指揮下の全部隊についての情報が集中的に総合されており、指揮統制・情報活動の要となる。