架空国家を作ろう 第2.6世界線 - 自然義務主義

概要

ソーニャ・ブルー・バルタチャが提唱した新たな思想。生物としての義務を最優先に考える思想。政治イデオロギーでは民主主義や共産主義に近い。一方で王制や帝政とは相容れない内容となっている。

内容

主張

「人間は知能が高いがそれは生物としての義務*1、次世代の子の出産と育成。それらをより効率よく行うためである」(ソーニャ・ブルー・バルタチャ著「私と自然義務主義」P.1ページより抜粋)
簡潔に言うと人間は他の生物に比べ何倍も知能が発達している。それは次世代の子を効率良く作るために高いのであり人間はその知能を使い種としての更なる繁栄をしなくてはならない。という事である。
人間が今まで作り上げてきた物は全て生物の義務をより良く行うための物とここでは考えられている。その一つとして服がありこれがある事で人間は寒冷地でも過ごすことが出来、またこれらを組み合わせる事で性的興奮を補助する事も出来る。食べ物に関しても栄養を取るためや食欲を増進させるためである。ならば国家に関してはどうかという問いにもただ増やすのではなく死ななくて済むように、次代の子が安心して子を成すことが出来るようにある機関としている。その為国家の暴走は決して許しては置けずまた私的に利用する王制や帝政はあってはならないと考えている。

「国家とは生物の義務を行ううえでの補助であり家族で考えるなら家である。家が中に住む家族を脅して私服を肥やすことはあってはならず住む家族、国民が維持していかなければならない。故に国家が意志を持つのは間違いでありあくまで国民を守る盾であらねばならない」(ソーニャ・ブルー・バルタチャ著「私と自然義務主義」第三章【国と家、国民と住人】より抜粋)

同性愛について

自然義務主義は生物の義務を優先的に考えている。必然的に同性愛などのLGBTを真っ向から批判している。

「同性愛とは生物として最もあってはならない事だ。同性愛では次代の子を成すことは出来ないだろう。レズビアンなら精子さえあれば妊娠は出来るがゲイはダメだ。やってはいけない事だ。憲法で、法で、社会の暗黙のルールとして、禁止するべきだ」(ソーニャ・ブルー・バルタチャ著「私と自然義務主義」第六章【LGBTは破滅への一歩】より抜粋)

自然義務主義では生物の義務を行えない物に対してとことん冷たい。同性愛を始め不妊や育児放棄、生涯独身を批判し生物ではないとまで言っている。同性愛や不妊については孤児を受け入れ自分たちの子として育てれば良いという打開案も提示されているが育児放棄は生きる価値なし、生涯独身を子もなせない欠陥品と痛烈に言っている*2。これらを国家は積極的に排除し生物の義務を行う土台を作るべきとなっている。

批評

全体的に評価は低く中には「結婚できない者の悔し紛れの戯言」と言う者もいる*3。しかし、民主主義、共産主義的に共感できる部分も存在する為理解者は少なくない。特にブリテン・コミューンでは一部を採用しているためソーニャ・ブルー・バルタチャを外部協力者として招くほど。
ライオネス・ロバーツ・ペンドラゴン時代から危険指定イデオロギーに定められており帝政であるシーランド帝国からすれば広まって欲しくはない主義となっている。これはウィリアム・ロバーツ・ペンドラゴンも似たような考えの為危険指定イデオロギーからは解除されていない。