概要
四国軍参謀本部は陸海空三軍から選りすぐられたプロの集団で、四国軍の戦略・作戦を立案する。四国軍は平時より三軍統合運用を行っている。そのため、各軍の参謀本部は管理組織としての性格が強い。国軍参謀本部が運用を一手に担っている。
戦時には大総統府の幕僚機関として戦争指導を助ける。文民統制の原則により、大総統が四国軍の最高指揮権を有している。大抵の場合、大総統は軍事の素人であり、経験も知識も乏しい。大総統が退役軍人であったとしても、現場から離れて久しく、経験はあっても知識が錆びついている。まともな戦争指導を行うには、参謀本部が有する経験と最新知識は欠かせない。
四国軍の作戦命令は、大総統から発せられ、国防大臣を通じて各統合軍に伝えられる。参謀本部の権限は立案と助言に限定されており、一兵たりとも動かすことはできない。しかし、参謀本部以上に軍事に通じた集団はいないので、戦時中は実質的な国軍司令部として機能する。
法的には国防省外局とされている。しかし、参謀総長は本省次官級、参謀次長は本省次官補級、部長は本省局長級となっており、本省と並び立つ地位を与えられている。
四国軍参謀次長
大将。参謀総長が不在の場合は、代行を務める。参謀総長と同じ軍種から選ばれることはない。
四国軍最先任下士官
上級曹長。四国軍で最も経験豊富かつ優秀な下士官。下士官・兵の育成・管理に関する最高幕僚である。