プロイセン参謀本部内に置かれる、先進技術の研究開発に取り組む組織。変化する国際情勢の中で先進科学技術を有効活用し、安全保障体制に活かす目的で設置された。
国防軍で使用されている装備品のテスト、現有装備品の耐久テスト、試作兵器の開発及び研究、各国兵器の試作試用および研究などを行っている。また、先進技術を用いた実験的な作戦を立案することもあり、第一作戦部に提案することも少なくない。同盟国向けの輸出用装備の開発はここで行われたものも多く、さらには軍の機関にも関わらず民間の技術者や研究者も出向してきている。これはカリフォーニエン=ドイツ国防軍が民間防衛産業の製品を採用する際に必ず一度技術研究開発本部でテストされるからである。
人員数は明らかにされていないが、技官、試験将兵、軍関連の学校や研究機関所属の学生、さらに民間企業からの出向者が所属している。
先進技術を安全保障上の観点から研究開発し、国防に役立てる目的のため予算が増加傾向にあり、国防軍全体の負担ともなっている。このため政府内では民間企業や大学と幅広く連携して、研究の場を分散させることが考えられているようだ。
その高度な専門性から、参謀本部内では比較的独立決定権が許される立場にある。