架空国家を作ろう 第2.6世界線 - 王立銀行
王立銀行

王立銀行(Banco Real)はスペイン王国の中央銀行である。スペイン国内で流通している国内通貨の発行権を有する銀行としてはスペインで唯一である。

沿革

組織要覧
本店マドリード
支店バルセロナ
バレンシア
カンタブリア
レオン
総裁クレト・デ・二グリス
準備高4570億ELC
前身サン・カルロス国立銀行
下部組織紙幣印刷局
硬貨発行局

王立銀行はもともとサン・カルロス国立銀行として設立された。1829年、当時の財務大臣ルイス・ロペス・バジェステーロスは、マドリード市内での紙幣発行を行うことを目的に4000万レアルの資金を投じた。この投資によって銀行が拡張され、名前をサン・フェルナンド・スペイン銀行と改められた。
1844年にイサベル2世銀行とバルセロナ銀行が設立。1849年にはカディス銀行が設立された。しかし、1847年にマドリード市内の不動産が衰退したことに伴ってイサベル2世銀行はサン・フェルナンド・スペイン銀行と合併した。その後サン・フェルナンド・スペイン銀行は業務を拡大し続け、名前がスペイン銀行となった。スペイン政府は植民地戦争や国内での戦争で多額の資金を必要とした。そこでスペイン政府は、1874年にサン・フェルナンド・スペイン銀行に紙幣発行の独裁権を与えた。
1962年、フランコ政権下で厳格に管理されていたスペイン銀行は正式に国有化され、名前が王立銀行に改称。フランコ政権崩壊後は民主化と経営の民営化、近代化が図られ今日に至る。

運営組織

王立銀行の運営組織は以下の四つの機関が存在し、それぞれ以下の任務と権限を有する。
運営機関
機関役割
総裁王立銀行を管理し、理事会ならびに政策委員会議長を務める
銀行業務の責任保持
国際制度における銀行の代表
副総裁総裁不在時の総裁代行
理事会銀行運営の方針決議
政策委員会金融市場調整
国際金融業務の決定
予算作成
理事会・政策委員会には総裁・副総裁のほか政府が指名した参事官6名(政策委員会はうち2名)が参加する。また理事会には会計金融局長、証券市場委員会委員長及び副委員長が参加し構成される。

任務

王立銀行は金融機関並びに中央銀行として以下の任務を有する。
1.金融政策の実施
2.為替相場への介入の適切な実施、通貨準備の管理・運用
3.決定紙幣の発行
4.金融システムを阻害しない限りにおいての国内決済システムの健全な運営
5.法令の定めるところによるほかの金融機関、主体、金融市場の支払い能力及び法令順守の監督
6.硬貨の発行調整
7.中央銀行における予算の提出
8.国債の管理
9.支出に関する政府への助言