組織要覧 |
本店 | マドリード |
支店 | バルセロナ バレンシア カンタブリア レオン |
総裁 | クレト・デ・二グリス |
準備高 | 4570億ELC |
前身 | サン・カルロス国立銀行 |
下部組織 | 紙幣印刷局 硬貨発行局 |
王立銀行はもともとサン・カルロス国立銀行として設立された。1829年、当時の財務大臣ルイス・ロペス・バジェステーロスは、マドリード市内での紙幣発行を行うことを目的に4000万レアルの資金を投じた。この投資によって銀行が拡張され、名前をサン・フェルナンド・スペイン銀行と改められた。
1844年にイサベル2世銀行とバルセロナ銀行が設立。1849年にはカディス銀行が設立された。しかし、1847年にマドリード市内の不動産が衰退したことに伴ってイサベル2世銀行はサン・フェルナンド・スペイン銀行と合併した。その後サン・フェルナンド・スペイン銀行は業務を拡大し続け、名前がスペイン銀行となった。スペイン政府は植民地戦争や国内での戦争で多額の資金を必要とした。そこでスペイン政府は、1874年にサン・フェルナンド・スペイン銀行に紙幣発行の独裁権を与えた。
1962年、フランコ政権下で厳格に管理されていたスペイン銀行は正式に国有化され、名前が王立銀行に改称。フランコ政権崩壊後は民主化と経営の民営化、近代化が図られ今日に至る。