架空国家を作ろう 第2.6世界線 - ラタトスク(カリフォーニエン=ドイツ)
 カリフォーニエン=ドイツ国防軍で運用計画中の戦略通信データリンクシステム。

概要

 国防軍全軍に配備された部隊内データリンクシステム。軍事偵察衛星を通じてリアルタイムで敵の位置や現地の天候を知ることが可能である。また通信衛星データを用いているので高度秘匿光通信が可能となり、ジャミングや電磁パルスなどの影響を非常に受けにくく、さらには対放射能減幅装置も搭載されており核戦争下での使用も想定された設計となっている。
 車両搭載型、航空機搭載型、艦艇搭載型は既に完成し運用実験中、兵士らが携帯できる個人端末型が現在開発中。

開発の経緯

 21世期は情報の時代、と呼ばれるようになって久しい。プロイセン参謀本部は日々変化する国際状況の中で情報収集と部隊間データリンクの必要性を重視し、国防省、技術研究本部、プロイセン参謀本部による合同開発を提案した。数々の実験や試作の末に2020年6月現在、部隊配備用データリンク装置が完成している。その名称は北欧神話に登場する生物「ラタトスク」を冠している。ラタトスクとは世界樹ユグドラシルに住み、主神オーディンに9つの世界の情勢を伝えるリスの名前である。命名者は参謀総長アーデルハイト上級大将。

性能

  • リアルタイム情報収集機能
 ラタトスクの特徴は、あらゆる地形や天候などに対応し宇宙空間にある衛星を通じてリアルタイム情報収集が可能な点である。歩兵や兵器の数、基地の機能、天候や湿度温度も観測可能でありそれらの情報が端末に24時間送信され続ける。
  • 通信解析機能
 敵の発する暗号通信を分析及び解析しその内容を司令部及び部隊間に転送される。その際敵による傍受された場合は非アルゴリズム関数により自動的に意味不明な言語となり、敵の傍受を困難にする。詳細は軍事機密。一方で高性能コンピュータを内蔵するために電池消費が激しく、前線部隊への兵站に負荷がかかることが指摘されており今後の課題とされる。
  • 弾道観測及び敵航空攻撃観測機能
 敵が発射した弾道ミサイル攻撃及び砲撃を熱源及び演算装置により導き出しその情報をリアルタイムで端末に表示される。これにより小隊レベルで独立した観測射撃、調整射撃、振り分け射撃が可能となった。

ドイツの科学力は…

 ドイツの科学力は世界一ィ!と豪語するつもりは決してないが、かなり高度な水準にあると言ってまず間違いないだろう。