架空国家を作ろう 第2.6世界線 - ムハンマドBW-Jet
BW-Jet
旅客輸送機
製造会社ムハンマド設計局
開発国マシュリク共和国
運用国マシュリク共和国


概要

W-JETに続き発表されたBWB民間輸送機.W-Jetと異なり機内は1つの広い空間となっており旅客や貨物を収容するのにより適している.これにより駐機スペースを増やさず1クラス上の機材に匹敵する容積を持つ.単発と併せ様々な新機軸により同等な旅客定員の従来機に比しノイズレベルを最大40dB,最大59%燃費を削減出来る.これによりライフサイクルコストは大幅に削減される.与圧区画断面は円形からは程遠く強度問題解決に大きなリソースを要した.機体は胴体と主翼が連続したBWB形式で有りこれにより内部容積を確保すると共に抗力を大幅に減少させた.又,胴体も大きな揚力を発生させる.平面型はほぼ二等辺三角形で有り双垂直尾翼を持つ.機体はCFRP製であり,強度と軽量化を両立している.
エンジンはギヤド•ターボファン単発で有り,低騒音/低燃費を実現している.エンジンは両尾翼間の胴体に密着し取り付けられており,このレイアウトにより離着陸騒音が大幅に軽減される.コアエンジンはやや斜め上に向け取り付けられ,新開発の耐不均等流れファンで境界層を吸い込む事で抵抗を減少させている.レイアウトの関係上整備性が低下する為取り外し用のレールが取り付けられており後ろへスライドさせて容易に取り外す事が出来る.
ヨーコントロールは双垂直尾翼により通常の航空機同様に行う.又,側面風圧面積が相対的に抑えられるので横風の影響を受けにくい.機体後部にエレボンを持ちピッチコントロールを行うが無尾翼機の特性上後縁フラップが使えない為小型のカナードと前縁フラップを有する.翼上面にはスポイラーを有する.翼端はウイングレットとなっている.降着装置は前輪式で有り,ホイールは全て共通で有る. これらは機体重量に比べ非常に頑丈であり不整地でも運用が可能で有る.
コクピットは計器版が置かれる場所を完全に埋める1つの大型タッチパネル式ディスプレイによるシンプルな物で,任意に分割して用いる.ディスプレイの焦点は無限遠に設定されており機外から視点を移動しても焦点調整を必要としない.オプションでHUDも装備可能.操縦桿はタッチパネルと干渉しにくいサイドスティック型である. 操縦系統は3重のFBLを採用し軽量化を図っている.機首にはレーダーを有する他,悪天候時の地上運用に適したFLIRをオプションで装備する.機体数カ所にカメラを持ち,映像をディスプレイに投影する事で死角をほぼ無くしている.自動運行が可能で有り,CATIIIA以上のILSが設置されている飛行場間の運行ならモードを選択すれば操縦席に誰も居なくても自動的に地上移動,離陸,飛行,着陸,ターミナルへの移動が可能で有る.但し緊急対応などの観点から文字通りの無人運行は困難と見られる.機内データバスはギガビットイーサネットが用いられている.
客室幅は極めて広く,非常に大きな容積と2本の通路,12列もの客席が確保され,2クラス上の機体に匹敵する.客室中央にはテンションロッドが4フレームに1つの割合で設置され与圧による応力を受ける.機体構造上窓を設け難い為窓側の区別は存在しない.ジュラルミンを用いない為腐食の恐れは小さく,機内は適切な湿度に保たれる.乗降にあたっては既存のボーディングブリッジをそのまま使用可能で有る.

関連項目