架空国家を作ろう 第2.6世界線 - マシュリク共和国
詳細情報
公用語アラビア語
首都エルサレム?
人口17,987.6 万人
面積3,802,440 km2
通貨マシュリクリヤル(MAR)?
中央銀行マシュリク中央銀行?
GDP2172.4 bln MAR(2019)
政府首脳
大統領 ?

概要

アラビア語: الجمهورية مشرق
中東の共和国.

国名

アラビア語の"日が昇るところ"を原義とし"東方"を意味する.連邦制で有るが公式国名に"連邦"は含まれない.

歴史

1948年の中東戦争によりアラブ連盟はパレスチナの制圧に成功,ユダヤ人武装組織は一掃され火種を抱えつつもパレスチナ問題に一応の蓋をする事に成功した.尚,これにより大量のユダヤ人難民が発生,世界中に拡散した.1972年にはアラブ統一を掲げるムアンマル•アル=カッザーフィーによりエジプト, シリア,ヨルダン•ハシミテ王国が合併,アラブ共和国連邦が成立するが1961年にシリアが脱退した. 1975年以降王家内部分裂によりサウジアラビアが不安定化,内戦状態に陥りアラブ共和国連邦は介入を決定,ここに至り王族の逃亡と合わさりサウジアラビアは消滅,アラブ共和国連邦に取り込まれた.2000年6月12日,イエメン共和国が加入しパンアラブ統一国家であるマシュリク共和国連邦が成立した.
その後,スエズ戦争によりエジプトが脱退すると共にマシュリク共和国は政府機能を民営化,史上初の3権民営国家となった.

地理

マシュリク共和国のインフラも参照
国土の殆どは砂漠で有り利用できる土地は多く無い.全体的に砂漠気候で有り降水量は少ないが近年は降水量が増加しており大規模な海水淡水化との関連が指摘されている.元々排水設備などは余り整備されておらずこれによる水害も問題となっている.
重要インフラは全て国営で有る.
交通インフラは整備されており,世界第4位の総延長を持つハイウェイの他,連邦鉄道省による鉄道網,主要都市では地下鉄も存在する.また,地中海並びに紅海に於ける内航海運も盛んで有る.
1990年台以降水インフラは急速に整備され上下水道普及率は全国で95%以上に達する.
通信インフラは極めて重視され,全土に光ファイバーが張り巡らされ,4G回線と合わせブロードバンドインターネットの普及率はほぼ100%で有る.

行政

3つの連邦構成国と1つの特別区からなり,それぞれが州に分かれている.構成国は独自の議会,首相,内閣を有する.

ヨルダン•ハシミテ王国
1.アジュルン
2.アンマン
3.アカバ
4.バルカ
5.イルビド
6.ジャラシュ
7.カラク
8.マアーン
9.マダバ
10.マフラク
11.タフィラ
12.ザルカ

パレスチナ特別区
1.北部
2.ハイファ
3.中央
4.テルアビブ
5.エルサレム
6.南部

アラビア共和国
1.バーハ
2.北部国境
3.ジャウフ
4.マディーナ
5.カスィーム
6.リヤード
7.東部
8.アスィール
9.ハーイル
10.ジーザーン
11.マッカ
12.ナジュラーン
13.タブーク

イエメン共和国
1.アデン
2.アムラーン
3.アビヤン
4.ダーリウ
5.バイダー
6.フダイダ
7.ジャウフ
8.マフラ
9.マフウィート
10.サナア
11.ザマール
12.ハドラマウト
13.ハッジャ
14.イッブ
15.ラヒジュ
16.マアリブ
17.ライマ
18.サアダ
19.サナア
20.シャブア
21.タイズ
22.ソコトラ

経済

マシュリク共和国の企業?も参照
かつては石油や綿花に依存するモノカルチャー同然の経済だったが,石油価格低下や埋蔵量の減少を受けてITや金融/サービス業,先端技術主体への転換が図られており特に金融は発達している. 尚,世界中から投資を受け入れおり外国人投資家も国家安全当局からセキュリティクリアランスを取得すれば無制限に投資を行えるがインフラ並びに金融/保険業に関しては国内外問わず発行済み株式総数の10%を超える投資には当局の許可が必要で有る.灌漑とITを用いた農業も盛んである.IoTと土中点滴灌水が普及しており農業生産性は高く農産物は主要な輸出品となっている. 水資源に乏しい為地下水や海水淡水化に依存しているが地下水は枯渇が危惧されている.農業用水としては下水再処理による再生水が広く用いられている.

北部
国立研究機関や企業の研究所が立ち並び中東のシリコンバレーと言われる他,兵器産業やダイヤモンド産業が非常に盛んでありまた,農業も盛んで有る. 鉱業も盛んで,カリ塩やリン鉱石の他地中海においては天然ガス採掘もなされている.
アラビア半島
金融並びに原油関連が非常に盛んで有り主要な輸出商品となっている.原油は世界最大の埋蔵/生産/輸出量を誇り,国際原油市場に大きな影響を及ぼす.近年は埋蔵量減少や世界的な環境意識の高まりに伴い非石油分野へのシフトが試みられている.天然ガスも世界第5位の埋蔵量を誇る.

政治

政治のトップ ?
議会 ?
与党 ?

連邦制•大統領制•議会制民主主義で有る.構成国の内ヨルダン•ハシミテ王国は国王を戴く立憲君主制だが他は共和制で有る.大統領は直接選挙により選出され任期は3年,3選禁止とされている.大統領の任務は儀礼的な側面が強い. 嘗てはかなり強い権限を有していたが全国的な運動から現在の形式に改められた.副大統領は1名であり大統領により任命される.3権分立は憲法により保障されている.世俗主義が徹底しておりこれにより多数存在するキリスト教徒やユダヤ教徒の協力を得ている.
電子政府化が進んでおり各種手続から投票までオンラインで行える他,省庁間でDBが共有されておりある手続を行った時他省庁に対する手続きは自動で行われる.電子政府システムの認証は虹彩又は静脈パターンによる生体認証が用いられている.
立法
1院制で有る.かつて諮問機関としシューラー議会が存在したが2012年に廃止された.議員任期は4年,定数は596議席であり全て公選で有る.小選挙区制であり選挙権は18歳以上,被選挙権は25歳以上の全ての国民に与えられる. 最大勢力はムスリム同胞団で有る一方無所属も多い. およそ1世紀に及ぶ歴史を持つワフド党やイスラム主義のヌール党も存在する.議会の下には重要問題についての委員会が設置されている.

マシュリク共和国の政党?も参照
行政
首相は議員から選出され,大統領の任命を受け組閣する.その後内閣の閣僚名簿を議会に提出し承認を受ける.
内閣は憲法153-160条に基づき構成され,下に19の省を有する.
内閣は下に18の省を有する.
行政機関は次の通り
内閣?
農水産食料省?
情報通信技術省?
文化省?
国防省?
資源エネルギー省?
財務省?
保健•人口省?
学術教育省?
内務省?
投資省?
司法省?
法務•議会省?
運輸•開発•施設省?
労働•社会保障省?
環境省?
通商産業省?
観光省?
供給•国内通商省?
司法
法制度はイギリスの判例法,ナポレオン法典,シャリーア,オスマン帝国法の慣習を組み合わせたものである.
裁判官の任命や昇進は控訴院判事以上の裁判官の合議体である"最高司法評議会"により決定される.
普通司法は家庭裁判所と刑事裁判所に分かれ,3審制である.
刑事司法に於いては破毀院,控訴院,始審裁判所,区裁判所からなる.区裁判所は各州に1つあり軽罪と違警罪に関係する事案を扱う.始審裁判所は3人の判事により構成される管区を複数管轄し控訴院判事を裁判所長とし3人の判事により裁かれる.これは区裁判所を第1審とする軽罪や違警罪については第2審の役割を担い禁錮や死刑を求刑する重罪事案に関しては第一審となる.控訴院は始審裁判所に対する第2審となる.これはそれぞれ近隣区域の始審裁判所管区を管轄し3人の判事により裁かれる.破毀院はこれらの裁判所に対する上級審であり, 下級審の判決における適法性や手続きの瑕疵,被告人/検察側からの判決異議申立ての審理,原判決破棄の判断を行う. 刑法において刑事罰は重罪,軽罪,違警罪の3つに分けられ重罪は死刑から禁固,軽罪は勾留から罰金,違警罪は罰金となる.
国家行政に関わる法的判断や訴訟を扱うのは下級行政裁判所,行政司法裁判所,最高行政裁判所である.
その他, 合憲審査を行う憲法裁判所,商事紛争を取り扱う特別経済裁判所が存在する.
特別裁判所の設置は憲法により禁止されている.

社会

国民
様々な民族と宗派が混在する為マシュリク人と言う国民意識は希薄である.尚,飽くまでも"アラブ人の優越"を標榜するパンアラブ主義である為ユダヤ人やクルド人の様な少数派民族は抑圧される傾向にあったが近年は多数の外国人労働者受け入れもあり共存の方針の下権利が認められる様になっている. 少子化は深刻で有りかつては移民の大量受け入れにより補っていたが近年は富裕層,高度な学識又は技術を有する者に限り移民を受け入れる選択的移民制に切り替えており労働力不足はIT技術の導入による省力化で補うドクトリンである.これにより移民•国外居住者省は廃止され移民は内務省所管となった.これは政府がICTによる人余りを見越し意図的に少子化を促進している面も有る.
が,それでも密入国は絶えず取締りに大きなリソースが必要とされる.

福祉
福祉支出はGDP比24%に達しており福祉は重視されている.国民皆保険制度を取っており又貧困層に対する支援は非常に手厚い.この背景には世俗主義ではあるがコーランの影響も指摘されている.平均寿命は83歳に達し有数の長寿国で有る.2019年時点で全人口に占める65歳以上の高齢者の割合は20.1%に達し高齢者福祉も大きな問題となっている.

宗教

国教は無い.
イスラム教徒が多いが移民を大量に受け入れている事によりあらゆる宗教が存在する.これらの対立は国内の火種の一つとなっている.イスラム教,キリスト教,ユダヤ教の聖地が存在し多くの巡礼者が訪れる.

外交

条約・同盟

関係を持つ国家

教育/科学

教育並びに学術研究は国家の発展の柱と位置づけられ公教育は充実している.全ての国民は科学者で有るべきとされ,特に科学教育と金融教育が重視される.義務教育は小学校,中学校,高等学校であり学費は全て無料である.大学も無料で有るが高い能力が要求される為進学率は低い.これとは別に私立学校や専門学校も存在する.尚,技術家主義が浸透しており企業や官庁の高位のポストに就くには博士号がほぼ必須で有る為30代,40代で入学する者も珍しく無い.

軍事

マシュリク国防軍?参照

関連項目