架空国家を作ろう 第2.6世界線 - テーヴェ級大型汎用ミサイル艇

テーヴェ級大型汎用ミサイル艇

全長98.2m
全幅13.0m
喫水5.2m
排水量1950t
機関CODAD方式(24000bhp)
推進プロペラ式(2軸)
レーダーSCSR-1 対空索敵/火器管制
SCSR-11 対水上レーダー
ソナーSCSS-1 艦首ソナー
SCSS-11 可変深度式
電子戦AFOR-301 ECM用
AFOR-302 ESM用
速力35kn(最大)
18kn(巡航)
航続距離3200海里/18kn
乗員64名
C4IAFODL-4 戦域データリンク
武装3S59C 16セル
チャフフレアディスペンサー
ISDS-1 1機

概要

オスマン連邦の大型ミサイル艇、コルベットでは?という疑問も多いがオスマン連邦ではミサイル艇である。超音速対艦ミサイルを搭載しており地中海防衛の一役を担っている。ソナーや対空レーダーを備えておりやっぱりコルベットでは?と言われているがミサイル艇である。何度でもいうがミサイル艇である。原子力推進でないのは敗北主義的であると批判されている。しかし、反オスマン的財務省は原子力化の予算を認めなかった。これはオスマン連邦財務省の怠慢である。予算不足の海軍は苦肉の策として空軍の通信装置を採用することでコストダウンを行った。また、掃海能力も付与されている。

レーダー

テーヴェ級大型汎用ミサイル艇のレーダーは個艦防空用のレーダーと対水上レーダーから構成される。
SCSR-1
型式PESA
走査速度12.5rpm
探知距離150km
バンドCバンド
探知高度100km
オスマン連邦の小型艦用対空レーダー、オスマン連邦では珍しくCバンドを採用している。最大対応数は8であるがどちらかというとデータリンクに丸投げであることが多い。
SCSR-11
型式パルスドップラーレーダー
パルス繰返数3000pps
パルス幅0.45μs
出力2.5kw
探知距離80km
オスマン連邦の小型艦用対水上レーダー、航海用レーダー扱いされがちであり対艦攻撃にた探知距離が不安視されている。データリンクによる攻撃が前提である。

ソナー

テーヴェ級のソナーはオーソドックスであるが最新である分高性能であるとされている。しかし高速航行時は自らの騒音で感度は絶望的となってしまう。対潜戦闘時は比較的低速航行することとされている。また、機雷探知能力があり掃海ミッションも対応している。

C4I

テーヴェ級のC4IとしてAFODL-4が搭載されている。これは空軍向けのデータリンク装置(通信規格などは統一されている)でありコスト削減のために採用された。テーヴェ級はセンサー類が貧弱であるからデータリンクにより諸元を入力しデータリンクにより誘導を委託することが多い。これはそもそも本級では途中までしか誘導できない長射程兵器を搭載するための苦肉の策である。陸軍の防空部隊からデータリンクを受け取り誘導を委託する戦術を取ることも可能とされている。

武装

テーヴェ級の武装の特徴はやはり3S59Cであろう、これにより様々なミッションに対応することが可能となった。しかしセル数が少ないところが泣き所である。
3S59C
3S59Cはオスマン連邦のポピュラーな防空システムである3S59の安価な艦載化モデルである。本家艦載化モデルから一部の特大ミサイルの運用機能がオミットされている。3S59Cは他の3S59シリーズと違い他のユニットに誘導を委託することが前提となっている。特に長距離防空ミサイルは特別な指示がない限りは搭載されない。また、対艦攻撃の時もデータリンクによる敵位置の通報は必須とされている。また、多彩な搭載兵器は多彩なミッションに対応することに寄与した。
ミサイル搭載例(SLAM-4のみクワッドパック)
対艦ミッションA
SLAM-4 短距離防空ミサイル16発
ALCM-21 対艦ミサイル10発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
対艦ミッションB
SLAM-4 短距離防空ミサイル16発
ALCM-30 対艦ミサイル10発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
対地ミッションA
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
SLCM-71 巡航ミサイル12発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
対地ミッションB
SLCM-71 巡航ミサイル16発
防空ミッションA
SLAM-4 短距離防空ミサイル16発
SLAM-5 中距離防空ミサイル10発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
防空ミッションB
SLAM-4 短距離防空ミサイル16発
SLAM-5 中距離防空ミサイル6発
SLAM-6 長距離防空ミサイル4発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
防空ミッションC
SLAM-4 短距離防空ミサイル16発
SLAM-6 長距離防空ミサイル12発
防空ミッションD
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
SLAM-5 中距離防空ミサイル12発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
防空ミッションE
SLAM-4 短距離防空ミサイル56発
SLAM-10 対潜ミサイル2発
対潜ミッションA
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
ALCM-21 対艦ミサイル2発
SLAM-10 対潜ミサイル12発
対潜ミッションB
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
ALCM-30 対艦ミサイル2発
SLAM-10 対潜ミサイル12発
フリゲートミッションA
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
SLAM-5 中距離防空ミサイル4発
ALCM-21 対艦ミサイル6発
SLAM-10 対潜ミサイル4発
フリゲートミッションB
SLAM-4 短距離防空ミサイル8発
SLAM-5 中距離防空ミサイル4発
ALCM-21 対艦ミサイル4発
SLAM-10 対潜ミサイル6発
ISDS-1
ISDS-1(個艦防御システム1型、Individual Ship Defense System-1)はオスマン連邦の開発した新型CIWSである。これは大口径機関砲によるCIWSとされておりそのレートはオスマンには珍しく高いものとなっている。また、沿岸への攻撃や掃海にも対応している。ちなみに連装である。
砲弾30mm×170mm
砲身6連装
形式ガトリング砲
連装数2
仰角87°〜-13°
旋回角360°全周
発射レート4500×2/分
最大射程5km
レーダー艦載レーダーに依存

船体

外観
テーヴェ級の外観はステルス性に優れた形状をしており凹凸の少ない形状になっている。他の小型艦に比べて船体が高いことも特徴である。ヘリ甲板は存在せず、トップヘビーであるように見えるがどちらかというと空間装甲の方が多い、本級はオスマン海軍初の空間装甲を採用した。いつもは乗員の昼寝スペースとして活用されている。そのためか、ハンモック用のフックや観音開き式の窓が多数存在する。
機関
テーヴェ級の機関はCODAD方式を採用しておりその出力は24000bhpである。この出力はレーダーや乗員のためのエアコンを稼働するための電気の供給源にもなっている。珍しくオスマンなのに原子力機関を採用しなかった。

運用

オスマン連邦海軍で主に運用されている。主に沿岸警備や内海作戦の中で運用されることとなっている。また、比較的大きいため、回航も容易とされておりモザンビークやオーストラリアでも運用される予定である。また、簡単な防空能力も提供できるため、軍港の簡易防空システムとしての運用も考えられている。大型艦との同時運用は今のところ予定されていない。