ツチコリン港は、インドの13の主要港湾の一つです。1974年7月11日に主要港湾に指定されました。タミルナードゥ州で2番目に大きな港であり、インドで4番目に大きなコンテナターミナルです。ツチコリン港は、インドの第一の港であり、シンガポール港に匹敵するアジアの主要な港の一つです。ツチコリン港は人工港であす 。 タミルナードゥ州で3番目の国際港であり、2番目の全天候型港です。2008年4月1日から9月13日までの間に、ツチコリン港の取扱量は1000万トンを超え、前年の896万トンを上回る12.08％の伸び率を記録しました 。

内港は、14のバースで構成されています。港はコンテナ船とクルーズ船の両方を扱っています。コンテナターミナルには44mリーチの岸壁クレーンが3基、コンテナを積み上げるためのRTGクレーンが4基設置されています。港はまた、貯蔵設備のための広大な面積を持っています。また、港はクルーズ船のための旅客ターミナルを持っています。南部の戦略的要地に位置しているのと24時間稼働のおかげで、港は、南タミルナードゥ州の経済活動の中心となっています。同港は現在、インドの総コンテナ輸送量の7％を処理しており、タミルナードゥ州南部地区への投資の重要な理由となっています。港内の2つのコンテナバースは、長さ370m、喫水12.80mの寸法です。ツチコリン港は拡張のために10億ドルを投資しました。これは2つの段階に分けて計画されていました。第1段階では港の水深10.9mから現在の水深12.8mまで深化し、第2段階では14.5mまで拡張する予定でした。大型船を投入するメリットは、既存の制限を撤廃し、コロンボ港での積み替えを減らすことができることです。ツチコリン港は、そのユニークな地理的位置から国際コンテナ積み替えハブになる可能性を秘めていました。 同港の活動は過去5年間で年率17％のペースで成長しています。同港の業務の大部分は民営化されています。ツチコリン港は、南インドから米国、欧州、地中海への直行便が就航し、南インドの玄関口となりつつあります。同港からの輸出総額のうち、25％が欧州向け、20％が米国向け、20％が中国を含む東アジア向け、15％がコロンボ向け、10％が西アジア向け、残りが地中海向けとなっています
また、この港はこの地域の観光客の増加にも貢献しています。トートゥクディとコロンボを結ぶ新しいフェリーが就航しています。

現在、ツチコリン港の2つの防波堤内には、年間3334万トン（MTPA）の能力を持つ14のバースがあります。トートゥークディ火力発電所向け石炭の単品輸送から始まった同港の貨物は多様化し、輸入貨物としては、火力石炭、木材丸太、石油製品、LPG、その他様々なバルク、ブレークバルク、コンテナ貨物があり、輸出貨物としては、花崗岩、塩、袋入り砂糖（生）セメント、コンテナ貨物、建設資材などがあります。港の後背地は、タミルナードゥ州、ケララ州の南部とカルナタカ州のいくつかの地域で構成されています。
同港の施設は、同地域の産業成長を促進し、南インドの電力ハブとしての地位を確立しています。貿易の需要増加に対応するため、同港は2015-16年にPPPモードで新たに5バースを建設し、既存の施設をアップグレードすることで、年間8,500万トンの生産能力を増強しました。
2013年、港の能力増強は飽和状態に達しており、将来の需要に対応するため、現在の防波堤を拡張して外港を開発することを提案していました。防波堤の総延長は9911メートルで、北側防波堤は4512メートル延長、南側防波堤は5399メートル延長する予定でした。既存の水路は300メートルに拡張され、新たに直径680メートルのターニングサークルを建設しなければなりませんでした。フェーズ1、フェーズ2、フェーズ3、フェーズ4の総事業費はINR 2343.192億ルピーとなりました。
この提案は実行され、港の規模は大幅に拡張されました。

トートゥークディは2000年以上も前から海上貿易と真珠漁の中心地として栄えてきました。豊かな後背地を持つ自然の港であることから、当初は木造の桟橋や鉄製のスクリューパイル桟橋が設置され、鉄道との接続が行われていました。
また、様々な開発が行われていました。
ネルーが首相を務めていた頃、カマラパティ・トリパティが海運大臣を務めていたため、彼はツチコリンの主要な港の建設に着手した。その後、ジャワハルラール・ネルーは、カマラパティ・トリパティと当時の大蔵大臣T.T.クリシュナマチャリの立会いのもと、この港をタミルナードゥ州の人々に与えると述べました。1980年2月1日に主要な港が完成しました。これは、インディラ・ガンジーの介入により完成しました。
トートゥークディ経由の貿易の増加に対応するため、インド政府はトートゥークディに全天候型の港を建設することを許可した。1974年7月11日、新たに建設されたツチコリン港は、インド第10の主要港湾として宣言されました