歴史
1918年、第一次世界大戦後に独立したことにより編成された。1939年、チェコスロバキア併合が行われると軍は分散し、ポーランド軍、フランス軍、イギリス軍に加わった。1945年末には、4個飛行隊がイギリス軍からチェコスロバキアに帰還している。
1950年代から1989年まで、チェコスロバキア人民軍(Československá lidová armáda、ČSLA)として知られた。これは1948年のチェコスロバキア政変による軍の粛清に始まるものである。
連邦軍はほとんど自国で兵器を製造する体制を採っていた。前近代から工業化が進んでいた結果兵器製造も盛んであり、優秀な性能を持つ兵器を多数製造している。
民主化後は減勢を続け、2012年には文官と合わせて29,992人まで減少している。同時に装備の近代化とより防衛的な性格への再編が進行した。
組織編成
連邦軍は有事に備え、陸空軍の連携を重視するため、統合軍を組織している。例えば第1軍の場合は麾下に陸軍師団と空軍師団(三個飛行連隊ほか)がある。また周囲に同盟国がないことから国民皆兵を実行している。
陸軍
1987年にČSLAで現役の約201,000人の要員のうち、約145,000人(約72%)が陸軍部隊である。 これらのうち約10万人が徴集兵である。18歳から27歳までのすべての男女に対して、12か月の強制兵役である徴兵によって募集された。
空軍
空軍は戦闘機90機と攻撃機110機を保有している。