架空国家を作ろう 第2.6世界線 - スペイン王国海軍
スペイン王国海軍
スペイン王国海軍(Armada Española)はスペイン王国が保有する海軍である。近世以降の長い歴史を有し、その海軍力はスペイン植民地帝国を繁栄させる一助となった。



組織図

組織概要
所属スペイン王国
国防省
本部マドリード
総司令官イポリト・エスピネル
総参謀長ウンベルト・ガルシア
中央組織海軍本部海軍総謀本部
海軍情報指令室
海軍職務補佐室
海軍学術資料保管室
海軍保安室
戦闘総司令部艦隊群
艦隊管制部
海軍海兵隊
後方支援司令部人事部
補給部
海軍財務局
艦隊群中央司令部海上高等準備室
艦隊統括室
作戦統括室
艦隊艦隊総本部
部隊護衛群
掃海群
東大西洋艦隊
西地中海艦隊
カンタブリア艦隊
外洋補給支援艦隊
後方支援司令部整備局造機局
弾薬補完局
輸送局
造船統括局
施設局マドリード本部
ロタ基地
サン・フェルナド基地
カルタヘナ基地
ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア基地
マオー基地
マリン基地
フェロル基地
海軍財務局予算管理部
教義指導部
外国資産管理部
報酬部
人事部新兵採用部
士官教育部
新兵教育部
階級管理部
役職管理部

概要

スペイン王国海軍はスペイン王国の近海及び東大西洋における防衛を主任務とする軍事組織である。航空母艦を主力とする機動艦隊が3、海兵隊運用艦隊が1、ほか補給・支援・哨戒・護衛などの任務に就く艦艇が所属している。

歴史

海軍の始まり
スペイン王国海軍は、その歴史をカスティーリャ王国とアラゴン王国の海軍にまでさかのぼることができる。両国は地中海での海上貿易で大いに栄えており、それらの商船を護衛する海軍が存在した。これらの海軍はレコンキスタ中はその真価を発揮できずにいたが、レコンキスタが終結しスペイン王国が成立すると大航海時代に突入した。スペインは強力な船団を率いて新大陸を植民地化すると、そこで得た財宝は海軍の増強に充てられた。

栄光の時代
スペイン海軍はその莫大な富によって築き上げられた海軍をもって、当時地中海を掌握していたオスマン帝国海軍と対峙する。1571年、スペイン海軍はレパントの海戦にて、アルバロ・デ・バサン率いるガレオン船を主力とした艦隊が教皇軍やヴェネツィア軍とともにオスマン帝国海軍を撃退する。これ以降、スペイン海軍は新大陸植民地よりもたらされる莫大な富を背景に無敵艦隊と呼ばれるようになる。

衰退
ネーデルラントにおける独立運動にイングランドが介入していたことにより、スペインの対英感情は悪化していた。大西洋において、新大陸からの輸送船をイングランドの私掠船に襲われ続けることに対しフェリペ2世はイングランド侵攻を決意した。1588年、ガレオン船を主力とする約130隻からの無敵艦隊をリスボンから出撃させた。
無敵艦隊はイギリス海峡に入ると、チャールズ・ハワード率いるイングランド艦隊と交戦(プリマス沖海戦)。続けて、ポートランド沖・ワイト島沖・カレー沖・グラヴリンヌ沖と海戦を経て、無敵艦隊もイングランド艦隊も相当な疲弊を強いられる。これ以降無敵艦隊は撤退を余儀なくされ、以降はイングランド艦隊による追撃戦へと移行していった。
アルマダ海戦はブリテン島を一周する戦いとなり、一連の戦いで艦船は67隻、人員は1万までその数を減らすこととなった。しかしこの戦いの後もスペインは新大陸の覇者であり、その海軍の覇権は依然として確固たるものでアルマダ海戦は決定打にはなりえなかった。さらに言えば英西戦争は終始スペイン有利でありそれが崩壊するには相当な時間を必要とした。だが、少なくとも転機であったことは紛れもない事実だろう。
17世紀にはいると、1607年のジブラルタルの海戦、1639年のダウンズの戦いで敗北。19世紀にはスペインがフランスに征服されると、トラファルガー海戦に参加したが大打撃を被り崩壊。スペイン独立戦争を経て海軍の再建がすすみ、独立した新大陸の再征服をもくろむも失敗。米西戦争に至っては海軍は壊滅し、植民地を完全に失陥したためスペイン帝国は崩壊した。

再建
スペイン海軍は20世紀にはいると弩級戦艦の建造を行い大規模な近代化と戦力の拡張が行われた。しかしスペイン内戦において大きく疲弊し、旧式化した装備は第二次世界大戦後も更新されることなく使用され続けた。
民政移管後、その装備を西側諸国の技術を取り込むことにより大きく近代化。現代戦に対応した近代海軍が設立された。

装備

駆逐艦
コンキスタドール級駆逐艦*24

潜水艦
アゴスタ級潜水艦*6
スコルぺヌ級潜水艦*6

フリゲート
アルバロ・デ・バサン級フリゲート*21
サンタ・マリア級フリゲート*18

哨戒艦
メテオロ級*15
セルビオーラ級*4
デスクビエルタ級*9

強襲揚陸艦
ファン・カルロス1世*1

航空母艦
メディナ・シドニア級原子力航空母艦*3

ドッグ揚陸艦
ニューポート級*3

掃海艇
カサミナス級*5

情報収集艦
アレルタ*1

補給艦
カンタブリア*1
パティーニョ*1
バレンシア*1

輸送艦
コントラマエストレ・カサード*1
エル・カミーノ・エスパニョール*1

支援艦
マル・カリーベ*1
ネプトゥーノ*1

海兵隊陸戦装備
レオパルト2a6*32
AAV7A*24
ピラーニャ装輪式装甲兵員輸送車*24
M109A6 155mm自走榴弾砲*12
TOW ATM*42

艦隊一覧

スペイン王国海軍には3つの方面艦隊が存在し、それらを補佐する部隊護衛群と掃海艇による掃海を任務とする掃海艇群などが存在する。
詳しくはスペイン王国海軍の艦隊を参照