ストックホルム級原子力ミサイル潜水艦は、エーレスラント海軍の弾道ミサイル潜水艦である。ストックホルム級原潜の水中排水量は23200トンに達し、エーレスラント海軍が保有する潜水艦としては史上最大の規模を誇る。

前身のコペンハーゲン級原子力ミサイル潜水艦やハーグ級原子力潜水艦と同様に、ストックホルム級SSBMは戦略原潜として、エーレスラント空軍のB-2A戦略爆撃機やLGM-45 大陸間弾道ミサイルと並んで、エーレスラント連合王国の核抑止力三本柱の1つである。ストックホルム級の出港時には、UGM-161 オライオン潜水艦発射弾道ミサイルにはあらかじめ目標は設定されていないが、イェーテボリに拠点を置くエーレスラント戦略司令部から、超低周波システムを含む安全かつ恒常的な無線通信リンクを使用して、迅速に目標を与えることが可能である。

ストックホルム級は、長期戦略的抑止力哨戒用に設計されている。各潜水艦にはブルークルーとゴールドクルーと呼ばれる2つの完全なクルーが配置されており、それぞれが通常70日から90日の抑止力パトロールに従事している2交代制である。乗組員の交代や補給のための入港時間を短縮するために、大口径の補給・修理用ハッチも通常の潜水艦より多い3基が設置されている。これらのハッチにより、補給パレットや機器交換モジュール、機械部品などを迅速に移送することができ、潜水艦の補給・整備を迅速に行うことができる。さらに、この潜水艦のステルス性は、これまでのすべての弾道ミサイル潜水艦よりも大幅に改善されている。オハイオは2011年の地中海共同軍事演習ではほとんど探知されず、この凄まじい静粛性を誇る戦略原潜は、エーレスラント海軍の行動オプションに極めて高度な柔軟性を与えた。