架空国家を作ろう 第2.6世界線 - ステラー級原子力潜水艦

ステラー級原子力潜水艦

全長128m
全幅13m
排水量9950t
速力44kn(全力)
28kn(無音)
推進方式MRITP
原子炉SCWR
ソナーOcean Sonar Package mod.3
深度900m
C4IパムリットA
武装666mm魚雷発射管改 6機(36発)
WEMUS 24機
SLCM-71用VLS×18
乗員48名

概要

オスマン連邦が開発した第5.9世代原子力潜水艦、前級のパルサー級原子力潜水艦からかなり変貌を遂げている。本級の建造目的は敵国の戦略原子力潜水艦を狩ることである。そのためにセンサー類は特に重点的に強化されている。また、その兵装から消費電力が増加したために原子炉も強化されている。ちなみにパルサーは中性子星、ステラーは恒星を意味している。後述するWEMUSが本級の一番の特徴でありテスラー級はパルサー級にWEMUSを搭載したものと揶揄されるほどである。WEMUSは将来的な原子力核魚雷の自衛手段として搭載される予定である。

WEMUS

WEMUS(Wired Electric Multipurpose Unmanned Submersible、有線電動多目的無人潜水艇)はオスマン連邦が開発した多目的無人潜水艇である。WEMUSはステラー級のアンテナであり盾である。WEMUSは後述する複数のモジュールと複数の用途が存在する。WEMUSは独自のエネルギー源を持たずにケーブルで原子力潜水艦から電力を受け取ることで活動する。また、光ファイバーケーブルも統合されておりリアルタイムでのデータ送信が行われている。情報の処理は原子力潜水艦側が行う。WEMUSは原子力潜水艦から「発艦」し「着艦」することが可能である。これは原子力潜水艦側のパッシブソナーでWEMUSの発する超低出力ピンガーを受け取ることにより可能となった。WEMUSは原子力潜水艦の曳航ソナーの代替品となり得る。そのため半径10kmの巨大パッシブソナーを仮想的に見立てることは可能である。また、水温逆転層対策として違う深度にも展開することが推奨されている。ワイヤーは巻き取り式であり絡まらないように細心の注意が払われている。また、基本的に予備が多数用意されている。ステラー級なら予備は総数の75%に相当する。
モジュール
    • アクティブピンガーモジュール
探知音発生及び着艦時に使用する
    • センサーモジュール
音を検知する耳の役割を果たす
    • ATTモジュール
潜水艦に対する魚雷に対して積極的な破壊を試みる場合に使用する。50kgの爆薬が搭載されている。
    • 慣性航法モジュール
航行時に使用する。
    • 計器モジュール
水温、水圧センサーを搭載している
    • 原子時計モジュール
セシウム原子時計を搭載している、慣性航法の補助となる。
    • 推進モジュールその他
ウォータージェット形式を採用した。
用途
    • パッシブソナーとして
潜水艦本体よりも離れた場所から発見できるため早期発見に役立つ。
    • アクティブピンガーとして
本体の発見を防ぎ囮としての機能ももつ。
    • マルチスタティックソナーとして
方角的に集中するため限定的であるがマルチスタティックソナーとしての機能を持つ。他の音源は全てマルチスタティックソナーの送信音となり得る。特に位置なども正確に探知可能である。また、WEMUSや原子力潜水艦の相互位置の確認のためにも用いられる。
    • デコイとして
デコイとして本体を死守する、ATT的な挙動をとる。
全長400cm
直径50cm
重量750kg
推進ウォータージェット
動力電気
ソナーアクティブピンガー
パッシブソナー
炸薬搭載量50kg
速力55kn
航続距離無限

C4I

パムリットAはWEMUSの情報を処理し戦闘などに使用する戦闘システムである。WEMUS自体は情報処理能力を持たないため、生データは全てパムリットAに集約されて処理される。パムリットAはデータを蓄積し自己学習する能力を持つ。

運用

オスマン連邦では空母打撃群に3隻のパルサー級と1隻のステラー級が付随する他、ハンターチームとしてもステラー級は動員されている。ステラー級はシステム自体が大掛かりかつWEMUS自体が混線する可能性があるため、集中運用は避けられている。ステラー級は比較的ドック入りしやすい艦である。これは下部WEMUSステーションのメンテナンスは外部からしか行えないためである。このため、専用の整備ドックが存在する。ステラー級は省人化に努められており削減されたスペースはWEMUSステーションやその運用装置に割り当てられている。どちらかというとパルサー級より窮屈である。