2021年5月11日に突如シーランド帝国が発表した政策でヨーロッパへの不干渉を宣言したものである。そしてその一週間後には正式な政策として発表された。
シーランド帝国にとってヨーロッパへの干渉はライオネス・ロバーツ・ペンドラゴンの時代からの政策であった。シーランド帝国は初代皇帝アルフレッド・ロバーツが建国した国でありアルフレッドはイギリスの平民だった。故に王族などの血はなくライオネス・ロバーツ・ペンドラゴンはそれを他国との政略結婚で補おうと考えていた。実際はあまり上手くいかなかったが（ヨーロッパで王族がいる国は少なくエーレスラント連合王国は他国との政略結婚に乗り気ではなくスペイン王国とはあまり友好的ではなかった。三重帝国とは三重帝国の方針から敵視されていた）国交や友好関係の構築には成功していた。そしてウィリアム・ロバーツ・ペンドラゴンの代になると政略結婚はヨーロッパのみだけではなく新生ブラジル帝国や神聖アメリゴ連合帝国等の国とも行うようになった。
しかし、第三次世界大戦後にブランデンブルク帝国が迷走を始めるとヨーロッパへの干渉の意味が薄れ始めた。そこで神聖ブランデンブルク帝国建国を最後にシーランド帝国はヨーロッパへの干渉を止めることとなった。神聖ブランデンブルク帝国には代替えの領土としてビルマと領地安定のための支援を行う事で妥協させた。一方でロンドニウム＝シェラン不可侵条約等不干渉宣言前の条約などは引き続き継続しているためあくまでこれ以上の干渉をしないという意味となっている。