架空国家を作ろう 第2.6世界線 - ケミカルクールパック

ケミカルクールパック

使用時に別に必要なもの水(反応トリガー)
水(飲用)
ジュースパウダー(飲用、任意)
冷却剤水酸化バリウム8水和物
塩化アンモニウム
用途飲用水の冷却
冷却量1L
冷却後温度5℃前後
廃水冷却剤容器の中に封印のち処理
モジュール冷却剤反応容器
飲用水冷却容器
開発国マシュリク共和国
オスマン連邦

概要

マシュリク共和国とオスマン連邦の開発した高温地域向けの野戦冷却水製造システム、レーションとともに兵士に配布される。マシュリク共和国やオスマン連邦は広大な砂漠地帯を保有し兵士たちはそこでの作戦行動を強いられる。この時、冷たい水を得ることは兵士達にとって福音であり士気向上に大きな効果があるとされている。兵士達からはビールを求める声が大きかったが利尿作用の観点から却下された。

構成

ケミカルクールパックは2つのモジュールと2つの化学薬品袋、1つのジェルチューブから構成される。2つの化学薬品はもちろん水和物バリウム8水和物と塩化アンモニウムである。モジュールは片方は冷却剤反応容器でありもう片方は飲用水冷却容器である。ジェルは人体に無害なものとなっており主に冷却時の熱の伝導の補助のために存在する。
冷却剤反応容器
冷却剤反応容器は底部から側面全体に広がる断熱部と上面の熱伝導性の高い差し込み口、汎用物投入口(キャップ付き)から構成されている。比較的差し込み口は深くなっている。
飲用水冷却容器
これはボトル上の外見をもち下部の熱伝導性の高い部分と中上部の断熱素材で作られた部分、飲み口とキャップで構成される。断熱カバーを使用することにより水筒にもなる。

使用方法

まず、薬品を冷却剤反応容器にいれる。そしてジェルを差し込み口にいれ、飲用水冷却容器に水と必要に応じてパウダージュースなどを入れて差し込み口に飲用水冷却容器を設置する。更に冷却剤反応容器に水を入れてキャップを閉める、閉めない場合は悪臭が広がるリスクがある。水位は熱伝導部よりも高い位置まで入れる必要がある。怠るとうまく冷却ができない。そして反応が終わって数分経ったら冷却剤反応容器から飲用水冷却容器を取り出しジェルを簡単に拭き取る。その後速やかに断熱カバーに入れて容器を固定する。粉末ジュースの場合は飲む前に振ると良い。ここで冷水は完成したが冷却剤反応容器の中身は有害であるから冷却剤反応容器ごと埋設することが好ましい。
調理例
    • 冷水
    • オレンジジュース
    • コールドコーヒー
    • 冷麺など
化学反応
Ba(OH)^2・8H^2O+2NH^4Cl+aq→BaCl^2+2NH^3aq+aq(間違えていたらごめんなさい)
基本的に発生したアンモニアは速やかに水に溶解するようになっている。これは冷却剤反応容器内の圧力を抑制するためである。これらから再使用を現場で行うことは困難であるとされている。また、廃水の再使用も現場では困難である。だからといって捕虜にかけるのはやめるべきである。それは捕虜虐待である。

民間販売

マシュリク共和国やオスマン連邦では民間でも販売されている。これは砂漠での旅行者などに人気であるが冷却剤反応容器をポイ捨てにすることが問題になっている。また、何故か冷却剤単品でも販売されており廃液の不法放棄が問題になっている。しかし、これは軍隊内でも行われており実戦時は特に常態化するとされている。冷却剤の単価は3.5エーレスラントクローネ程度であり本体価格は20エーレスラントクローネ程度である。水を除いたシステム重量は冷却剤反応容器を含めて1kg程度となっている。