架空国家を作ろう 第2.6世界線 - カリフォーニエン=ドイツによるカリフォルニアコンドルの保護活動
 カリフォーニエン=ドイツの自然生物保護の取り組みについて説明する。

概要

 北米・カリフォルニア半島に生息するカリフォルニアコンドルは国際機関の絶滅危機生物レッドリストに乗っており、カリフォーニエン=ドイツではさまざまな取り組みがされている。現在国内の野生種は事実上絶滅しており、現在では後述する動物園と研究施設で研究繁殖されているのみである。環境の変化に弱い鳥で、たびたび放鳥しているが全て死滅するなど失敗が続いている。

歴史

 カリフォルニアコンドルはカリフォルニア半島全域に分布している大型猛禽類の仲間である。従来ネイティブアメリカンの間では神の鳥として大切に扱われていたが、19世紀以降白人のアメリカ大陸開拓の歴史とともに、数を減らしていった。極め付けは19世紀中程のゴールドラッシュである。当時のアメリカ大陸西海岸では、ほとんど野生に食べられるものは存在せず、大型猛禽類であるカリフォルニアコンドルは食糧として好まれた。当時の探検家、キース・ノートンは日記の中で「高級な羊肉のような味がする」と述べている。その後の開発と乱獲により生息数は激減し、1960年代には野生種はわずか4頭にまで減少、極めて重大な絶滅の危機となった。そこで当時のカリフォーニエン自治領は保護活動を行ない90年代には野生個体が約30頭、飼育個体が約300頭にまで増えた。しかしカリフォーニエン=ドイツ建国による混乱からカリフォルニアコンドルの保護活動が一時的に中断され、この時期に野生個体は絶滅した。この事態に危惧した国内の野生動物保護活動家が保護活動を行うも限界があった。その際に支援したのが環境大臣であった。カリフォルニアコンドルをカリフォーニエンの国鳥に指定しカリフォルニアコンドルを保護する法律を議会で可決させた。
 現在は順調に数を増やし飼育が約600頭となっている。

国内飼育施設

・国立動物園(ロサンゼルス)
・サンディエゴ動物園
・サンフランシスコ動物園
・ホノルル自然動物園
・ヨセミテ国立繁殖センター
・ジョシュアツリー国立野生動物保護センター

予算

1.3億マルク

関連機関

・環境省(カリフォーニエン=ドイツ