架空国家を作ろう 第2.6世界線 - カッセルギャップ
エーレスラントの裏設定も参照



カッセルギャップ(Kassel Gap)はエーレスラント連合王国国境に位置するブランデンブルク帝国の戦略的要衝である。カッセルが陥落した場合、フランクフルトからパリまで続く広大な欧州平原の道が開かれる。エーレスラント連合王国軍から防衛するためブランデンブルク軍が配備されており、その中でも両陸軍にとって最も高い関心を集めている。カッセルはドイツ中央部に位置し、ブランデンブルク帝国の領土が最も北側に突出した国境線に面している。天然の障害物となれる大きな河川のフルダ川と山系が国境沿いにあるため、北ドイツ平野に比べ中央〜南部は山が多く侵攻には手間がかかると見積もられている。しかし、そこを越えると大きな障害が無く一挙にフランクフルト周辺の広大な平野と人口密集地、産業地帯そして英仏の重要後方拠点まで進出できてしまうため『ここさえ陥せば欧州も陥ちる』と考える陸軍強硬派の間では熱心にカッセル攻略が議論される。

なお、フランクフルトを攻略・西進し、パリから大西洋に向かい、海兵隊とダンケルクで握手する想定の演習は度々行なわれているものの、フランクフルトからミュンヘン方面に脱出したブランデンブルク軍主力をどのように撃滅するか検討された記録は見当たらない。



幕僚「カッセルを陥したところで、ブランデンブルク軍が国民の犠牲を顧みずに核攻撃に踏み切った場合、我が軍も危ういのでは?」

司令官「同胞に核を向けられるなら、彼らはもはや立派なエーレスラント人である」