架空国家を作ろう 第2.6世界線 - オスマン連邦の外交方針

オスマン連邦の外交方針

総評

オスマン連邦の外交はイスラム圏外交とその他に分別される。イスラム圏外交では無条件の友好外交が試みられる。これは同じ神をいただく国家同士の同胞という考え方から来ている。その他ではいささか複雑である。主に伝統的にモスクワには敵対的な外交を取ることが多いが軍事負担軽減のために最近は鳴りを潜めている。また、上記に従いモスクワに対して国家戦略上友好的ではないとみなされた国家に対しての友好外交が試みられている。逆に極東やアメリカ、オセアニアには資源外交が中心である。

軍事的なアプローチ

オスマン連邦軍は比較的強力な軍備を保有している。この軍事力とジブラルタル海峡とボスポラス海峡を抑えていることを利用して地中海の内海化が試みられているが成功するかは微妙である。また、遠洋艦隊は予算の面から否定されたが報復艦隊としての機能は維持されることとなった。空軍と陸軍は大半が戦術軍であり戦略レベルの行動を移せる部隊は少ないとされている。

経済的なアプローチ

オスマン連邦の通貨であるオスマンリラは膨大な外貨準備と世界二位の金準備に裏付けられており強い通貨とされている。このためにオスマンリラ立てによる経済支援や貸付などを通して影響力を持とうとする試みが存在する。また、レアメタルやその他の資源はオスマン連邦にとってなくてはならないものである。これは上記の通貨外交での利権獲得や現地法人の買収などが試みられている。また、記念硬貨などで膨大な資源が備蓄されており多少孤立した程度では資源事情は悪化しないようになっている。

宗教的なアプローチ

オスマン連邦は建前上は宗教上の中立を謳っているが実際はいうまでもない。イスラム国家に対しては同胞に対する友好外交を中心に試みられている。逆にカトリック国家に対しては基本的に冷淡である。これは歴史的にやむを得ないことであるが軍事費の増大を招いている。バチカンの和解はテロなどの抑制には成功したが内心穏やかなものではないだろう。プロテスタント国家などに対しては比較的友好的な外交が試みられる。これはモスクワやカトリック国家に対して包囲網を敷くことを試みていることを意味している。結局歴史的な因果が未だに続いているということであろう。
イスラム国家などに対しては大甘であり稀に他国から批判を受けることがある。