エシュ・レーダーは
新生ブラジル帝国の
航空宇宙技術総合司令部が開発した弾道ミサイル追跡用レーダー。
近距離探知用アンテナと遠距離探知用アンテナを別に設置する方式となっており、近距離用は3面、遠距離用は1面のアンテナを有する。
小型の弾道ミサイル弾頭を探知・追尾するため、素子には窒化ガリウムを用いて、電波送信出力の高出力化を図っている。
使用周波数は短波長で解像度が高いXバンド。
発信出力もメガワット級と大きくなっており、探知距離は約4,000km。
また疑似電波発生装置(デコイ)により電波ホーミングミサイルに対しての電子戦にも対応する。
この装置はレーダーが対レーダーミサイルを探知すると、対象が接近するにつれて送信出力を落としていき、代わりに周囲の囮から疑似電波を発射し誘導を妨害することで、レーダー本体を防護しつつ、レーダーの停止時間を最小限に抑えることが可能となっている。