架空国家を作ろう 第2.6世界線 - エーレスラント陸軍
エーレスラント国防軍の陸軍。エーレスラント海軍およびエーレスラント空軍とともに連合王国防衛戦力として防衛省の指揮下で戦争指導を受ける。平時の最高位は陸軍参謀本部総長、中央総軍司令が上級大将として規定されている。大将が常設統合軍司令部の議長または副議長を務める3軍の中では最も規模が大きく、エーレスラント6軍の中で最大の人員と予算を持つ組織となっている。



概要

エーレスラント憲法および、防衛法の下、自衛権に基づき、国防の基本方針および防衛計画の大綱の定めるところにより、“国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛すること”を基本理念とする。行政府院長が政府を代表して最高指揮監督権を有し、防衛大臣が軍政を統括する。

海兵隊、海軍陸戦隊、空挺軍と同様に独自の航空線力を保有しており、特に第7軍は2001年の編制改訂に伴い、完全空中機動化されている唯一の軍となっている。全ての歩兵旅団にヘリボーン大隊が配備され、その能力は非常に高い。国土のダブルピーク戦略により、国内のほとんどの道路が耐荷重80トン以上の堅牢(Robust)なコンクリート舗装路と、15トン未満の脆弱(Fragile)なハニカムモジュール舗装路に分けられており、ハニカムモジュールエリア内で戦闘を行う軽量高機動部隊として、ヘリボーン部隊に注目が集まっている。

編制

3軍集団、12軍、10軍団、10師団を基幹戦闘部隊とする。5個師団で1個軍団、4個軍団(20個師団)で1個軍となり、都合600個師団が陸軍の総戦力となっている。独立している10個師団は特殊戦部隊?であり、残りの590個師団は6系統に分類される。
  • 機甲師団:戦車と機械科歩兵、機械化砲兵を中心に構成されたRobust部隊。東部軍を中心に合計105個が配備されている。絶大な戦術機動力と打撃力を活かし、正規軍の正面戦力に対抗する能力を発揮する。
  • 工兵師団?:戦闘工兵を集中運用する部隊。機甲部隊の前衛や陣地設営などに利用できるユーティリティ部隊である。機甲師団に準ずる機動力を有し、必要に応じて機械化砲兵や戦車に対する補給任務にも対応できる
  • 歩兵師団?:ヘリボーン軽歩兵を運用する師団。1個師団に250機のヘリコプターまたは垂直離着陸輸送機が配備されており、極めて高い戦略機動性を発揮する。訓練部隊を除く全ての部隊が完全な全天候作戦能力を有することで知られており、夜間浸透やFBEAを超越した空挺作戦もしばしば行なわれている。
  • 砲兵師団?:1988年に編制された第802師団が最初の砲兵師団である。35個の砲兵師団は全て東部軍に配備されており、全般支援を受け持つ。1個師団は160門の自走榴弾砲と80門の長距離ロケット発射機を持ち、独立した目標捜索大隊、偵察大隊、観測大隊を有したスタンドアロン打撃力として利用できる。ベルリン弾薬ストレージには895万発の6インチ砲弾や、228万発の14インチロケットが保存されているが、全力射撃を行った場合、10日で備蓄が尽きるとされている。
  • 戦域高射・電子戦師団?:2010年から新設された戦域防空部隊。長距離SAM『レイブン4?』およびその射撃管制レーダー、ESM、ECMなどを運用する。3個防空旅団を基幹に、電子戦旅団と信号情報旅団、識別大隊、電磁波位置評定大隊、電子妨害大隊などの情報支援部隊が付属する。

東部軍

ベルリン都市圏を想定正面とする陸軍の主力。完全機甲化された第2軍、第4軍と騎兵軍団、集成砲兵としての第3軍が固有の戦力として、東部軍総司令部の指揮系統に組み込まれている。このほかに、中央軍の諸兵科連合戦力がローテーションで東部軍隷下に回され、2020年現在は第6軍、第10軍および第13戦車軍団、第15戦車軍団が配備されている。

ベルリン失陥後速やかに戦力を再編するため、エバキュエーション師団として第22空中救難師団がシュテンダールに控えている。敵攻勢が前線を貫通した24時間以内に、エッセンシャルスタッフと生残兵はエバキュエーション師団によって、エルベ川西岸の予備陣地に収容される。沿岸の陣地には第2軍、第3軍、第4軍の装備が事前集積されており、第2戦線を速やかに構築することを可能としている。

西部軍

低地地方を守る部隊。低地地方の道路は多くがロバストであり、本格的な機甲部隊の進撃に対しての西部軍陸軍は治安維持部隊としての役割が大きい。適切な遅滞の後にブレーメンまで撤退、東部軍、中央軍、海兵隊による再上陸により挟撃するシナリオが想定されている。一方で、空挺降下をはじめとする奇襲的な軽部隊の浸透は、単独でこれを撃滅できるよう、装備と訓練の充実が図られている。

諸兵科連合である第9軍が専属兵力として隷下に置かれている。また、2017年から中央総軍第10軍が配備された。

中央総軍

フリースラント沿岸地方に位置し、東部軍のバックアップと西部軍の反攻打撃予備として、整備されている。基幹10個軍のうち5個軍を麾下に有し、事前集積コマンドや陸軍予備役コマンドなどの重要な支援組織も下部に持つことから、4方面軍の中で唯一『総軍』を名乗っている。総軍総司令官は上級大将であり、参謀本部総長に次ぐ陸軍制服組のナンバー2となる。現在は第5軍、第7軍、第8軍を独自戦力として抱えており、第6軍と第10軍をそれぞれ東部と西部にローテーション配備している。

北方軍

第1軍を基幹とする最小の方面軍。旧スカンジナビア連合王国領域の防衛を担う。極地戦、雪中戦、山岳戦、上陸戦などの特殊作戦遂行能力を持ち、陸軍のみならず海兵や空挺のバックアップとしても動けることから、エーレスラント軍全体の予備兵力に位置付けられることが多い。エーレスラント陸軍が扱う機材全種を、いずれかの実戦部隊が運用していることでも有名で、教育部隊やアグレッサー部隊と合わせて兵器の配備後試験やポスト制式化研究も行なっている。

装備

装甲装軌車両

  • M1:主力戦車
  • M2:歩兵戦闘車
  • M3:騎兵偵察車
  • M4:自走迫撃砲
  • M5:自走榴弾砲
  • M6:水陸両用車
  • M7:空挺戦車
  • M9:軽戦車

装甲装輪車両

  • M8:装輪戦車

装輪戦闘車両

  • M24:近距離複合防空システム

ドクトリン