ウィーン大学は、ツィスライタニエン王国ウィーンに本部を置くライタの王立大学である。1365年に設置された。長く豊かな歴史を持つ大学は、ヨーロッパ最大級の大学として発展し、特に人文科学分野では最も有名な大学の一つとなった。

1365年にチェコにあるカレル大学に対抗するためにオーストリア公ルドルフ4世によって創立された。当時、大学の設立には教皇の設立証書を持ってして大学として認定されたが、この時の教皇ウルバヌス5世はカレル大学の創設者、神聖ローマ帝国皇帝カール4世の圧力により、署名しなかった。カール4世の亡き後、教皇は設立証書に署名しウィーン大学は正式に大学となった。15世紀には神聖ローマ帝国最大の大学まで成長した。その後、1848年革命、第一次世界大戦や第二次世界大戦の混乱を経て、現在に至る。