架空国家を作ろう 第2.6世界線 - イスタンブールゲート計画(オスマン連邦)

イスタンブールゲート計画

概要

オスマン連邦でかつて計画されたボスポラス海峡にゲートを設置するのことである。多額の想定費用と他国の反発により取り消された。

計画全容

ボスポラス海峡にまずゲートを設置する。通過可能船舶は幅35m、喫水15mまでとされた。つまり潜水艦は浮上を余儀なくされ大型空母は通過不能となるとされた。ゲートは5カ所設置され一つは保守点検とされ実質4ゲートで運用される予定であった。また、イスタンブール西方に幅100mクラスの運河が設置される予定であったがこちらもゲートは設置される予定であった。更にゲートには聴音装置が取り付けられる予定であり他国海軍が許容できる計画では無かった。これは黒海を軍事的に孤立・軍事的価値低下を目論むものであった。

予想された影響

黒海の軍事的価値の低下
黒海が軍事的に孤立することにより黒海に艦隊を設置することの費用対効果を悪化させることによる軍事力の希薄化を狙った。
黒海諸国に対する外交的優位
黒海諸国にとって貿易の重要要素であるボスポラス海峡を完全にオスマン連邦が握ることによる外交的主導権を握ることが期待された。
オスマン連邦の地中海内海化
ジブラルタル海峡も所有するオスマン連邦は地中海の入り口の3つのうち2つを抑えることとなるが軍事的密度の高い黒海を隔離することによって地中海自体を聖域化することが期待された。

計画の中止

オスマン連邦は当初この計画に肯定的であったが莫大な費用と他国の反発は許容できるものではなかった。またゲートの維持費や海流への影響など懸念すべきものが多すぎた。オスマン連邦はのちにこの計画に否定的になり最終的に中止とする声明を発表した。

その後

オスマン連邦陸軍は対艦ミサイル部隊をボスポラス海峡やダータルネス海峡に設置した他海軍もマルマラ海に部隊を派遣して他国の艦隊通過に対する圧力をかけることとなった。