国家情報

国名カリフォーニエン=ドイツ           (ドイツ語:Kalifornien Deutschland)
公用語ドイツ語。第二公用語として英語
国歌カリフォーニエン=ドイツの歌
国の標語Alles sind für Uns (全ては我々のために)
首都ロサンゼルス特別市
国家元首ヴィッテンベルク帝
政治体制立憲君主制
国土面積45.2万㎢
人口7675万人
GDP4.99兆マルク
一人当たりGDP65016マルク
通貨マルクDEM

概要

 北米大陸カリフォルニア半島北部地域を領有するドイツ国家。後述する理由から、ブランデンブルク帝国を除くドイツを自称あるいは領有するいかなる国家をも主権国家として認めず、自らを唯一正統性のある「ドイツ」であると主張している。
 南北に長いカリフォーニエンは沿岸部は地中海性気候、内陸部は砂漠が広がる乾燥帯も見られる。
 事実上の亡命政権であるために若い国家ではあるが、自治領時代からのドイツの経済、産業、また余裕ある食糧資源と世界中からの観光客によって世界有数の経済大国となっている。
 皇帝を有する立憲君主制国家ではあるが、過去の皇帝に強大な権力があった時代の反省から、正式な国名は「カリフォーニエン=ドイツ」となっており、国際政治の場ではこれが用いられている。単にカリフォーニエンと呼ばれることも多い。漢字表記は「加獨」。国際ドメインとしてはkdが割り当てられている。

国内情報

歴史

 1976年に財政破綻した神聖アメリゴ連合帝国カリフォルニア州は、対外債務がGDP 比1055%を超えていた。同州は緊急事態宣言を発令、また帝国政府に米連邦破産法の適応を申請したが、当代皇帝マリスビリー・アムニスフィアはこれを拒否、カリフォルニア州を海外に売却することを提案した。
 これに目をつけたのが当時の西ドイツで、以降両国間で交渉が行われた結果、1981年に西ドイツが1億マルクでハワイ州と併せてカリフォルニア州を購入することとなった。戦後ドイツ初の海外領土の誕生である。
堅調な西ドイツ経済のバックアップ体制のもと、カリフォルニア州の経済は順調に持ち直しまた西ドイツ本国からカリフォルニア州へ移住する市民も増えていった。
 1985年の西ドイツ・「海外領土に関する法律」により、ドイツ領カリフォルニア(カリフォーニエン)は外交と国防以外の一切の自治権を有する、高度な自治領となった。
ドイツ統一、またソ連崩壊後は旧東独を中心にドイツ語を話す移民がさらに増加し、1993年には第二公用語にドイツ語が制定された。
 2016年のドイツ連邦共和国統一議会選挙で極右政党AfD
(Alternative nur für Deutschland;ドイツのためだけの選択肢)が移民への不安を煽り大勝、単独政権を獲得した。保守労働党はおろか、伝統的与党であったCDU(キリスト教民主党)も歴史的大敗を喫しまた5%条項によりそれまで存在していたドイツの主要政党は国政からの撤退を余儀なくされた。CDU党首、エルゲレン=カーン女史は「この国はナチになった」と述べ、国民向けの会見でカリフォーニエンに「亡命」するよう勧めた。これに対してAfD政権は激しく反発、徴兵制や全権委任法の復活をチラつかせたため、国民はこれに激怒し、家族単位、町村単位(フランクフルトなどの大都市では一つの区が丸ごと移住したケースがある)でカリフォーニエンへ「亡命(移住)」していった。同年8月に出国数がピークの880万を超えるとAfD政権は国民の海外旅行に対し制限を実施したものの、最終的には非合法な出国も含め、3000万人近い市民がカリフォルニアへの渡航に成功した。
 現在AfD政権は国民の海外渡航を許可制にしている。
急激な「難民」増により一時混乱状態にあったカリフォーニエンであるが、2019年12月25日深夜、同自治政府は独立宣言を出し、ロサンゼルス滞在中であったホーエンツォレルン家の現当主ヴィッテンベルク帝を皇帝に選出、カリフォーニエン=ドイツの建国を宣言した。
 欧州のドイツ国家とはブランデンブルク帝国を除いて相互に存在を否定、また正統性のある国家として承認していない。
 ブランデンブルク帝国との関係、および歴史的経緯については以下を参照。
ブランデンブルク帝国成立以前の歴史
ドイツ内戦
 ドイツ全体としての歴史はこちらも参照されたい。
ドイツ史
 こうした歴史的経緯から、カリフォーニエン=ドイツはブランデンブルク帝国を一つの同じ国のように接していることが度々である。またブランデンブルク帝国からも友好的な外交関係が維持されており、二国間関係としては歴史上また国際的にまれな良好なものとなっている。

地理

・カリフォーニエン本土
 カリフォルニア半島北部周辺地域からなる。同国の主要部分であり、人口の9割以上がここに集中している。
 沿岸部は地中海性気候のため年間を通して温暖でありながら乾燥しやすい気候にある。そのためオリーブやキャッサバ、オレンジなど感想に強い食物や牧畜などが盛んである。大規模な土壌改良やスクリンプラー農業も発達しており、カリフォーニエンだけで同国の食料需要が賄えている。一方で環太平洋造山帯にあるため地震大国でもあり、地震による被害の歴史も無視できない。
 内陸部は乾燥帯であり、特に北東部には広大な砂漠が広がっている。降雨量の少ない無人地帯である事を活かして先進実験機関や原子力開発、鉄道・航空機等の開発、原子力発電所や大規模太陽光発電所などに利用されている。また、同国の宇宙産業は主に砂漠地域で活動している。

・ハワイ(過去)
 ハワイ本島とオワフ島などその周辺の島々を領有する。州全体が亜熱帯地域に分類されていて一年を通して温暖な気候に恵まれる。このため、世界中から年間を通して観光客が絶えない。
 雨季に小規模な農業が行われる他はほとんど農産業は行われていない。周囲に陸地がない開けた場所であることを生かして、大型天文台が設置されているほか、同国の宇宙機関も進出している。
 2020年7月、南アメリカ連邦共和国に割譲された。

政治

 国民議会は上院(定数100)と下院(定数350)からなる二院制。任期はそれぞれ3年と5年になっている。
 カリフォーニエン=ドイツの政治の最も興味深い特徴は5%条項であろう。ナチ政権発足の歴史の反省から憲法に明記されているもので、開票時に下院で5%以上の議席を取らない政治団体は政党としての条件を失う。つまり、下院で政党になれなかったものは上院で政党として存在していても解散してしまうのである。政党に所属しない議員同様、彼らは無所属扱いとなる。このためいわゆるねじれ国会状態になると度々この制度について見直しが議論される。
 現在の与党はキリスト教社会民主同盟と緑の党00で、主な野党としては労働党、左派党、市民の風などがある。2016年にドイツ連邦共和国で政権を獲得したドイツのためだけの選択肢(AfD)と国民労働者同盟は憲法裁判所から「民主主義を破壊し得るもので、またナチ的な性質を有する」として禁止政党に認定された。同国発足の経緯から国民の目は極右派やナショナリズムに厳しく、キリスト教社会民主同盟のような従来からある社会的価値観を重要視する有権者が多い。
 立憲君主制国家であり、皇帝の地位は憲法によって定められている。現皇帝ヴィッテンベルクもこれを支持しており、「帝国」化は望ましくないとしている。これらの理由から国の正式名称に「帝国」がつかない。行政の責任者として帝国宰相がおり、これを補佐する役職として帝国官房長官がいる。2019年現在、役職として定められている国務大臣は以下の通り。
・帝国宰相
・帝国官房長官
・内務大臣
・法務大臣
・外務大臣
・大蔵大臣
・文部科学大臣
・労働大臣
・保健衛生大臣
・食糧大臣
・経済大臣
・国土交通/運輸大臣
・環境大臣
・国防大臣
・観光大臣
・宗教大臣
・宮内大臣
この他に大規模な自然災害や戦争など、非常時にあって行政府が必要と判断した場合は国務大臣は25人を上回らない範囲で追加することができるが、追加された国務大臣はその行政府が解散する際に同時に役職としてはなくなる。

 また、以下の役職に就くものは国務大臣に準ずる立場として見られている。
・芸術文化庁長官
・スポーツ庁長官
・国家宣伝庁長官

司法

 司法権を有する裁判所として、憲法裁判所、特級裁判所、A級裁判所、B級裁判所、C級裁判所、簡易法廷の6種類が存在する。カリフォーニエン=ドイツの司法上の課題として死刑制度が挙げられる。世界的に死刑は廃止を目指す流れが強いなかにあって、同国は死刑制度を維持しており、また年間を通して五回程度刑が執行されている。廃止を目指す動きはあるものの、2020年現在政府内では死刑制度廃止に反対の流れが優勢である。理由としては急激な移民増に伴い治安が悪化傾向にあることが挙げられている。
 もう一点、カリフォーニエン=ドイツの司法上興味深い点がある。
 国内で認可を受けたキリスト教施設内、また敷地内での犯罪に関して警察官は立ち入りができない。第二次世界大戦中、キリスト教の聖職者が多数ナチス政権に弾圧された反省から、宗教、特に認可を受けたキリスト教会は宗教省の管轄となっており保護されている。このため仮に認可を受けた宗教団体施設内で事件が起きた場合、警察は宗教大臣の許可を得て捜査するか、または事件や裁判が宗教省の管轄となる。この複雑な司法制度やキリスト教のみが保護されている現状に批判の声も上がっているが、同国独立以降宗教省が実際に処理した刑事事件は0であり、有名無実化しているとの見方もある。
 ブランデンブルク帝国との同盟により、二国間で相互に犯罪者引き渡し協定が締結されている。

資源

 南部の砂漠地帯では豊富な原油産出があり、その量は北米大陸でも屈指である。またロングビーチ以南の沿岸部沖合いでは大規模天然ガス田が確認されているだけで33あり、調査中のものも含め国内の埋蔵量は未だはっきりと予想できていない。鉱資源は金、錫、ニッケルを少数生産する。比較的資源に恵まれた国ではあるが、8000万人近い人口に加え世界中から移民が増加中であることと、同国民の主な生活移動手段が自動車であることから国内の資源生産だけでは石油需要を賄えきれず、インドネシア連邦新生ブラジル帝国との間で資源に関する協定を締結し、国内需要の安定供給に努めている。
 また、カリフォーニエン=ドイツの電力生産のうち7割強は原子力発電によるものであるが、そのための高純度ウランは99%以上輸入に頼っており、政府は現在原子力発電に代わる別の効率的な発電方法を模索している。

経済

 長らく西ドイツ自治領であったため、ドイツ資本企業が多数進出しているほか、欧州からの投資が盛んである。
 自動車や造船、航空機を中心とした重工業が基幹産業である。航空機はアメリカ・ホンダインダストリーが民間航空機メーカーとしては世界最大規模の生産であるほか、軍用機メーカーと軍が民間旅客機を国内ライセンス生産している。自動車に関してはテスラオートが電気自動車の世界シェアの上位に食い込む。
 1990年代以降、ロサンゼルス周辺で先進技術を扱う企業が増えている。主なものは宇宙開発とITである。現在ではロサンゼルス沖合200kmにあるサン・ニコラス島に人工衛星等発射の国内管制塔が、マウイ島に打ち上げ基地が完成しており、カリフォーニエン=ドイツ政府は官民一体で2040年までに有人火星着陸を目指している。また近年の同国サービス業を支えるIT産業はロサンゼルス周辺に集中しており、周辺は「カリフォーニエン・シリコンバレー」と呼ばれる。
 農業大国としての一面もあり、2016年のデータではカロリーベース計算で食料自給率が163%と高い数値を推移している。温暖なカリフォーニエンではドイツ料理に欠かせないジャガイモはあまり育たず、代わりにカリフォーニエン食文化に必要不可欠なキャッサバ(タピオカ用)の生産が盛んであるほか、オリーブ油、オレンジ、ブドウ、アメリカンチェリーなども生産。カリ・ビーフとして知られるカリフォーニエンの牛肉は歯応えがあるやや硬い肉ではありながら筋が少なく、肉食文化のカリフォーニエン=ドイツ人のみならず世界中で愛用されている。
 同国は資源産出国ではあるが、国内需要が莫大なものであること、さらに将来の資源枯渇に備えて古くからアラビア諸国などのように政府系ファンドが設立されている。ロサンゼルス国家投資庁には公益部門と民間部門の2種類があり、公益部門は純粋な政府系ファンドである。2019年現在、運用総額は16兆マルク。民間部門ファンドとは、所得税の一定額を国民の積み立て投資資金として同庁にプールし、一定年数資金運用した上で収益を還元される仕組みである。元本は保証されるほか、3年が経過すると自由に引き出しできるようになる。
 ロサンゼルスは伝統的に観光都市でもあったが、近年サンフランシスコでは大型ショッピングセンターや大規模遊園地の建設に伴い、観光客の増加が見られる。ハワイには世界中から通年観光客が来ており、こういった理由から観光業はカリフォーニエン=ドイツにとって非常に重要なものになっている。欧州のドイツ国内は相変わらず混乱していたものの、2019年のハワイ観光客数はのべ2400万人と、過去最高記録を達成した。現在ホノルルだけではホテルや民宿のキャパシティが足りず、同州の課題ともなっている。
 国土交通に関して長年自動車大国であったカリフォーニエン=ドイツでは環境に優しい高速鉄道網の整備が提案されている。現在、日本のJRに対してリニア鉄道建設の輸入が交渉中である。

文化

 かつての北米西海岸の開放的な文化を残しつつも、欧州からの大量の移民たちが持ち込んだ文化やドイツ的な文化が融合し、独特のものを整形している。国民性としては個人主義を重視しながらも開放的で他人に対してフランクなところが多い。また、キリスト教的価値観から寄付や困窮者への援助は一般的であり、国民の大半は余暇時間の用い方の一つとしてなんらかのボランティア活動に従事している。
 カリフォーニエン=ドイツの食文化をご紹介したい。欧州大陸のドイツ人も、西海岸の旧アメリゴ系住民も肉食の習慣がある。
 国民に広く人気のカリフォーニエン料理の一つにハンバーガーがある。西ドイツ自治領時代前はファーストフード店のハンバーガーが一般的であったが、その後は席についてゆっくり食事をすることを好むドイツ人たちの影響もあり、今では店で皿に乗って提供されるスタイルのハンバーガーが人気だ。カリフォーニエン人がよく食べるハンバーガーは肉もパンも大きく、また分厚い。肉の味付けとしては塩やコショウなどのシンプルなものが好まれる傾向が強い。手掴みで食べても良いし、また分厚いのでナイフで小さく切って食べても良い。カリフォーニエンの一般的な国民食の一つである。外でハンバーガーを食べる場合、値段の相場としては30マルク前後であり、中学生や高校生も一人で食べにいけるような手軽なものでもある。
 ステーキはカリフォーニエン=ドイツ人の食生活に切っても欠かせない。金曜日の夜に家族で集まってステーキを食べる"Steak zum Freitag(金曜日のステーキ)"という習慣があり、平日最後の夜に各家庭で腕によりをかけて肉を焼き、家族皆で食べる。実はカリフォーニエンの農業生産が拡大されたのはほんのここ30年ほどのことであり、以前は乾燥しがちで貧弱な土壌であることから牧畜のみが盛んであった。このため西ドイツの自治領として編入されてからは食糧需要を満たすために放牧が加速化、逆に供給過多となってしまった。市場の牛肉価格が下がり続けたため州内(当時)の農家を保護するため、自治政府が農家から牛を買い取り、国民に提供するためのスローガンがSteak zum Freitagである。その後ワークライフバランスの観点から企業努力による働き方改革や法整備によって労働者の労働時間が短縮された結果、「金曜日のステーキ」は一般的になった。家族でステーキを食べながらカリフォーニエン・リーグのサッカーを観て大人はビールを飲む、これがカリフォーニエン=ドイツ人の金曜日の夜の過ごし方である。
 タピオカドリンクも人気である。タピオカというと東南アジアのイメージが強いかもしれないが、そもそもカリフォルニアやハワイはアジア系の移民が歴史的に多く、アジア文化は同地域にあって特段珍しいものではない。温暖な気候からカリフォーニエンでキャッサバの生産が盛んになってきたこともあり、現在カリフォーニエンではタピオカドリンクが人気である。余談だが、同国の食糧大臣は民間のタピオカドリンク企業出身であり、国際会談の際に彼女の意向でタピオカが提供されたことがある。
 大量の移民はドイツ語にも変化をもたらした。本来標準ドイツ語であれば、国の標語:「全ては我々のために」Alles ist - für uns、が正しい。ここからも分かるようにドイツ本国で用いられている標準ドイツ語と、カリフォーニエン=ドイツには文法上いくつか細かな違いが見られる。さらに、カリフォーニエン=ドイツのドイツ語ではduに対する動詞があまり使われず、より丁寧かつ敬意を示すSieに対する動詞変化が好まれることが多い。これは移民やドイツ語学習者たちがより変化の簡単な方を多用しているためだと考えられる。とはいいつつも、ブランデンブルク帝国とは条約によって2カ国間の言語教育やドイツ語正書法の統一がされている。もちろん両国民は互いのドイツ語を完全に理解し、会話することが可能である。また、第二公用語である英語は、教育の成果もあってか若者たちであればほぼ全員が理解することが可能である。なお、国名のKalifornien Deutschland は、より正しいドイツ語読みをカタカナで表現しようとするならばカリフォルニエン・ドイチュラント、カリフォーニエン・ドイチュラント、とも表すことができるが、現代日本語カタカナでは「カリフォーニエン=ドイツ」が通例用いられる。
 

外交

 上述する経緯から、ブランデンブルク帝国との関係を最重視しており同盟関係にある。また領土問題を抱えやすいシーランド帝国とも領土係争はなく、良好な関係を築いている他皇室・王族同士の交流が模索されている。このように欧州大陸から脱出したあともヨーロッパとは一定の関係を維持しているようである。さらに国際経済協定としてインドネシア連邦が提案するジャカルタ協力条約に経済参加するなど、国際社会での存在感は無視できない。
 インドネシア連邦とは資源協定を、新生ブラジル帝国とは経済面、資源面、軍事面で事実上に同盟関係を締結している。

国交樹立国

三島神聖府連合
シーランド帝国
ブランデンブルク帝国 (同盟国)
大エーランド公国?
インドネシア連邦
新生ブラジル帝国
神聖アメリゴ連合帝国
日本国
エネラント合衆国?
カトラス社会主義共和国

また、
エーレスラント連合王国は北部ドイツ地域を領有している理由から政府は国家として承認していないものの、民間での交流は盛んであった。2020年7月、エーレスラントの一方的な他国への飛行禁止区域設定に議会・帝国宰相名義で非難決議を採択。エーレスラントとの関係は悪化している。

軍事

 カリフォーニエン=ドイツ国防軍として陸軍、海軍、空軍、海兵隊の4軍と独立指揮系統の近衛師団計4軍と1独立部隊からなる。軍隊で使用される言語は任務中は全てドイツ語であり、このため兵士は一定レベルのドイツ語を読み書き理解できることが求められる。
 陸軍は国土の特性上、部隊の大部分がカリフォーニエン本土に配置されている。人口のほとんどが沿岸部に集中しており、また東西の幅が狭い国土を防衛するために陸軍力の主力は砲兵師団である。射程の長い火砲を要所に綿密に配置し、多重に防衛線を張ると同時に、敵侵攻軍をシエラネバダ山脈で食い止めることが期待されている。
 海軍はサンフランシスコ、ロングビーチ、サンディエゴ、ハワイ周辺に拠点を置く。空母機動部隊の編成が急がれるが、予算的な都合もあり強襲揚陸艦や攻撃型原子力潜水艦に期待される。このうち最大級の基地能力がホノルル郊外に位置する、ゼーアドールブルク空海軍共同基地である。同国の海軍は一年のうちここで訓練を行う機会が多く、海軍主力は事実上ハワイに集中していると言ってよい。
 空軍は最近、民間機をベースにした大型機の開発に成功した。これにより航空機で核爆弾を運搬する手段が持てるようになり、ほかにも大型爆弾の搭載や装甲車両の輸送なども可能になった。
 海兵隊はカリフォーニエン=ドイツが建国されて初めて編成された若い師団であり、主に基地警備などの任務についているとされる。このため海兵隊主力はハワイにあり、事実上ハワイ防衛の要である。核兵器の警備としても重要な部隊である。
 近衛師団の歴史は18世紀のプロイセン近衛連隊にまで遡ることができるが、現在では軍としては国防軍に属するものの、カリフォーニエン=ドイツ皇帝直属の独立部隊となっている。名称上師団編成ではあるが実態は連隊規模部隊であると推測され、2020年3月の統合軍事演習には6550人が参加していた。正確な兵員数は明らかになっていない。兵士たちの給与は全て国防省から出されるが、このほかに年に2回、宮内省から皇帝名義で恩給が出る。志願制のカリフォーニエン=ドイツ国防軍にあって唯一募集されていない部隊でもあり、他軍部隊からはエリート兵団と見られている。指揮権は皇帝にあるが、国防大臣が監督・助言を行い、事実上補佐する立場にある。
 このほかにサイバー軍と宇宙軍も有していたが、2020年4月上旬の軍改革の際にプロイセン参謀本部にその機能を集約された。
 2020年6月、同盟国のブランデンブルク帝国軍と共同で西サハラ共同警備地区を設立した。大西洋の軍事的拠点として、基地機能強化が急がれている。

公式ページ

カリフォーニエン=ドイツ公式ページはこちら
https://twitter.com/kalifornien_deu/status/1209863...

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