アリコーン級原潜 
| 枠 | 架空 |
|---|---|
| 種類 | 潜水航空巡洋艦 |
| 価格 | 3870億ドル |
 | |
| 性能緒元 | |
|---|---|
| 全長 | 495ｍ |
| 全幅 | 114ｍ |
| 全高 | 54ｍ |
| 水中排水量 | 810,000t |
| 乗員 | 330名 |
| 武装 | SRC-03a 600mm128口径電磁投射砲 x1 203mm33口径電磁投射砲 x2 3K96V VLS x48セル AK-630 x8 パーンツィリM x4 |
| 速度 | 水上37kt/h 水中42kt/h |
| 機関 | 第8世代3型シャロウ式NaK冷却炉 2基 アル・メナス ST-5800 蒸気タービン 4基 ポンプジェット推進器 2軸 電磁推進システム x2 |
| 航続距離 | ほぼ無限 |
| 安全潜航深度 | 500m |
| 最大潜航深度 | 600m |
| レーダー | ポリメント・リドゥート 4面 AN/SPS-4 航海用 1基 AN/SPN-27 航空機管制用 1基 |
| 防御兵装 | SRBOC x4 Nixie x2 MFEW 4面 |
| C4ISTAR | GCCS-M |
| ソナー | 統合BQQ-5E BQS-13、BQG-5A WAA、WLY-1、BQS-24、曳航アレイTB-16EおよびTB-29 |
| 搭載機数 | 固定翼機30機 UAV 128機 |
| 航空設備 | Mk.5 先進エレベーターシステム x2 Mk.2 弾薬庫運搬エレベーター x4 Mk.8 電磁式カタパルト x2 Mk.23 先進着艦制動索 x5 |
概要
本級はルートアセシオン・ミーリア帝国ユニバーサル・アムステルダム社が建造した、遠洋での高いパワープロジェクション能力誇示を目的とした原子力潜水艦。
かつてない巨大な船体に正規空母並の航空運用設備、遠距離攻撃用のレールガンシステムなど、極めて高い戦闘力を誇る。
主要な任務として遠洋でのプレゼンス誇示や襲撃任務、長距離偵察等が挙げられる。
かつてない巨大な船体に正規空母並の航空運用設備、遠距離攻撃用のレールガンシステムなど、極めて高い戦闘力を誇る。
主要な任務として遠洋でのプレゼンス誇示や襲撃任務、長距離偵察等が挙げられる。
来歴
2000年、ルートアセシオンは大西洋や太平洋、インド洋での友好国支援や潜在的な脅威への対処、地域紛争介入など世界的な活動を志向する海軍戦略「シーパワー21」を打ち出した。その内容は核動力の航空母艦や護衛艦の大量配備、友好国への駐留、既存軍港拡張、新規軍港開設など非常に野心的なものとなっており、それ以前は内向きだった同国の海軍戦略の大転換を示すものだった。
この一環として、航空戦力ではあるが今までとは全く違う兵器システムの運用を模索しており、特に敵の監視に対しては敏感になっていたことから、潜水艦の所有が志向された。決して主要戦力ではないものの、単独で自己完結する兵器システムとして期待された。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
計画の推進者であった小泉順子大将は航空機を多数搭載するこれまでにない先進的かつ野心的な潜水艦と聞き、どう考えたって頭がおかしいんじゃねえのハゲと悪態をつきながらも、海軍に以下のコンセプトを示した。
この一環として、航空戦力ではあるが今までとは全く違う兵器システムの運用を模索しており、特に敵の監視に対しては敏感になっていたことから、潜水艦の所有が志向された。決して主要戦力ではないものの、単独で自己完結する兵器システムとして期待された。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
計画の推進者であった小泉順子大将は航空機を多数搭載するこれまでにない先進的かつ野心的な潜水艦と聞き、どう考えたって頭がおかしいんじゃねえのハゲと悪態をつきながらも、海軍に以下のコンセプトを示した。
・航空運用能力の確保
正規空母並の航空機運用能力を持つことで、遠洋での作戦に対応。バカじゃないのと突っ込みたくなるような話ではあるものの、航空機が持つ柔軟性を活かすためには数が必要であった。
・レールガンの搭載
次世代の長射程兵器であるレールガンの搭載を決定。もはやボケてんじゃねえのかスカポンタンと思いたくなるような計画だが、隠密性を優先するミッションでは即応性の高い武器システムが必要であると考え、レールガンを搭載することになった。ぶっちゃけこれだけでいいんじゃないすかね？
・水上戦闘力の確保
航空機の運用時など浮上している際に突発的な攻撃を受けた場合の自衛火器の装備。お前潜水艦だろと思いながらも、やっぱり搭載するしかないよねということで搭載が決定。
異常……もとい以上のPCWガン振りマジキチコンセプトに基づき、プロジェクト・アリコーンはスタートされた。
異常……もとい以上のPCWガン振りマジキチコンセプトに基づき、プロジェクト・アリコーンはスタートされた。
設計
船体
本級は潜水空母という特殊な艦船であり、航空機運用能力を有するとはいえ水中速力の低下は極めて致命的な問題であると認識され、空母より長い全長を持ちながらアングルドデッキは採用されず、セイルがトンネル状になっている極めて特殊なアクシャルデッキとなっている。
全長は495m超、船体幅は110m超と幅広の船体となっている。これは船体が中央部の船体に加え、後部に2つの副船体を持つトリマラン構造になっている影響である。
主船体は耐圧殻が3つ存在しており、他の潜水艦にはない特徴となっている。下部の眼鏡型耐圧殻に加え、上部の格納庫となる大型の耐圧殻の構成になっている。トリマランを構成する両サイドの副船体も耐圧殻を持つ。主武装たるレールガンとミサイルVLSは副船体の耐圧殻に格納されており、発射時にはハッチが開いて下からせり出してくる。
セイルは従来艦とは大きく違い、トンネル状の低いセイルが飛行甲板を貫いてまたがっている。セイルには各種レーダーや潜望鏡、航空機管制施設が装備されており、こちらで甲板の管理を行っている。セイルの飛行甲板開口部は水の抵抗を最小限にする構造となっており、水中速力を向上させる努力がなされている。
エレベーターは38t型エレベーターをセイル内部に2基設置。動力は主に原子炉からの電力で賄われる。位置はセイル内部に3基が集中配置され、カタパルト後方にも存在。エレベーターも潜航時には耐圧シャッターで閉鎖される構造になっている。なお、セイル下には大型のホイストが装備されており、艦載機の前後位置変更が可能となっている。
これとは別に兵器用エレベーターも装備されており、こちらは主に弾薬の搬出入を担当。弾薬庫〜飛行甲板に6か所を配置している。こちらも耐圧シャッターで閉鎖されることになる。
なお、バラストタンクは船体容積でもかなりのウエイトを占めており、格納庫浸水などの緊急事態に備えて水上での予備浮力は大きくなっている。耐圧殻自体も他潜水艦よりかなり強靭にできており、武装格納ケージに関しても相応の水密性は備えている。超高張力鋼での構造材成形や多重ロックにより、開口部が多い潜水艦でありながら最大潜航深度は600ｍにも達する。
船体は吸音ゴムタイルにより音を反射しにくい構造となっており、滑走路はそれに加えヘリ空母などで利用される耐熱パッドを転用した特殊ゴム繊維で覆われている。こちらは海水を被っても航空機の滑りを抑制する効果があり、専用のゴムタイルほどではないが吸音性も備えている。
全長は495m超、船体幅は110m超と幅広の船体となっている。これは船体が中央部の船体に加え、後部に2つの副船体を持つトリマラン構造になっている影響である。
主船体は耐圧殻が3つ存在しており、他の潜水艦にはない特徴となっている。下部の眼鏡型耐圧殻に加え、上部の格納庫となる大型の耐圧殻の構成になっている。トリマランを構成する両サイドの副船体も耐圧殻を持つ。主武装たるレールガンとミサイルVLSは副船体の耐圧殻に格納されており、発射時にはハッチが開いて下からせり出してくる。
セイルは従来艦とは大きく違い、トンネル状の低いセイルが飛行甲板を貫いてまたがっている。セイルには各種レーダーや潜望鏡、航空機管制施設が装備されており、こちらで甲板の管理を行っている。セイルの飛行甲板開口部は水の抵抗を最小限にする構造となっており、水中速力を向上させる努力がなされている。
エレベーターは38t型エレベーターをセイル内部に2基設置。動力は主に原子炉からの電力で賄われる。位置はセイル内部に3基が集中配置され、カタパルト後方にも存在。エレベーターも潜航時には耐圧シャッターで閉鎖される構造になっている。なお、セイル下には大型のホイストが装備されており、艦載機の前後位置変更が可能となっている。
これとは別に兵器用エレベーターも装備されており、こちらは主に弾薬の搬出入を担当。弾薬庫〜飛行甲板に6か所を配置している。こちらも耐圧シャッターで閉鎖されることになる。
なお、バラストタンクは船体容積でもかなりのウエイトを占めており、格納庫浸水などの緊急事態に備えて水上での予備浮力は大きくなっている。耐圧殻自体も他潜水艦よりかなり強靭にできており、武装格納ケージに関しても相応の水密性は備えている。超高張力鋼での構造材成形や多重ロックにより、開口部が多い潜水艦でありながら最大潜航深度は600ｍにも達する。
船体は吸音ゴムタイルにより音を反射しにくい構造となっており、滑走路はそれに加えヘリ空母などで利用される耐熱パッドを転用した特殊ゴム繊維で覆われている。こちらは海水を被っても航空機の滑りを抑制する効果があり、専用のゴムタイルほどではないが吸音性も備えている。
航空機運用能力
本級は戦闘力確保のため多数の航空機を運用する。格納庫は巨大な水密区画と化してしまっているため、浸水時には8区画に分けられて閉鎖されることになる。潜水艦である以上手狭であり、潜水空母の特徴上全ての艦載機を艦内格納としなければならず、予備電源であるリチウム電池やレールガン運用に必要なスーパーキャパシタの搭載により、艦載機搭載数は船体規模の割に多くはない。
飛行甲板はアクシャルデッキとされている。カタパルトは電磁式を採用しており、潜航時にカタパルトのレールには海藻や貝類といった異物が付着してしまうが、シャトルの前に装備されている排障板を定期的に動かすことで異物を除去する。無接点電磁カタパルトなため、潜航深度が浅い場合に限り海中でも除去が可能となる。シャトル自体に装備は無いので発艦前に清掃が必要となってしまうものの、短時間で済むため運用能力に影響は出ないとされる。カタパルト後方にはジェットブラストディフレクターを配置している。
搭載機は固定翼機だけでなく、VLSを改装したUAVラウンチベイから偵察用UAVを発進させることが可能となっている。およそ8基が装備されており、全て水中発射機能を持ち合わせるが、基本的には使い捨てである。
飛行甲板はアクシャルデッキとされている。カタパルトは電磁式を採用しており、潜航時にカタパルトのレールには海藻や貝類といった異物が付着してしまうが、シャトルの前に装備されている排障板を定期的に動かすことで異物を除去する。無接点電磁カタパルトなため、潜航深度が浅い場合に限り海中でも除去が可能となる。シャトル自体に装備は無いので発艦前に清掃が必要となってしまうものの、短時間で済むため運用能力に影響は出ないとされる。カタパルト後方にはジェットブラストディフレクターを配置している。
搭載機は固定翼機だけでなく、VLSを改装したUAVラウンチベイから偵察用UAVを発進させることが可能となっている。およそ8基が装備されており、全て水中発射機能を持ち合わせるが、基本的には使い捨てである。
・Mk.8 電磁カタパルト
このMk.6 電磁カタパルトは艦首に2基装備されており、艦首カタパルトに挟まれたICCSにより制御されている。全長は95m、38000kgの機体を308km/hまで加速する能力を持つ。
2012年に開発された潜水艦用電磁カタパルトであり、レールガン用に開発されたスーパーキャパシタにより大電力の貯蔵・放出が可能となっている。
2012年に開発された潜水艦用電磁カタパルトであり、レールガン用に開発されたスーパーキャパシタにより大電力の貯蔵・放出が可能となっている。
・Mk.2 先進エレベーターシステム
機力38tを誇る小型エレベーター。潜水艦用に開発された密閉機構が存在する特殊なエレベーターであり、原子炉から供給される大電力により運用される。
主翼を折りたたんだ状態の艦載機1機を運搬する最低限の大きさを持つ。大きさは28x12mであり、運用可能な航空機はさほど多くない。
速度は最大積載で格納庫-飛行甲板まで12秒程度となっている。
主翼を折りたたんだ状態の艦載機1機を運搬する最低限の大きさを持つ。大きさは28x12mであり、運用可能な航空機はさほど多くない。
速度は最大積載で格納庫-飛行甲板まで12秒程度となっている。
飛行隊構成
格納庫設備・補給
飛行甲板下の耐圧殻内部をそのままハンガーとしている。格納庫は1層のみだが、全長208.5メートル、最大幅28メートルと広大な敷地を確保している。並外れた長さを誇っているものの、レールキャノン発射用のスーパーキャパシタやリチウム電池の大量配置により格納庫容積は狭くなっており、結果として固定翼機の運用能力はラファールMの搭載で30機という船体規模からすればかなり小規模なものとなってしまった。
艦載機は全格納とされており、搭載機のうち有人機は主格納庫へ格納、UAVは副船体と主船体の間に配置される合計8基のロータリーランチャー式UAVラウンチベイに格納されている。（UAVは使い捨て）ラウンチベイは専用機のみ配置できる構造になっており、機体と接続する短距離電磁カタパルトとガス圧縮機が装備されている。ガスとカタパルトの複合によるコールドローンチで発射された機体はロケットブースターで短距離を飛行、自身のエンジンを点火し巡航に入る。
UAVラウンチベイには潜水艦発射用のSLUAVであるMQ-102が配備されており、レールガンの弾着観測や長距離偵察、戦闘などをこなすことになる。この他、バリアドローンと呼ばれる電磁バリアを展開するマルチコプターも配置される。これは艦艇の周囲に電磁バリアを張ることで戦術攻撃を無力化する極めて画期的な近接防衛システムとして機能する。
格納庫は8つの仕切りに分けることができ、ダメージコントロールの際には閉鎖される。
燃料搭載力は2800t、弾薬は1500tとなっている。弾薬庫は耐圧殻と装甲に守られた部位に配置されているものの、燃料タンクはバラストタンクと並んで12基に分かれて装備されており、緊急時には燃料の放出やバラストタンクとしての利用も可能となっている。
艦載機は全格納とされており、搭載機のうち有人機は主格納庫へ格納、UAVは副船体と主船体の間に配置される合計8基のロータリーランチャー式UAVラウンチベイに格納されている。（UAVは使い捨て）ラウンチベイは専用機のみ配置できる構造になっており、機体と接続する短距離電磁カタパルトとガス圧縮機が装備されている。ガスとカタパルトの複合によるコールドローンチで発射された機体はロケットブースターで短距離を飛行、自身のエンジンを点火し巡航に入る。
UAVラウンチベイには潜水艦発射用のSLUAVであるMQ-102が配備されており、レールガンの弾着観測や長距離偵察、戦闘などをこなすことになる。この他、バリアドローンと呼ばれる電磁バリアを展開するマルチコプターも配置される。これは艦艇の周囲に電磁バリアを張ることで戦術攻撃を無力化する極めて画期的な近接防衛システムとして機能する。
格納庫は8つの仕切りに分けることができ、ダメージコントロールの際には閉鎖される。
燃料搭載力は2800t、弾薬は1500tとなっている。弾薬庫は耐圧殻と装甲に守られた部位に配置されているものの、燃料タンクはバラストタンクと並んで12基に分かれて装備されており、緊急時には燃料の放出やバラストタンクとしての利用も可能となっている。
機関
第8世代シャロウ式原子炉を搭載。第8世代はシャロウ社の艦艇用溶融金属原子炉を指し、本級では潜水艦用NaK合金冷却炉を2基搭載している。電磁ポンプの採用により可動部品が最小限に抑えられるため静粛性に優れている。大きさは超巨大な船体を駆動させるため小型の商用原子炉にも迫るほどの大きさになってしまっており、船内容積を圧迫している。
推進方式はギヤードタービン/ターボエレクトリックの併用とされた。原子炉で発生させた蒸気はタービンと直結され、副船体後部に配置された8枚羽スクリュープロペラを駆動する。
なお、本艦は単独行動を想定しているため、水上艦隊からの逃走のために水中で42ktもの速度を発揮可能となっている。その推進能力は副船体後部のポンプジェット推進器2軸、ヘリカル型電磁推進機2基に賄われており、無音航行時はリチウム電池と電磁推進を併用して12ktを発揮する。
推進方式はギヤードタービン/ターボエレクトリックの併用とされた。原子炉で発生させた蒸気はタービンと直結され、副船体後部に配置された8枚羽スクリュープロペラを駆動する。
なお、本艦は単独行動を想定しているため、水上艦隊からの逃走のために水中で42ktもの速度を発揮可能となっている。その推進能力は副船体後部のポンプジェット推進器2軸、ヘリカル型電磁推進機2基に賄われており、無音航行時はリチウム電池と電磁推進を併用して12ktを発揮する。
C4ISTAR
・アリコーン戦闘システム
本級ではシーウルフ級基準の戦術処理装置を装備する計画ではあったが、充実した水上戦用装備を持つためにアリコーン独自の戦闘システムを急遽開発され、これはアリコーン戦闘システムと暫定的な名称がつけられた。CDCに配置され、武装の制御を行うための戦術処理装置である。
その機能は個艦防空を行う戦闘システムとして定義され、潜水艦発射型に改造されたリドゥートミサイルシステムを用いることになる。
その機能は個艦防空を行う戦闘システムとして定義され、潜水艦発射型に改造されたリドゥートミサイルシステムを用いることになる。
レーダー・ソナー
本級では水上戦闘力の確保が必要であるとの観点から、アリコーン戦闘システムの搭載により、フェーズドアレイレーダーの装備が行われている。レーダーはアドミラル・ゴルシコフ級のレーダーであるポリメントを搭載しており、探知・捜索からミサイルの誘導までを行うことになる。
多機能レーダーやMFEWは電子妨害能力を備えており、ミサイルの防御に関しては他潜水艦を圧倒的に上回る。
ソナーはシーウルフ級のシステムを移植。艦首、両舷に装備されている。船体が巨大なためバッフルチェックの際の方向転換には無理が生じており、電磁推進である程度の機動性は確保しているものの、それでも浅深度での活動は支障を来すようになっている。
多機能レーダーやMFEWは電子妨害能力を備えており、ミサイルの防御に関しては他潜水艦を圧倒的に上回る。
ソナーはシーウルフ級のシステムを移植。艦首、両舷に装備されている。船体が巨大なためバッフルチェックの際の方向転換には無理が生じており、電磁推進である程度の機動性は確保しているものの、それでも浅深度での活動は支障を来すようになっている。
武装
本級の武装は空母や潜水艦としても極めて特異な攻撃用兵装を搭載している。卓越したミサイル運用能力はもちろん、大きな目玉はレールキャノンの搭載と言える。
潜水艦として極めて珍しく、魚雷発射管を削除するという思い切った判断がなされている。
潜水艦として極めて珍しく、魚雷発射管を削除するという思い切った判断がなされている。
・SRC-03a 600��128口径電磁投射砲
アリコーンの主砲とも言える超大型レールキャノン。セイル直前の飛行甲板下に埋め込み式で配置されており、使用時はせり出して展開する構造になっている。砲身長は76.5ｍにも及ぶ巨大なもので、発射時のエネルギーは推定で500MJとされたが、実際にはさらに膨大なエネルギーを発揮する。射程は公称3000kmだが、実際は5000kmもの長大な射程を持つ。
使用する砲弾は400mm砲弾に200mm分の装弾筒を装着し、600mmに対応させている。SLUAVの目標指示機能により終末誘導を受けることが可能であり、5000km先の目標にも確実に砲弾を命中させることができる。砲弾は対構造物硬芯徹甲弾（APCR）、ポリ窒素を使う広域榴弾（WRHE）、核砲弾（NBW-02 20�仞鐔儚頬っ董砲鯏觝椶靴討い襦９�域榴弾の危害半径は半径100mを超え、SLUAVでの終末誘導も相まって確実に飛行物体を叩き落とす凶悪な性能を発揮する。
使用する砲弾は400mm砲弾に200mm分の装弾筒を装着し、600mmに対応させている。SLUAVの目標指示機能により終末誘導を受けることが可能であり、5000km先の目標にも確実に砲弾を命中させることができる。砲弾は対構造物硬芯徹甲弾（APCR）、ポリ窒素を使う広域榴弾（WRHE）、核砲弾（NBW-02 20�仞鐔儚頬っ董砲鯏觝椶靴討い襦９�域榴弾の危害半径は半径100mを超え、SLUAVでの終末誘導も相まって確実に飛行物体を叩き落とす凶悪な性能を発揮する。
・Mk.3 200mm33口径電磁投射砲
200mm33口径レールガンを副船体のベイに隠顕式で搭載される。射程400kmを誇り、射出後はロケットアシスト推進とGPS/INS誘導により敵へ誘導される。155mm砲弾に装弾筒を装着し200mmに対応させる。砲弾はAPCR、対艦榴弾(HEAS）から成る。レールキャノンに用いられるエネルギーを転用し、発射速度は2基合計で毎分80発と対空砲クラスの連射力を誇る。
・3K96V VLS
ミサイル発射機はMk.45の改良型である3K96V VLSが搭載される。こちらは基本構造こそ3K96の改良型ではあるものの、深深度潜航に対応するため圧力隔壁を備え、耐圧シャッターを備えた隠顕式とすることで対応している。途中入り込む異物に対しては洗浄用バブルにより排出されることになる。片側の副船体に12セルを2列ずつ、合計48セルを備える。
元はSAM用ではあるものの、専用のキャニスターを備えることで対艦ミサイルや対潜ミサイルの搭載も可能となっている。
元はSAM用ではあるものの、専用のキャニスターを備えることで対艦ミサイルや対潜ミサイルの搭載も可能となっている。
・近接防空システム
近接防空システムにはAK-630とパーンツィリM2を用いる。いずれも隠顕式での搭載となっており、飛行甲板外周のハッチからせり出す構造となっている。パーンツィリは機銃を削除し軽量化したミサイルのみのタイプであり、旋回速度がアップしたことでリアクションタイムの短縮に成功している。
アリコーン��
 | |
| 性能緒元 | |
|---|---|
| 全長 | 495ｍ |
| 全幅 | 114ｍ |
| 全高 | 54ｍ |
| 水中排水量 | 820,000t |
| 乗員 | 操艦300名 航空要員800名 |
| 武装 | 203mm45口径電磁投射砲 x2 Mk.48 VLS x98セル レンダリアCIWS x8 RAM 21連装発射機 x4 THEL x32 533mm魚雷発射管 x6門 |
| 速度 | 水上31.4kt/h 水中38.8kt/h |
| 機関 | 第8世代3型シャロウ式NaK冷却炉 2基 アル・メナス ST-5800 蒸気タービン 4基 ポンプジェット推進器 2軸 電磁推進システム x2 |
| 航続距離 | ほぼ無限 |
| 安全潜航深度 | 500m |
| 最大潜航深度 | 650m |
| レーダー | RA/SPY-3E(V)4 4面 RA/SPY-2D(V)4 4面 AN/SPS-4 航海用 1基 AN/SPN-27 航空機管制用 1基 |
| 防御兵装 | SRBOC x4 Nixie x2 MFEW 4面 |
| C4ISTAR | ロゼッタ戦闘システム GCCS-M |
| ソナー | ロゼッタシステム 統合BQQ-5E BQS-13、BQG-5A WAA、WLY-1、BQS-24、曳航アレイTB-16EおよびTB-29 |
| 搭載機数 | 固定翼機60機、ヘリ6機、UAV32機 |
| 航空設備 | Mk.3 先進エレベーターシステム x4 Mk.2 弾薬庫運搬エレベーター x4 Mk.8 電磁式カタパルト x2 Mk.23 先進着艦制動索 x5 |
概要
本級はルートアセシオン・ミーリア帝国ユニバーサル・アムステルダム社が建造した、遠洋での高いパワープロジェクション能力誇示を目的とした原子力潜水艦。
モデル元であるアリコーンとはスペックが大きく異なっており、新たな戦術兵器として生まれ変わることになった。
モデル元であるアリコーンとはスペックが大きく異なっており、新たな戦術兵器として生まれ変わることになった。
来歴
2000年、ルートアセシオンは大西洋や太平洋、インド洋での友好国支援や潜在的な脅威への対処、地域紛争介入など世界的な活動を志向する海軍戦略「シーパワー21」を打ち出した。その内容は核動力の航空母艦や護衛艦の大量配備、友好国への駐留、既存軍港拡張、新規軍港開設など非常に野心的なものとなっており、それ以前は内向きだった同国の海軍戦略の大転換を示すものだった。
この一環として、航空戦力ではあるが今までとは全く違う兵器システムの運用を模索しており、特に敵の監視に対しては敏感になっていたことから、潜水艦の所有が志向された。決して主要戦力ではないものの、単独で自己完結する兵器システムとして期待された。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
しかし、このアリコーン計画に従い設計されたアリコーンは所々問題も多く、議会と皇帝からは予算案の撤回を命じられた。とはいえ、潜水航空巡洋艦計画は後に続くインド洋、ひいては太平洋への進出計画の中核として重要なウエイトを占める潜水艦として再計画がなされており、これの建造は既に必要事項となっていた。
これを鑑み、計画推進者の小泉順子大将は設計の見直しと再設計を行うことに決め、以下の修正案を提示。
この一環として、航空戦力ではあるが今までとは全く違う兵器システムの運用を模索しており、特に敵の監視に対しては敏感になっていたことから、潜水艦の所有が志向された。決して主要戦力ではないものの、単独で自己完結する兵器システムとして期待された。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
しかし、このアリコーン計画に従い設計されたアリコーンは所々問題も多く、議会と皇帝からは予算案の撤回を命じられた。とはいえ、潜水航空巡洋艦計画は後に続くインド洋、ひいては太平洋への進出計画の中核として重要なウエイトを占める潜水艦として再計画がなされており、これの建造は既に必要事項となっていた。
これを鑑み、計画推進者の小泉順子大将は設計の見直しと再設計を行うことに決め、以下の修正案を提示。
・航空運用能力の拡大
正規空母並の航空機運用能力を持つことで、遠洋での作戦に対応。もうCSGでいいんじゃないすかねというツッコミも当然あったが、宇宙や空中からのISRアセットに引っかからない画期的なシステムとして推進。
・レールキャノンの削除
アリコーンに搭載されていたSRC-03a 600mmレールガンの撤去を決定。戦略攻撃能力を持たせるという案に基づいて計画されていたが、後に不必要として削除された。これで砲熕兵装はレールガンと機銃のみとなった。
・機関のスリム化とプラットフォームとしての能力拡大
アリコーンには強力な機関が搭載されていたが、能力を最適化し艦の戦闘力拡大を目論みた。これに際し武装の見直しも進められ、自衛能力の拡大も行われた。
異常……もとい以上のPCWガン振りマジキチコンセプトを継続または拡大する形で、第二次プロジェクト・アリコーンが推進されることになった。
異常……もとい以上のPCWガン振りマジキチコンセプトを継続または拡大する形で、第二次プロジェクト・アリコーンが推進されることになった。
設計
船体
本級は潜水空母という特殊な艦船であり、航空機運用能力を有するとはいえ水中速力の低下は極めて致命的な問題であると認識され、空母より長い全長を持ちながらアングルドデッキは採用されず、セイルがトンネル状になっている極めて特殊なアクシャルデッキとなっている。
全長はアリコーンと同じく495m超、船体幅は110m超と幅広の船体となっている。これは船体が中央部の船体に加え、後部に2つの副船体を持つトリマラン構造になっている影響である。
主船体は耐圧殻が3つ存在しており、他の潜水艦にはない特徴となっている。下部の眼鏡型耐圧殻に加え、上部の格納庫となる大型の耐圧殻の構成になっている。トリマランを構成する両サイドの副船体も耐圧殻を持つ。主武装たるレールガンとミサイルVLSは副船体の耐圧殻に格納されており、発射時にはハッチが開いて下からせり出してくる。
セイルは従来艦とは大きく違い、トンネル状の低いセイルが飛行甲板を貫いてまたがっている。セイルには各種レーダーや潜望鏡、航空機管制施設が装備されており、こちらで甲板の管理を行っている。アリコーンでは開口部はそのままだったが、このアリコーン�兇任魯札ぅ襪糧�行甲板開口部は整流シャッターで閉鎖され、レーダーやソナーも潜航時は耐圧シャッターで閉鎖される構造となっている。
エレベーターはアリコーンより拡大され、50t型エレベーターをセイル内部に4基設置。動力は主に原子炉からの電力で賄われているが、冗長性確保のためリチウム電池の電力も流用することになった。位置はセイル内部に3基が集中配置され、カタパルト後方にも存在。エレベーターも潜航時には耐圧シャッターで閉鎖される構造になっている。なお、セイル下には大型のホイストが装備されており、艦載機の前後位置変更が可能となっている。
これとは別に兵器用エレベーターも装備されており、こちらは主に弾薬の搬出入を担当。弾薬庫〜飛行甲板に6か所を配置している。こちらも耐圧シャッターで閉鎖されることになる。
なお、バラストタンクは船体容積でもかなりのウエイトを占めており、格納庫浸水などの緊急事態に備えて水上での予備浮力は大きくなっている。耐圧殻自体も他潜水艦よりかなり強靭にできており、武装格納ケージに関しても相応の水密性は備えている。超高張力鋼での構造材成形や多重ロックにより、開口部が多い潜水艦でありながら最大潜航深度は650ｍにも達する。
船体はアリコーンと同じく吸音ゴムタイルにより音を反射しにくい構造となっており、滑走路はそれに加えヘリ空母などで利用される耐熱パッドを転用した特殊ゴム繊維で覆われている。こちらは海水を被っても航空機の滑りを抑制する効果があり、専用のゴムタイルほどではないが吸音性も備えている。
全長はアリコーンと同じく495m超、船体幅は110m超と幅広の船体となっている。これは船体が中央部の船体に加え、後部に2つの副船体を持つトリマラン構造になっている影響である。
主船体は耐圧殻が3つ存在しており、他の潜水艦にはない特徴となっている。下部の眼鏡型耐圧殻に加え、上部の格納庫となる大型の耐圧殻の構成になっている。トリマランを構成する両サイドの副船体も耐圧殻を持つ。主武装たるレールガンとミサイルVLSは副船体の耐圧殻に格納されており、発射時にはハッチが開いて下からせり出してくる。
セイルは従来艦とは大きく違い、トンネル状の低いセイルが飛行甲板を貫いてまたがっている。セイルには各種レーダーや潜望鏡、航空機管制施設が装備されており、こちらで甲板の管理を行っている。アリコーンでは開口部はそのままだったが、このアリコーン�兇任魯札ぅ襪糧�行甲板開口部は整流シャッターで閉鎖され、レーダーやソナーも潜航時は耐圧シャッターで閉鎖される構造となっている。
エレベーターはアリコーンより拡大され、50t型エレベーターをセイル内部に4基設置。動力は主に原子炉からの電力で賄われているが、冗長性確保のためリチウム電池の電力も流用することになった。位置はセイル内部に3基が集中配置され、カタパルト後方にも存在。エレベーターも潜航時には耐圧シャッターで閉鎖される構造になっている。なお、セイル下には大型のホイストが装備されており、艦載機の前後位置変更が可能となっている。
これとは別に兵器用エレベーターも装備されており、こちらは主に弾薬の搬出入を担当。弾薬庫〜飛行甲板に6か所を配置している。こちらも耐圧シャッターで閉鎖されることになる。
なお、バラストタンクは船体容積でもかなりのウエイトを占めており、格納庫浸水などの緊急事態に備えて水上での予備浮力は大きくなっている。耐圧殻自体も他潜水艦よりかなり強靭にできており、武装格納ケージに関しても相応の水密性は備えている。超高張力鋼での構造材成形や多重ロックにより、開口部が多い潜水艦でありながら最大潜航深度は650ｍにも達する。
船体はアリコーンと同じく吸音ゴムタイルにより音を反射しにくい構造となっており、滑走路はそれに加えヘリ空母などで利用される耐熱パッドを転用した特殊ゴム繊維で覆われている。こちらは海水を被っても航空機の滑りを抑制する効果があり、専用のゴムタイルほどではないが吸音性も備えている。
航空機運用能力
本級は戦闘力確保のため多数の航空機を運用する。格納庫は巨大な水密区画と化してしまっているため、浸水時には8区画に分けられて閉鎖されることになる。潜水艦である以上手狭であり、潜水空母の特徴上全ての艦載機を艦内格納としなければならず、予備電源であるリチウム電池やレールガン運用に必要なスーパーキャパシタの搭載により、艦載機搭載数は船体規模の割に多くはない。
飛行甲板はアクシャルデッキとされ、新たに280mmの装甲が施されている。カタパルトは電磁式を採用しており、潜航時にカタパルトのレールには海藻や貝類といった異物が付着してしまうが、シャトルの前に装備されている排障板を定期的に動かすことで異物を除去する。無接点電磁カタパルトなため、潜航深度が浅い場合に限り海中でも除去が可能となる。シャトル自体に装備は無いので発艦前に清掃が必要となってしまうものの、短時間で済むため運用能力に影響は出ないとされる。ジェットブラストディフレクターはパッシブ冷却方式とされ、消費されるエネルギー量の削減に成功した。
搭載機は固定翼機やヘリだけでなく、VLSを改装したUAVラウンチベイから偵察用UAVを発進させることが可能となっている。ロータリーランチャーを廃止し32基が装備されており、全て水中発射/水上着水機能を持ち合わせる。
飛行甲板はアクシャルデッキとされ、新たに280mmの装甲が施されている。カタパルトは電磁式を採用しており、潜航時にカタパルトのレールには海藻や貝類といった異物が付着してしまうが、シャトルの前に装備されている排障板を定期的に動かすことで異物を除去する。無接点電磁カタパルトなため、潜航深度が浅い場合に限り海中でも除去が可能となる。シャトル自体に装備は無いので発艦前に清掃が必要となってしまうものの、短時間で済むため運用能力に影響は出ないとされる。ジェットブラストディフレクターはパッシブ冷却方式とされ、消費されるエネルギー量の削減に成功した。
搭載機は固定翼機やヘリだけでなく、VLSを改装したUAVラウンチベイから偵察用UAVを発進させることが可能となっている。ロータリーランチャーを廃止し32基が装備されており、全て水中発射/水上着水機能を持ち合わせる。
・Mk.8 電磁カタパルト
このMk.6 電磁カタパルトは艦首に2基装備されており、艦首カタパルトに挟まれたICCSにより制御されている。全長は95m、38000kgの機体を308km/hまで加速する能力を持つ。
2012年に開発された潜水艦用電磁カタパルトであり、レールガン用に開発されたスーパーキャパシタにより大電力の貯蔵・放出が可能となっている。
2012年に開発された潜水艦用電磁カタパルトであり、レールガン用に開発されたスーパーキャパシタにより大電力の貯蔵・放出が可能となっている。
・Mk.3 先進エレベーターシステム
機力50tを誇る小型エレベーター。潜水艦用に開発された密閉機構が存在する特殊エレベーターであり、原子炉から供給される大電力により運用される。
主翼を折りたたんだ状態の艦載機1機を運搬する最低限の大きさを持つ。大きさは28x12mであり、運用可能な航空機はさほど多くない。
速度は最大積載で格納庫-飛行甲板まで12秒程度となっている。
主翼を折りたたんだ状態の艦載機1機を運搬する最低限の大きさを持つ。大きさは28x12mであり、運用可能な航空機はさほど多くない。
速度は最大積載で格納庫-飛行甲板まで12秒程度となっている。
・Mk.1 パッシブ・ジェット・ブラスト・ディフレクター
従来のJBDとは違い、特殊な冷却パイプを搭載したPJBDを装備。フォード級にも用いられるものの潜水艦用であり、タイルの材質も飛行甲板と同質のものに置き換わっている。
飛行隊構成
本級の目玉の一つは多数の航空機運用能力であり、その数は格納庫66機、UAVラウンチベイ32機、合計98機を数える。
飛行隊は以下。
飛行隊は以下。
| 飛行隊（選択式） | |
|---|---|
| 攻撃飛行隊 | ADF-32 x24 |
| 攻撃飛行隊 | F-35C x24 |
| 戦略攻撃飛行隊 | A-16 x8 |
| 給油飛行隊 | MQ-36 x2 |
| 早期警戒飛行隊 | E-2D x2 |
| E-5X x2 | |
| 輸送飛行隊 | VC-62CS x2 |
| 救難飛行隊 | MH-60S x4 |
| 偵察飛行隊 | MQ-103 x32 |
| 合計 | 固定翼機 x60 ヘリコプター x6、UAV x32 |
| 搭載機種 | |
|---|---|
| 戦闘攻撃機 | ADF-32 ダークプリンセス F-35C |
| 早期警戒機 | E-2D E-5X? |
| 給油機 | MQ-36 |
| 偵察機 | MQ-83B |
| 汎用ヘリ | MH-60S MH-125T |
| 輸送飛行隊 | VC-62CS |
格納庫設備・補給
飛行甲板下の耐圧殻内部をそのままハンガーとしている。格納庫は1層のみだが、全長308.5メートル、最大幅32メートルと広大な敷地を確保している。これは船体の75%という並外れた長さを誇っているものの、原子炉の小型化や航空要員の相対的な削減、レールキャノンの廃止、TFCCやCVICの統合、大量にあったリチウム電池の廃止など艦内構造の整理など様々な省力化を行った結果、達成された数字と言える。なお、高さは2層分、6.8メートルと手狭になっている。この格納庫拡大により有人機の運用能力は2倍以上になり、UAVラウンチベイもスリム化を行ったことで格納庫が拡大された。
艦載機は全格納とされており、搭載機のうち有人機と給油担当のタンカーは主格納庫へ格納、UAVはセイル脇に配置される合計32基のUAVラウンチベイに格納されている。（UAVは基本的に着水後に回収かアセシオン領域内に着陸）ラウンチベイは専用機のみ配置できる構造になっており、機体と接続する短距離電磁カタパルトとガス圧縮機が装備されている。ガスとカタパルトの複合によるコールドローンチで発射された機体はロケットブースターで短距離を飛行、自身のエンジンを点火し巡航に入る。
アリコーンで用いられていたロータリーランチャー方式のUAVラウンチベイは廃止され、構造を簡略化し大型の機体を射出可能なVLS方式UAVラウンチベイを搭載。これにはMQ-103A セイバートゥースが配備されており、レールガンの弾着観測や長距離偵察などをこなすことになる。なお、バリアドローンはコストパフォーマンスの問題で切り捨てられ、その分を弾薬庫と燃料タンクに回している。
格納庫は8つの仕切りに分けることができ、ダメージコントロールの際には閉鎖される。
燃料搭載力は6800t、弾薬は3500tとなっている。弾薬庫は耐圧殻と装甲に守られた部位に配置されているものの、燃料タンクはバラストタンクと並んで12基に分かれて装備されており、緊急時には燃料の放出やバラストタンクとしての利用も可能となっている。アリコーンより拡大されており、作戦行動能力の向上が見込まれている。
艦載機は全格納とされており、搭載機のうち有人機と給油担当のタンカーは主格納庫へ格納、UAVはセイル脇に配置される合計32基のUAVラウンチベイに格納されている。（UAVは基本的に着水後に回収かアセシオン領域内に着陸）ラウンチベイは専用機のみ配置できる構造になっており、機体と接続する短距離電磁カタパルトとガス圧縮機が装備されている。ガスとカタパルトの複合によるコールドローンチで発射された機体はロケットブースターで短距離を飛行、自身のエンジンを点火し巡航に入る。
アリコーンで用いられていたロータリーランチャー方式のUAVラウンチベイは廃止され、構造を簡略化し大型の機体を射出可能なVLS方式UAVラウンチベイを搭載。これにはMQ-103A セイバートゥースが配備されており、レールガンの弾着観測や長距離偵察などをこなすことになる。なお、バリアドローンはコストパフォーマンスの問題で切り捨てられ、その分を弾薬庫と燃料タンクに回している。
格納庫は8つの仕切りに分けることができ、ダメージコントロールの際には閉鎖される。
燃料搭載力は6800t、弾薬は3500tとなっている。弾薬庫は耐圧殻と装甲に守られた部位に配置されているものの、燃料タンクはバラストタンクと並んで12基に分かれて装備されており、緊急時には燃料の放出やバラストタンクとしての利用も可能となっている。アリコーンより拡大されており、作戦行動能力の向上が見込まれている。
機関
第8世代3型改シャロウ式原子炉を搭載。第8世代はシャロウ社の艦艇用溶融金属原子炉を指し、本級では潜水艦用NaK合金冷却炉を2基搭載している。電磁ポンプの採用により可動部品が最小限に抑えられるため静粛性に優れている。超巨大な船体を駆動させるため大型ではあるものの、アリコーンに搭載するとされたNaK原子炉に比べて小型化がなされている。
推進方式はレールガンのエネルギーなど艦内で使用される電力が大きいこともあり、統合電気推進を使用。原子炉で発電した電気をそのまま推進器やレーダー・ソナーの駆動、レールガンの発射に使用している。
なお、本艦は単独行動を想定しているため、水上艦隊からの逃走のために38ktもの速度を発揮可能となっている。その推進能力は副船体後部のポンプジェット推進器2軸、ヘリカル型電磁推進機2基に賄われており、無音航行時はリチウム電池と電磁推進を併用して6ktを発揮する。リチウム電池の大幅削減や原子炉小型化により速力は下がったが、問題ないとされた。
推進方式はレールガンのエネルギーなど艦内で使用される電力が大きいこともあり、統合電気推進を使用。原子炉で発電した電気をそのまま推進器やレーダー・ソナーの駆動、レールガンの発射に使用している。
なお、本艦は単独行動を想定しているため、水上艦隊からの逃走のために38ktもの速度を発揮可能となっている。その推進能力は副船体後部のポンプジェット推進器2軸、ヘリカル型電磁推進機2基に賄われており、無音航行時はリチウム電池と電磁推進を併用して6ktを発揮する。リチウム電池の大幅削減や原子炉小型化により速力は下がったが、問題ないとされた。
C4ISTAR
・統合指揮統制センター(JCDC)
本級はロゼッタ戦闘システムを採用しており、エルステリア級と同じくTFCCとCVICを統合したJCDCが設置される。ただし、単艦行動の機会が多く、艦隊で行動したとしても護衛潜水艦による群狼艦隊の指揮に留まることからTFCCの機能は大きく削られており、乗員の削減のためオートメーション化が進んでいる。
IBSからの情報供給の他、TACAMOやVLF通信所からの通信にも対応しており、連絡を受け取った際にはレールガンや戦略核攻撃機などで戦術核攻撃を行うことも可能となっている。
IBSからの情報供給の他、TACAMOやVLF通信所からの通信にも対応しており、連絡を受け取った際にはレールガンや戦略核攻撃機などで戦術核攻撃を行うことも可能となっている。
・ロゼッタ戦闘システム
本級ではシーウルフ級基準の戦術処理装置を装備する計画ではあったが、充実した水上戦用装備を持つためにロゼッタシステムの搭載が決定された。JCDCやBQQ-5Eの制御を行う他、多機能レーダーや広範囲捜索レーダーの制御、電子戦に防空、航空管制などを一手に引き受ける艦艇制御システムとして機能する。
その機能はミサイル駆逐艦に装備されるフルスペックバージョンではなく、あくまで空母に搭載される指揮統制と自衛、航空管制に特化した構成内容であり、モジュラー化され汎用性に優れるアリコーンのロゼッタシステムもそのように最適化されている。
とはいえ、単なる米空母で使われているSSDSの後継ではなく、より進歩した光学監視システムと情報管制ネットワークの実装により、格納庫内の航空機の位置情報をデジタル情報として表示できる他、甲板上のレインボーギャングの位置情報表示、各機の兵装設置状況、そして艦載機側に実装されていればの話だが、自己診断プログラムとの連携により残燃料や弾薬なども確認可能となっており、極めて高い情報共有と甲板運営が可能となっている。潜水艦という極めて特殊な環境下かつ狭い飛行甲板、格納庫という状況でありながら、有人機のみのソーティ数は100回/日と潜水空母としては並外れたソーティ数を誇っている。
その機能はミサイル駆逐艦に装備されるフルスペックバージョンではなく、あくまで空母に搭載される指揮統制と自衛、航空管制に特化した構成内容であり、モジュラー化され汎用性に優れるアリコーンのロゼッタシステムもそのように最適化されている。
とはいえ、単なる米空母で使われているSSDSの後継ではなく、より進歩した光学監視システムと情報管制ネットワークの実装により、格納庫内の航空機の位置情報をデジタル情報として表示できる他、甲板上のレインボーギャングの位置情報表示、各機の兵装設置状況、そして艦載機側に実装されていればの話だが、自己診断プログラムとの連携により残燃料や弾薬なども確認可能となっており、極めて高い情報共有と甲板運営が可能となっている。潜水艦という極めて特殊な環境下かつ狭い飛行甲板、格納庫という状況でありながら、有人機のみのソーティ数は100回/日と潜水空母としては並外れたソーティ数を誇っている。
レーダー・ソナー
本級では水上戦闘力の確保が必要であるとの観点から、ロゼッタ戦闘システムの搭載により、フェーズドアレイレーダーの装備が行われている。レーダーは空母と同じくRA/SPY-3E、RA/SPY-2Dを搭載しており、それぞれがミサイルの誘導を行うことになる。ミサイルの同時誘導能力は32発となっており、ARHのミサイルを用いることで更に投射数を向上させることも可能。
多機能レーダーやMFEWの電子妨害能力を備えており、ミサイルの防御に関しては他潜水艦を圧倒的に上回る。それに加え、弾道弾攻撃を受けた際のBMDモードも用意されており、SM-6による下層迎撃機能を持ち合わせている。
ソナーはシーウルフ級のシステムを移植。艦首、両舷、主船体艦尾に装備されている。アリコーンでは問題とされていたバッフルチェックだが、艦尾には艦首と同じ球形アレイを装備しており、方向転換をせずともバッフルチェックが可能となっている。
多機能レーダーやMFEWの電子妨害能力を備えており、ミサイルの防御に関しては他潜水艦を圧倒的に上回る。それに加え、弾道弾攻撃を受けた際のBMDモードも用意されており、SM-6による下層迎撃機能を持ち合わせている。
ソナーはシーウルフ級のシステムを移植。艦首、両舷、主船体艦尾に装備されている。アリコーンでは問題とされていたバッフルチェックだが、艦尾には艦首と同じ球形アレイを装備しており、方向転換をせずともバッフルチェックが可能となっている。
武装
本級の武装は空母や潜水艦としても極めて特異な攻撃用兵装を搭載している。ミサイル運用能力はもちろん、大きな目玉はレールガンの搭載と言える。
アリコーンの武装最適化により装備内容は大きく変更されており、その能力は戦術行動を最優先にされている。
アリコーンの武装最適化により装備内容は大きく変更されており、その能力は戦術行動を最優先にされている。
・Mk.3 203��45口径電磁投射砲
203mm45口径レールガンは射程600kmを誇り、射出後はロケットアシスト推進とGPS/INS誘導、対地弾頭はTERCOMにより敵へ誘導される。155mm砲弾に装弾筒を装着することにより203mmに対応。砲身を延長し、発射エネルギーを大きくすることで200mmレールガン砲弾より威力が向上している。発射速度は毎分80発。
使用弾薬はHEAS（対艦榴弾）、APE（徹甲榴弾）、核弾頭（NW）が採用されている。仰角が75度と高いため対空兵装や広域ミサイル防衛を行うことも俎上にはあったが、結局ソフトウェア開発の問題で頓挫している。
使用弾薬はHEAS（対艦榴弾）、APE（徹甲榴弾）、核弾頭（NW）が採用されている。仰角が75度と高いため対空兵装や広域ミサイル防衛を行うことも俎上にはあったが、結局ソフトウェア開発の問題で頓挫している。
・Mk.48 SVLS
ミサイル発射機はMk.45の改良型であるMk.48 SVLSが搭載される。こちらは基本構造こそMk.45の改良型ではあるものの、深深度潜航に対応するため圧力隔壁を備え、隠顕式とすることで対応している。途中入り込む異物に対しては洗浄用バブルにより排出されることになる。合計96セル装備されており、個艦防空ミサイルの他、ミサイル防衛用のSM-6も一定数搭載される。Mk.41のものを改装した水中発射用クアッドパックを用いることでミサイルの水中発射が可能となっており、上空のヘリコプターや哨戒機に攻撃を加えることもできる。
積極的な対水上戦闘は考慮されていないが、対艦ミサイルはLRASM2が搭載されることになっている。こちらも水中発射用に改修されており、母艦側からEHFアンテナを伸ばすことでIBSや偵察機のデータリンクによる情報を利用可能。
積極的な対水上戦闘は考慮されていないが、対艦ミサイルはLRASM2が搭載されることになっている。こちらも水中発射用に改修されており、母艦側からEHFアンテナを伸ばすことでIBSや偵察機のデータリンクによる情報を利用可能。
・Mk.224 THEL2
本艦ではロゼッタ戦闘システムの搭載に伴い、新兵装の試験を兼ねて近接防空兵器としてTHELが装備される。これはノースロップ・グラマンが開発していた中赤外線域化学レーザーを高出力化し戦術ミサイル防衛用にチューニングされたものである。出力は850kwにも達し、RAMと同程度の射程でジルコンミサイルの弾頭部を熱し自爆させることに成功している。
ロゼッタシステムと多機能レーダーの管制により稼働させることが可能であり、SSDS系列のシステムにも組み込むことにも成功している。
このほか、RAMやレンダリアCIWSなど標準的な防空火器を装備しており、浮上時においてもその戦闘力は水上艦をも凌駕している。
ロゼッタシステムと多機能レーダーの管制により稼働させることが可能であり、SSDS系列のシステムにも組み込むことにも成功している。
このほか、RAMやレンダリアCIWSなど標準的な防空火器を装備しており、浮上時においてもその戦闘力は水上艦をも凌駕している。
・533mm魚雷発射管
自衛装備でも対潜攻撃を行うための兵装。オリジナルのプロイェクト・アリコーンでは装備されなかったものではあるが、潜水艦戦力の増勢を受けて自衛用に装備されている。この他、トマホーク巡航ミサイルの発射も可能であり、対地攻撃時に使用されることもある。前方4門、後方2門が装備され、弾薬貯蔵量はそれぞれ32発、12発となっている。
運用
本潜水艦は主にマダガスカル基地を根拠地としており、活動領域はインド洋となる。だが、原子力潜水艦という性質上世界のどこにでも展開可能であり、速力と合わせて10日以内に目標海域へ展開する能力を備えている。潜水艦という特性を生かし、海域を封鎖する部隊に対しレールガンでの奇襲攻撃を行う、警備が手薄なエリアに航空攻撃を仕掛けるなど、その役割は砲艦外交より実力行使にウエイトを置いている。機密レベルも高く、通常では近距離からの撮影が完全に禁止されている。
その性格上、高価値資産であるがために潜水艦の護衛が就くことになっており、本級だけでなく打撃群全体の能力は小国海軍と同レベルの戦闘力を持つことになる。
通常の潜水艦とは違い、艦長は大佐が就くことになっている。
その性格上、高価値資産であるがために潜水艦の護衛が就くことになっており、本級だけでなく打撃群全体の能力は小国海軍と同レベルの戦闘力を持つことになる。
通常の潜水艦とは違い、艦長は大佐が就くことになっている。
運用国
・ルートアセシオン・ミーリア帝国
関連項目
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