ブラック級ミサイル巡洋艦

種類ミサイル巡洋艦(システム艦)
分類3級艦
価格22億ドル
性能緒元
全長268m
全幅29m
全高59m
満載排水量28,980t
乗員操艦220名
航空要員35名
武装Mk.59 203mm55口径単装砲AGS x1
Mk.138 SVLS x64セル
Mk.57 PVLS x160セル
レンダリアCIWS x2
RAM 21連装発射機 x2
3連装324mm魚雷発射管 x2
速度31.4kt
機関MT30 x4
アル・メナス HTSモーター x2
固定ピッチプロペラ x2軸
航続距離8000海里
レーダーRA/SPY-7A(V)2 4面
RA/SPY-2D(V)2 4面
AN/SPS-4 航海用 1基
防御兵装SRBOC x4
Nixie x2
MFEW 4面
RA/SLQ-46 バルーンデコイ x2
C4ISTARロゼッタ戦闘システム
GCCS-M
ソナーRA/SQQ-109
搭載機ヘリ、またはUAV
航空設備Mk.8 着艦用スカイフック
RAST 着艦拘束装置

概要

本級はルートアセシオン・ミーリア帝国ジェラルド社が建造したミサイル巡洋艦。ズムウォルト級の強化発展型とされ、新規のシステムであるロゼッタシステムを搭載した。本級は防空中枢を担う艦艇として建造されており、ミサイルの搭載数は数百発を数える。実質的にタイコンデロガ級の後継艦であり、その能力は飽和攻撃への対処に全力を発揮する。
ズムウォルト級を参考に、ミサイルVLSを合計224セル搭載しながらシステムや人員の省力化を図り、できうる限りの重量削減を行った艦隊のワークホースとして建造される。
主要な任務としてCSGやSAGの護衛が挙げられる。小規模のSAGから空母を要するCSGまで幅広い部隊を構成し、その基幹要素となっている。

来歴

2000年、メリナ連合王国は軌道エレベーター建設を発表。これに対し、メリナ海軍はこれまで以上に広範囲の警戒監視や高強度紛争への対応、テロ警戒などに当たることになり、大幅な軍事費増額が決定された。海軍はメリナ王国軍の主力として広範囲に渡り様々な任務を遂行することが考えられたことから、空母打撃群の構築へ舵を切ることとなった。この海軍戦略を「フロントライン戦略」と称し、海軍は新たな時代を迎えることになったのだ。
この一環として、機動力には優れる反面、ユニットとしては脆弱性を抱える航空機という兵器からの脱却を図り、短時間に圧倒的な火力を指向するための兵器として新兵器である砲発射式ミサイルや誘導砲弾の搭載が志向された。これは誘導砲弾の技術知見から得られた運用実績を基に製造され、より射程を延長した打撃ユニットとして進化することとなった。
主に衛星との連携による広範囲の警戒監視網を海上から埋め、そして有力な打撃戦力となるために整備される艦隊は、あらゆる局面に対応するため多用途化が求められている。特に巡洋艦はその打撃戦力の中核として位置づけられ、あらゆる強度の紛争に介入するためのアセットとして自己完結性が求められた。SAG、BBG、CSG、そして艦隊単位での柔軟な運用を行うためロゼッタシステムの搭載はもちろん、様々な装備を搭載される。
計画の推進者であったシャルロット・コスティライネン大将はバイエルン級を手本として、以下のコンセプトを提示。
・ロゼッタシステムの採用
先の航空母艦に採用されたロゼッタ戦闘システムは航空母艦において試験がなされる予定であったが、元来は次世代ミサイル艦に適用されるべく開発されたC4Iであり、用意されたレーダーやシステム系は21世紀の技術資産を基に構成されている。
・広範囲に渡る火力
本級はアセシオンが保有するロゼッタシステム採用艦とは性格が違い、遠距離防空から僚艦防空まで広い範囲の防空を担当する。搭載されるミサイルの種類も増加する予定であり、VLSの拡大とクアッドパックの採用で種類の増加による絶対数の不足を補うことになっている。
・汎用性の確保
本級は外洋での軽便なワークホースとしての性格を有しており、あらゆる局面に対抗できるよう装備が共通化・一本化されている。

以上のコンセプトに基づき、ブラック級のコンセプトは策定。建造が開始された。

設計

船体

本級はズムウォルト級ミサイル駆逐艦と類似した形態をとっており、吃水線付近が最も幅広く、乾舷は船体内向きに内傾しているタンブルホーム船型を採用した。これは帆船を多用されていた中世に船体上部の重量軽減のために考案された船型であり、黎明期の装甲艦や戦艦にも採用されていた船型である。第二次世界大戦期以降姿を消していたものであったが、ステルス性の観点からこの船型が採用されることとなった。また、船首形状も、従来は波を乗り越える形状であったのに対し、本級は波浪を貫通する形状となっており、水面上より水面下の方が前方に突き出ている。広い船尾トランサムも1枚の単純平面で構成され、側面同様に内傾している。これらをあわせて、波浪貫通タンブルホーム船型(Wave Piercing Tumble Home hull form)と称されている。武装搭載能力を重視した幅広のモノハル船体であり、波に強く航空機の離着艦にも有利になっている。アムステルダム級から採用したタンブルホーム船型は、水平方向からくる電波はほぼすべて空に向かって反射されるため、旧来のステルス性設計を凌駕する。艦船や航空機に搭載されているレーダー機器から発射される電波波長領域では、現在運用されているアーレイバーク級に比べ、RCSが50分の1程度になるといわれている。
船体構造は主に高張力鋼を使用するが、中央構造物はCRFPを中心に使用されており、排水量と重心を下げる試みがなされている。このCFRP素材はステルス性向上にも効果があり、構造材として採用された。
主甲板は主砲やヘリパッドが配置されており、中央構造物はその上部に配置される。船体中央にデッキハウスと呼ばれる大きな上部構造物が設けられており、単純な平面で構成された壁面はいずれも内傾しているため、上部構造物は多角錐型になっている。明確な煙突といった構造物は存在せず、吸気口と合わせて上部に配置される。
武装配置もズムウォルト級駆逐艦を概ね踏襲しているが、主砲を1基減らした構成となっている。艦首に砲を1基、直後にMk.138 ミサイルVLS、艦橋と続くオーソドックスな配置となっている。レーダーも前艦橋に集中配置されており、航海艦橋上部の四角形大型レドームにSPY-7A、SPY-2Dが格納されている。
マストの類は存在せず、全てデッキハウスに収められている。頂上部には航海用レーダーが配置されるが、こちらも電波選択透過型の円錐型レドームに収められている。
大排水量を得て武装の搭載能力も向上しており、大型のミサイルVLSであるMk.138を搭載し打撃能力も向上している。

航空機運用能力

本級は水上戦闘艦ではあるものの、ヘリコプターとUAVを運用する能力を付与されている。これらの艦載機は対潜哨戒や偵察、小型船舶などへの対処を行うことになっている。
航空機管制室は2基ある格納庫の中央に存在しており、航空機の管制業務を行う。シーステート5までの海況であればヘリの運用が可能となる。
ヘリとUAVの同時運用が可能であり、その時の任務により搭載機数は変化する。甲板は大型化しており、大型のヘリでも離着艦が可能となっている。

搭載機一覧

本級の目玉の一つは航空機運用能力であり、その数は3機を数える。
飛行隊は以下。
・MH-125T
MH-60R、SH-60Kの汎用性を受け継ぎ、あらゆる局面に対応できるよう考慮された汎用ヘリコプター。
主に対潜哨戒や偵察、物資輸送を行うことになっている。
・MQ-8D シースカウトEX
偵察を行うための軽UAV。武装や物資の搭載を可能としており、地上や艦船への攻撃にも適応。ステルス性を付与されており、近距離での偵察行動にも使用できるようになっている。
・RQ-21 ブラックジャック
無人偵察機。シースカウトとは違い純粋な偵察機として運用される。

格納庫設備・補給

格納庫が艦尾ヘリコプター発着スポットの前に1基用意されている。内部寸法は6x30x7mとなっており、合計でヘリコプター2機を収容可能となっている。
ヘリの武装はヘリ格納庫の下部第3甲板に存在し、こちらにはヘリの弾薬の他、魚雷発射管の予備魚雷も配置されている。
燃料タンクは第二甲板の舷側に搭載。中空装甲の役割を果たし、攻撃があった際はこちらで衝撃を緩和する。

機関

大出力のMT30ガスタービンを4基搭載。LM2500より大型ではあるものの、出力の高い大出力機関となっている。このガスタービンは主に整備性を優先されている。制御はロゼッタシステムの艦艇保守システムが担っており、CICで状況確認が可能となっている。
本級は護衛艦に徹するという方針から速度を重視せず、大電力を賄う目的で統合電気推進を採用している。発電機はHTSモーターを用いる。

C4ISTAR

・戦闘指揮所(CIC)
本級はロゼッタ戦闘システムを採用しており、CICには意思決定システムが配置される。これはロゼッタシステムが収集したあらゆる階梯の情報が集約され、艦艇の意思決定を手動または自動で行う極めて重要な部署となっている。
・ロゼッタ戦闘システム
ミサイル駆逐艦である本級ではフルバージョンのロゼッタシステムが搭載される。具体的には空母や潜水艦では適用されていなかった艦隊防空やBMDの機能を搭載しており、逆に司令部施設の機能は削除されている。
バージョンは巡洋艦向けの輸出型であるベースライン2.1であり、今後の新技術開発などによりバージョンアップされる予定である。

レーダー

本級では艦隊防空やBMDを行うための主要システムである大型レーダーを備える。
・RA/SPY-3E(V)2
ミサイル駆逐艦向けの広範囲捜索レーダーシステム。RMAは24基構成。探知距離1700km(BMDモード時3000km)、追尾目標数3000基。概ねSPY-3Eと同じ構成となっており、ヒートシンクも共通の部品となっている。
・RA/SPY-7A(V)1
このレーダーはフリゲート用の小型マルチバンド多機能レーダーとして開発されていたが、後にミサイル駆逐艦向けのシステムも開発されている。RMAモジュールを34個繋ぎ合わせて構成される。最大探知距離はLバンドでの760kmとなっており、スペクトラム拡散方式を採用され電子妨害に強くなっている。半導体素子はGaN素子を利用。ICWI照射能力を備え、ミサイルを終末誘導可能となっている。
ミサイルの同時迎撃能力は計算装置の処理能力の向上に伴い24目標を数えるが、RAMなど撃ちっぱなし方式ミサイルやARHでの終末誘導が不要なミサイルとの併用で数字以上の迎撃能力を備えており、艦隊構成にもよるものの数千発のミサイルによる飽和攻撃にも耐えられるようシステム構成がなされている。送受信機とシグナルプロセッサを一体化しており、そこに水冷ヒートシンクを配置している。

ソナー

・RA/SQQ-109
バイ/マルチスタティックオペレーションが可能な統合ソナーシステム。以下の構成要素を備える。
・AN/SQS-61
高周波ソナー。主に障害物探知用として用いられるが、機雷の探知能力も持ち合わせる。
・AN/SQS-60
潜水艦探知用の中周波ソナー。高周波ソナーと合わせてデュアルバンドソナーを構成する。
・AN/SQR-20
曳航ソナー
・LAMPS Mk.4
新たにMH-125Tを用いることになった新世代のLAMPS。射撃管制レベルのデータリンクで接続されており、ヘリが捉えた目標に対し即座に攻撃が可能となる。ヘリ自体にもソノブイなどのデータを解析する能力があり、単独での行動能力も持ち合わせる。

武装

本級の武装はミサイル巡洋艦用に最適化され、主に艦隊防空を担当することになっている。その影響範囲は遠距離防空やミサイル防空から近接防空まで幅広いものとなっている。
・Mk.55 203mm55口径単装砲AGS
アセシオン製の新型砲で、大型艦向けの砲として搭載。127mm砲が簡易的なCIGSとしての役割を持っていたこととは対照的に、こちらのAGSは対地攻撃に特化している。米国製155AGSの威力及び射程向上版であり、その射程は130kmにも及ぶ。弾種は対地榴弾(BLRP)、対地ロケットアシスト榴弾(LRLAP)となっている。射程はそれぞれ44km、130劼箸覆辰討い襦Kっ討204発を搭載。アセシオン側制式名称はMk.55。
・Mk.57 mod8 PVLS
主にEMIMやVLAなど近距離用のミサイル発射装置ではあるが、打撃任務ではトマホークの搭載も可能なミサイル発射システム。こちらはダメージコントロールのため船体側面のスリットに搭載され、被弾した場合においても被害を局限化するよう配置されている。レーダー技術で培われた冷却技術を応用し、新型のパッシブヒートシンクを配置することで連続発射に耐えられるよう改修されている。
・Mk.138 mod1 SVLS
ミサイル発射機はMk.138 SVLSが搭載される。ズムウォルト級では2基目の主砲が搭載されていた場所ではあるが、本級ではミサイルVLSに換装されている。合計64セル装備されており、その半数以上をSM-7系列が占める。
積極的な対水上戦闘は考慮されていないが、対艦ミサイルはLRASM2を追加搭載されることになっている。
・レンダリアCIWS
先進近接防空システムであるレンダリアCIWSを備える。これは30mm機銃弾を発射する高レートの機関砲であり、唯一の個艦防空システムとして搭載された。中央構造物前方、後部構造物の煙突後部に隠顕式で配置されている。
・324mm魚雷発射管
自衛装備の範疇ではあるものの、魚雷発射管を備える。西側兵器群では一般的な3連装短魚雷発射管であり、後部構造物のレーダーブロッカー内部に隠顕式で搭載されている。使用時はシャッターが開き、魚雷を手動またはCIC制御で投下する。
・Mk.89 mod2 4連装ミサイル発射機
LRASM2用の4連装ミサイルランチャー。本級には合計8発のミサイルを搭載可能となっている。バイエルン級ではLRASM2専用のMod1が用いられていたが、本級ではトマホークの発射も可能となったMod2が装備される。若干大型化してしまったが、装甲と耐熱部品を除いた部分はステンレス合金の採用で軽量化に成功し、システム重量は変わっていない。起倒式となっており、中央構造物に隠顕式で搭載される。発射時にはレーダーブロッカーを展開し、ミサイル発射機が起き上がる形となる。

搭載ミサイル

・SM-7MR
中距離用艦対空ミサイル。SM-7ERが射程延伸型であるのに対し、このSM-7MRはリサリティ・エンハンサ弾頭を備え、SM-7ERより広範囲の迎撃目標を攻撃する。
・SM-6SR
本級の基本となるミサイルシステム。中距離艦隊防空の他、下層段階でのBMDを担当する。
・SRSM
本級の近距離艦隊防空を行うミサイルシステム。僚艦防空や個艦防空に用いられる。
・07式対潜ロケット
対潜水艦用の短魚雷投下システム。
・トマホーク Blovk4
対地攻撃用ミサイル。
・LRASM2
VLSに搭載される対艦ミサイル。自衛に留まらない攻勢的な対艦戦闘を可能とする長距離ミサイルシステムとなっている。

VLS搭載ミサイル内容

護衛任務
Mk.138SM-7MR x34セル
SM-6SR x16セル(64発)
SRSM x10セル(50発)
SMBI Block1 x4セル
Mk.57SM-6MR x100セル
EMIM x40セル(160発)
VLA x20セル
打撃装備
Mk.138SM-7MR x34セル
SM-6SR x16セル(64発)
SRSM x10セル(50発)
SMBI Block1 x4セル
Mk.138SM-6MR x70セル
EMIM x30セル(120発)
VLA x10セル
TACTOM x50セル
やっちゃえ装備
Mk.138TACTOM x64セル
Mk.57TACTOM x160セル

運用

本級は戦艦や空母などの護衛戦力として戦力投射任務に就くことになっており、大規模な戦闘が予想される地域、または広い領域に配備されることになる。

同型艦

ブラック

ホワイト

シャイニールミナス

ハッピー

サニー

ピース

マーチ

ビューティー

ロイヤルキャンディ

フローラ

マーメイド

トゥインクル

スカーレット

スター

ミルキー

ソレイユ

セレーネ

コスモ

エコー



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